2014/7/28

夏の終わり  クロアチア

月曜日の岩場には、静寂が戻っていた。

心置きなく、まずは6c+ 35mにトライすべく、アップでヌンチャク掛け。

・・・の、つもりが、核心部はそのまま越えて、上部は濡れてて嫌らしかったが、何とかクリア。

そのまんまマスターでレッドポイント。

アップしてない上に核心部はカチの連続なので、腕パンパンです。


クノがアップでコレをトライ。

前日のオンサイト祭りで余りに疲れが残りすぎているので「僕この6c+でも腕張るし、7a+(12a)は、もう辞めるワ」

ってっ!昨日あれだけ待ったのに、あっさり諦める?今日は最後だよ!?


「ダメなら今日は空いてるんだし、隣の6cから回収だって出来るじゃない?勿体ないよ」

としつこく勧めたら、「じゃぁダメ元で」と、トライする気になったらしい。


ところが、初回から核心部は越えている。


ムキムキちょんまげ兄ちゃんが、何度も落ちてたセクションも無事通過。

めでたくレッドポイント。


で、上から「やる?」と聞かれ、35mで疲れてはいたが、とりあえずトップロープにしてもらう。


この7a+は2回目。

どうも明らかに、ここ数日で前傾壁に強くなっているらしく、核心部も抜けることが出来た。

が、まだ上もカチが連続する。

例の、ちょんまげアンちゃんが落ちてたセクションだ。

ムーブは繋がったが、30mものこの難題に取り組むには、もう雨も降りそうだし回収してしまう。

ところが前傾なので、雨が降っても壁は濡れることなく、改めてのラストトライ。


「おぉ!核心部の2本指カチが決まった!」

これはもう、行くしかない!

クリックすると元のサイズで表示します
上部カチ帯に突入。しかし腕は限界

クリックすると元のサイズで表示します
シェイクで粘る


越えたぞ!

更に終了点直下がやや悪い。

あくまで「やや」なんだけども、腕が・・・

しかも休むほどに汗は吹き出し、ヌメル。


戻ってレスト。出ようとして、またヌメッて戻る。

粘りに粘った、レッドポイント。


このメインウォール、同じエリア内の他の壁に比べると、少し辛めのグレードだ。

6cは6c+くらいだし、この7a+は、鳳来でいうなら卒業12bに匹敵するムーブ。

それで30mあって、しかも12aと呼ぶには核心部が余りにも長すぎる。


慣れた岩場なら、怖がりの私でも2,3回で12aくらいは落とせるのだけれど、ここは初めての岩場なうえに、登れる時間も半日と限られる。

一か月もの間アルパインクライミング中心で登っていた割には、3回目のトライでこのルートがこなせたことは、このツアーの「総合的な技術力の底上げ」による成果、とも言えるだろう。


天気は悪いなりに、良い処へ移動しつつ登ることのできた今回は、これまで一カ所に留まって登って来たのとはまた違う、意義のある楽しい旅でした。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します


これまでは自分たちで登れない期間が続いていたけれど、やっぱり、それではいけない。

何の世界でも、向上心無しに、専門職種は成り立たない。

「成長してこその、わたしたちの職業なんだ!」


と、改めて心に硬く、刻んだ夏でもありました。



これも、唯一の心配の種である、うちのKTを、期間中に快く預かってくださったお蔭です。

ホントウに、ありがとうございました!









トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ