本体のほうを何とかして更新しようと試みましたが、表示することすらできませんでした。
MSNのスタッフページも見ることができず、お手上げ状態です。そんなわけでまたしばらく仮住まいを使おうと思います。
名古屋国際女子マラソン直前企画その2
名古屋はネガティヴ・スプリットになりやすいコースとして知られています。それは、風向きが、前半が向かい風、後半が追い風となることが多いからでしょう。
では歴代優勝者のうちネガティヴ・スプリット(後半のほうが速かった)だったのを調べてみました。
1984年 G.クイック(ニュージーランド) 2:34:25(1:18:22−1:16:03)
1985年 佐々木七恵(ヱスビー食品) 2:33:57(1:18:06−1:15:51)
1987年 C.ビュースケンス(オランダ) 2:28:27(1:15:29−1:12:58)
1988年 趙友鳳(中国) 2:27:56(1:14:30−1:13:26)
1989年 趙友鳳(中国) 2:28:20(1:14:42−1:13:38)
1991年 山下佐知子(京セラ) 2:31:02(1:15:54−1:15:08)
1992年 大江光子(日本生命) 2:31:04(1:15:54−1:15:10)
1996年 真木和(ワコール) 2:27:32(1:15:01−1:12:31)
1997年 M.ビクタギロワ(ベラルーシ) 2:29:30(1:15:49−1:13:41)
1998年 高橋尚子(積水化学) 2:25:48(1:14:07−1:11:41)
2000年 高橋尚子(積水化学) 2:22:19(1:12:40−1:09:39)
2001年 松尾和美(天満屋) 2:26:01(1:13:03−1:12:58)
2004年 土佐礼子(三井住友海上) 2:23:57(1:12:29−1:11:28)
※優勝者がネガティブスプリットでなかった年でも上位の選手がネガティヴスプリットを記録している例として、1990年2位の荒木久美選手、2003年3位のI.ボガチェワ選手などがいます。
こうしてみると、2000年の高橋尚子選手の走りは驚異的ですね。1998年の走りも衝撃的でしたが(ご存知の方も多いと思いますが、25km〜30kmまでのラップが18:01もかかっていて、もう記録は望めないと思ったら、30km〜35kmをなんと16:06まで上げた伝説のレースです)、数字で見ると2000年の走りもかなりすごいです。
ちなみに1997年は7位までがネガティヴスプリットでした。
名古屋国際女子マラソン 後半のタイムベスト10
1:09:39 高橋尚子(積水化学) 2000年1位(2:22:19)
1:11:28 土佐礼子(三井住友海上) 2004年1位(2:23:57)
1:11:41 高橋尚子(積水化学) 1998年1位(2:25:48)
1:11:56 土佐礼子(三井海上) 2000年2位(2:24:36)
1:12:17 弘山晴美(資生堂) 2006年1位(2:23:26)
1:12:18 田中めぐみ(しまむら) 2004年2位(2:24:47)
1:12:28 原裕美子(京セラ) 2005年1位(2:24:19)
1:12:31 真木和(ワコール) 1996年1位(2:27:32)
1:12:34 大島めぐみ(しまむら) 2005年2位(2:24:25)
1:12:40 盛山玲世(芙蓉) 1996年2位(2:27:41)
このうち、なんと6つがネガティヴスプリット。すごいですね。
大阪のと比較しようと思ったのですが、ちょっとデータが足りませんでした。

0