中国五県対抗の話
21日から22日にかけて行われた中国五県対抗の話。
意外とデータが残っているので、さかのぼる楽しみもありました。
〜1日目の話〜
すごかったのが男子100m。
インターハイ3位の山縣亮太選手(修道)が10秒30(+1.6)の中国高校新記録で優勝。
2位の北村拓也選手(皆実高)も10秒46の自己新。
また3位には内海佑弥選手(東洋大)が10秒47で入りました。
この結果、中国五県対抗のパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
男子100m 中国五県対抗 パフォーマンス歴代10傑
10.24(+1.7) 石倉一希(近畿大) 2002年1位
10.30(+1.6) 山縣亮太(修道高) 2010年1位
10.35(+2.0) 石倉一希(近畿大) 2001年1位
10.39(+1.5) 石倉一希(近畿大) 2002年予選
10.41(+0.7) 山縣亮太(修道高) 2010年予選
10.46(+1.7) 野田浩之(大社高) 2002年2位
10.46(+1.6) 北村拓也(皆実高) 2010年2位
10.47(+0.9) 松田亮(広島経済大) 2000年1位
10.47(+1.6) 内海佑弥(東洋大) 2010年3位
10.48(+1.0) 土江寛裕(早稲田大) 1993年1位
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石倉選手の驚異的な大会記録がありますが、山縣選手の記録も相当すごいものです。
男子100mHでは杉本渉選手(白銀AC)が13秒89(+1.7)で優勝。自身の持つ大会記録も更新。
杉本選手、ひょっとして4年ぶりの自己新ではないでしょうか?
13秒台自体が久々のような気がします。来年は日本選手権に出てきてくれるでしょう。
また杉本選手がこの大会を制するのは3年ぶりです。
男子棒高跳では日本選手権7位の柴田孟也選手(下関市陸協)が5m10で優勝。
インターハイ7位の山本智貴選手(西条農高)が自己タイの5m00で2位と健闘しました。
男子400mではインターハイ2位の茅田昂選手(修道高)が48秒87で勝ちました。
この結果、この種目は4年連続高校生が勝つという結果になりました。
男子やり投では日本選手権5位の池田康雄選手(Team Big Stone)が65m31で勝ち、3連覇達成。
女子400mでは久保瑠里子選手(デオデオ)が56秒20で圧勝。連覇達成です。
女子1500mでは田阪亜樹選手(天満屋)が4分31秒09で優勝。2位には小原怜選手(天満屋)が4分34秒32で入りました。
小原怜選手はこのあと5000mにも出場し16分00秒87で優勝するなどタフなところを見せました。
女子やり投では渡邊茜選手(九州共立大)が51m61の大会新で圧勝。日本選手権では不本意な結果だった渡辺選手ですが、インカレに備えて調子を上げてきた感じですね。
女子100mと女子走幅跳は岡山沙英子選手(下関陸協)が12秒00(+1.3)と6m19(+2.4追い風参考)で勝ちました。
〜2日目の話〜
女子200mでは杵渕莉沙選手(沼田高)が24秒85(+0.6)で優勝。
女子円盤投では九州インカレ3位の高橋千秋選手(九州共立大)が46m25で優勝。
昨年まで12連覇中だった山口智子選手は欠場しました。
女子800mでは1500mを制した田阪亜樹選手(天満屋)が2分10秒66で勝ち、連覇達成。
男子200mは100mを制した山縣亮太選手(修道高)が2.8mの追い風参考ながら20秒97で勝ちました。地区選手権での高校生の2冠はすごいですね。
男子800mでは木村考志選手(広島経済大)が1分50秒96の大会新で優勝。2位には昨年の日本ジュニア選手権2位の笹村直也選手(慶応大)が1分51秒83で入りました。
男子三段跳では日本選手権8位の塩見将輔選手(東海大)が15m66(+1.5)で優勝、2位には昨年まで5連覇中だった藤澤圭祐選手(山口合同ガス)が15m48(+1.8)で入りました。
こんなところでしょうか。
さてまたも全日中の話のランキング部分に間違いがありました。
ちょっと今回は間違いが多いですね。中学生の記録はあまり集めていないというところでぼろが出てしまったというところでしょうか。
知らせてくださった方にお礼を申し上げるとともに、誤りがあったことを深くお詫び申し上げます。

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