2006/7/30

「暑いなぁ」  彼と彼女の風景
その声に振り向くと、自転車に乗った彼がいた。
「ほんと、暑いよね」
彼女は、そう答えながら前髪を直した。
「良かったら俺の愛車に乗って帰らないか?」

小学校●中学校とずっと同じだった二人は、この春から同じ高校に通っているけれど、別のクラスだ。今日で期末テストも終わった。

「歩いて帰るよりは涼しいぜ」
彼女はちょっとだけ考えたが、乗せてもらうことにした。
左手に持っていたバッグを肩に掛け、自転車の後輪の車軸の上に立ち、彼の肩につかまった。
「もうすぐ夏休みだな」
そう言うと彼は自転車を漕ぎだした。
「あ、風が涼しい」
「そうだろ。歩くよりは全然良いよな」

そのまま1ブロック程過ぎた所で、唐突に彼女が言った。
「最近、隣の席の娘と仲が良いみたいじゃない」
「あ、なに? 妬いてるの?」
「バカ、そんなんじゃないよ」

少し先に歩道がちょっと狭くなっている所があった。向こうから小学生の一団が来たので、電柱の手前で止まり、彼らが通り過ぎるのを待った。

「お兄ちゃんたち、二人乗りしちゃいけないんだよ!」
一番後ろにいた男の子が立ち止まって言った。
「そうかぁ?」
「うん、先生が言ってたもん」
「ふーん、でも友達同士で二人乗りしちゃいけないって言ってたんだよな?」
「そうだよ」
「だったらお兄ちゃんたちは二人乗りしても良いんだよ。だって恋人同士だもん」
そう言われ、分かったような分からないような顔をした男の子は、ふと後ろに乗っている彼女の顔を見た。
「あ、お姉ちゃん泣いてる。お兄ちゃんが泣かしたんでしょ。父ちゃんが『女を泣かすのは男のクズだ』って言ってたぞ!」

彼は彼女をちらっと見たあと、男の子に向かってかがみ込みながらながらこう言った。
「いいか坊主、家に帰ったら父ちゃんに聞いてごらん。『うれし涙でもダメなの』って」
「うん、聞いてみる!」
そう言って駆け出した男の子を見送ったあと、彼は再び自転車を漕ぎだした。

「午後からプールにでも行こうか?」
彼女は、声が震えたりしなければいいなと思いながら、青空を仰ぎ見て
「うん! 行きたい!」
と答えた。

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2006/7/12

先週末  映画・テレビ
借りて来たDVD「青空のゆくえ」に出ていたメンバーのうち3人もが、昨日から始まったフジテレビの「ダンドリ」に出ていてちょっとビックリ。

女子バスのキャプテンだった森田彩華がガリ勉役だったり、帰国子女でおとなしい役だった西原亜希がキャバクラでバイトしていたりして、落差がかなり面白い。元気娘の悠城早矢は、今度は本人が本当に黒帯を持っている空手部員役で相変わらず元気だけど、髪がとても短くなったので、ちょっとイメージが変わって見える。今回は無口な役みたいなので、ちょっと残念でもある。所属事務所フォスターのページから入って悠城早矢→メッセージとたどると出て来る早矢豆日記が、結構頻繁に書き込みがあって楽しめる。

それにしても榮倉奈々は背が高く見える。プロフィールでは170cmとなっているけど去年のデータのようなので、今はもっとあるのでは?

...と久しぶりに書き込んでみたけれど、あまりにもミーハーすぎたかな?

Read More はコメントへの返事です → PinguChocoさん
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