ホタルの「怪」ーそのニ
わが家の、すぐの目の前で、毎年のように「ホタル」がガ発生していました。
「ホタル」の種類は「ゲンジボタル」。
ところが、今年になってこの「ゲンジボタル」が姿を消したのです。
「6月20日」以来、毎晩のように水辺を観察したのですが、
「1,2個」の「うす緑」の蛍光を見ただけで・・
滅びを意識し始めました。
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ところが奇跡が・・・「怪」ガ・・存在していたのです。
「7月」に入って、すぐの日のことです。
あまり期待模せずに「水辺」を覗きこみました。
そこには、「糸くず」のような光が・・・。
1個、2個、3個・・・10個、20個・・無数に光っているのです。
「ヘイケ」です。「ゲンジ」に比べたら「黄緑」の光も劣ります。
空を飛ぶ姿も「ゲンジ」の「悠然」とした動きから、
やや忙しげに、光も「白っぽく」、時に小さい円を描き光を閉じます。
・・・・・・
「『ゲンジ』のほうが好きだ・・」
誰からとなく呟きが聞こえてきます。
「ゲンジボタル」の大粒の「黄緑」の輝き、
「お空」の飛び方も「ゆったり」と余裕があります。
それに比べて「ヘイケボタル」ときたら、光も「白熱」で小さく・・・
「お空」の飛び方も、時に「クルクル」とと「円を描き」、小さくウエーブを描いて 消える。
・・・・・・・
「線香花火」なら「終わり」間近の「柳の葉っぱ」。
「花」ならば・・・野に咲く川原なでしこ」。
押し付けのない、「楚々」とした処が好きです。
そ
して、なぜ今年になって
「ゲンジ」から「ヘイケ」なのか・・・
いろんな理屈がありそうですが。。。
どうやら、「『ホタル』の『怪』」
の仕業のようです。

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