はるばる倉敷市から皆さんが
バス2台で美川にこられました。
さる2004年9月に岡山県南部での高潮で
死者を含めた膨大な水害がありました。
これを機に倉敷市でボランティアさんを受け入れる側として
ボランティアコーディネーターを一般市民から募集し
養成を始められました。
この方たちは2005年から災害についての講座研修、実地研修、
防災訓練参加、神戸の災害施設の見学などの講習を経て、
美川の実際被災された現場、被災された方々の生の声を聞いて
自分たちの活動に生かそうと来町されました。
まずは現場に行く前に班分けをし
調査項目、質問事項をみんなで話し合います。
次は実際現地に行き地形確認、当時の状況の聞き取り調査です。
最初は初対面で質問も途絶えがちでしたが、地元の方の生々しい実体験に
人事とは言えず真剣な表情で話しに聞き入っておられました。
ここらでちょっと腹ごしらえ
美川名物『でか丸くん』の紹介と、打ち立てのお蕎麦で休憩です。
地元で採れた『タラの芽』のてんぷらがめちゃオイシイ!
この養成講座を企画しておられる
市職員の林さんも思わず
にっこりです。
さて皆さんが調査された事をコミュ二ティセンターに持ち帰り
実際に災害が起こったと想定して ボラセンの稼動、ニーズ対応を
考えまとめ発表します。
5班ともそれぞれが自分たちに何ができるかを感じながらの
みごとな発表です。
隊長も美川の水害以来地元の人に聞けなかった当時の心情やら、
ボランティアに対する思いを、倉敷の人たちを介して聞くことができたので
感無量です。
地元の人
「あの時はとにかく『かたずけにゃぁ』と思ってボランティアさんが
来てくれてありがたかった。頭ん中真っ白じゃった。今やったら
勢いで捨てたお父さんとの写真や家族の写真一億円だしても
取り戻したいって思うんじゃがね〜」
地元の人のこんな思いを
きちんと聴いてこられた方がおられました。
いざという時目先のことばかりに目をとられてしまいがちですが
肝心の『心』を届ける事を忘れない
そんなボランティア活動を続けられたらとあらためて思いました。
倉敷の皆さん『幸せな優しい気持ち』みなさんに届けてあげてくださいね
倉敷の方からのおみやげ沢山いただきました。
スタッフのみんなで一緒に食べました。
めちゃんこ美味しかったで〜す。
ありがとうございました

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