ワールドアスレチックファイナルの話
〜1日目の話〜
女子やり投げで五輪を制したŠpotáková選手(チェコ)が72m28の世界新を出しました。
Špotáková選手はこれで3連覇達成です。
五輪銅メダルのオベルクフェル選手(ドイツ)が63m28で2位。
男子円盤投では五輪を制したカンテル選手(エストニア)が68m38で優勝。カンテル選手は昨年に続いての優勝。
五輪銀メダルのMalachowski選手(ポーランド)が66m07で2位に入りました。
五輪銅メダルのアレクナ選手(リトアニア)はなんと8位。ワールドアスレチックファイナルが開始されて以来、アレクナ選手の順位としてはもっとも悪い順位。
というよりそれ以外の大会も含めてもアレクナ選手が5位以下というのはいつ以来なのかちょっとわかりません。
女子3000mSCでは五輪を制したサミトワ-ガルキナ選手(ロシア)が9分21秒73の大会新で優勝。序盤から引っ張る展開だったようです。
昨年の覇者で五輪銀メダルのジェプコリル選手(ケニア)が9分24秒03で2位。
男子砲丸投は五輪を制したMajewski選手(ポーランド)が20m88で優勝。
五輪銀メダルのカントウェル選手(米国)が20m73で2位に入りました。
昨年の覇者のHoffa選手(米国)は20m37で4位でした。
男子400mでは五輪を制したメリット選手(米国)が44秒50で連覇達成。
ウォリナー選手(米国)が44秒51で2位。
400mHで五輪を制したA.テイラー選手(米国)が45秒37で4位に入っていますね。
男子100mはジャマイカが表彰台独占。しかもボルト選手は出ていません。
勝ったのはパウエル選手で9秒87(+0.4)。パウエル選手は今年14度目の9秒台です。先日記録した1年間の9秒台回数の最多記録を更新しましたね。
男子三段跳では五輪を制したエボラ選手(ポルトガル)が17m24(+0.3)で勝利。
昨年の覇者・デーヴィス選手(米国)は16m94(-0.2)で4位でした。
女子5000mでは五輪銅メダルのデファール選手(エチオピア)が14分53秒82で優勝。
昨年の覇者のV.チェルイヨット選手(ケニア)が14分54秒60で2位。
男子走高跳では五輪を制したシルノフ選手(ロシア)が2m35で優勝。
ホルム選手(スウェーデン)が2m33で2位に入りました。
五輪銅メダルのリバコフ選手(ロシア)は2m29で4位、五輪銀メダルのメイソン選手(英国)は2m26で6位でした。
〜2日目の話〜
男子ハンマー投では五輪を制したKozmus選手(スロベニア)が79m99で優勝。
Pars選手(ハンガリー)が79m37で2位、急きょ出場になった室伏広治選手は78m99で3位。予定外の出場だったにもかかわらず、きっちりそれなりの結果を出すところがさすがですね。
女子400mHでは五輪を制したウォーカー選手(ジャマイカ)が54秒06で優勝。スタートは一番遅かったのにゴールは一番はやいというのがすごいですね。
五輪銀メダルのトスタ選手(米国)が55秒33で5位、五輪銅メダルのダンヴァース選手(英国)は58秒40で8位でした。
女子800mでは五輪を制したジェリモ選手(ケニア)が1分56秒23の大会新で圧勝。
今季ジェリモ選手はひたすら強かった、という感じですね。「圧勝」という言葉をずいぶん書いた気がします。
昨年の覇者で五輪銀メダルのジェプコスゲイ選手(ケニア)が1分58秒41で2位に入りました。
女子400mでは五輪銅メダルのリチャーズ選手(米国)が50秒41で優勝。リチャーズ選手は4連覇ですね。今年は前日の200mと合わせて2冠達成です。
五輪を制したオフルオグ選手(英国)が50秒83で2位。
女子走高跳ではヴラシッチ選手(クロアチア)が2m01で連覇達成。
ヴラシッチ選手、今季は肝心なところで2つ落とした以外は全部勝ったのではないでしょうか。
五輪銅メダルのチチェロワ選手(ロシア)が1m99で2位。
五輪を制したエレボー選手(ベルギー)は1m97で3位でした。
女子三段跳はピャティフ選手(ロシア)が14m78(+0.6)で優勝。
昨年の覇者のレベデワ選手(ロシア)が14m63(+0.6)で2位。
五輪を制したバンゴ選手(カメルーン)は14m50(+1.3)で4位でした。
女子100mでは五輪を制したフレイザー選手(ジャマイカ)が10秒94(+0.3)で優勝。
五輪銀メダルのステュアート選手(ジャマイカ)が11秒06で2位に入っていますね。
1位2位がジャマイカで3位4位5位6位が米国、7位8位がバハマとまるで塗り分けたみたいになっているところが面白いですね。
男子やり投ではVasilevskis選手が86m65で優勝。Vasilevskis選手、世界的なタイトルは初めてですね。
五輪を制したトルキルドセン選手(ノルウェー)が83m77で2位に入っていますね。
昨年の覇者のピトカマキ選手(フィンランド)は81m64で3位。
女子3000mではデファール選手(エチオピア)が8分43秒60で優勝。
デファール選手はなんとこの大会5連覇!!!!
今年は3年ぶりに5000mとの2冠を達成しました。
いくつか紹介していない種目もありますが、まあこんなところでしょう。

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