2日から4日にかけて行われた西日本インカレの話。
女子400mでは日本選手権を制した田中千智選手(福岡大)が53秒91の大会新で優勝。田中選手は久々の53秒台。日本選手権では記録が残念だというようなことを口にしていた田中選手ですが、これで少し勢いがついたのではないでしょうか。
2位には昨年のインターハイの覇者・新宮美歩選手(東大阪大)が54秒06とこちらも大会記録を上回る好タイムでした。
翌日の女子200mでも田中千智選手(福岡大)が24秒49(-0.3)で優勝。先週の大阪府選手権を制した三木汐莉選手(東大阪大)が24秒95で2位に入っていますね。
三木選手は、この日、400mHで59秒00の大会新をマークして優勝しており、相変わらずのタフさを見せました。
タフと言えば、400m2位の新宮美歩選手もタフですね。
新宮選手は先週の大阪府選手権で400m優勝、800m2位。4×400mにも出場。
そして今回は400mで2位、800mでは2分07秒16の自己新および大会新で優勝を果たしました。
その女子800mでは東大阪大の横瀬彩也香選手が2分07秒69で2位に入りました。
横瀬選手は前日の1500mでは4分26秒64で4位に入っています。
もちろん横瀬選手も大阪府選手権にでており、800mと1500mで2冠を達成しています。
そのすぐ後にこれだけのタイムをマークするのですから、すごいですね。
この東大阪大の3選手は本当にタフというか海外レースに出てみたら面白いのではないかという期待が膨らみますね。
女子4×400mRでは福岡大が3分43秒29の大会新で優勝。
田中千智選手はリレーを含めると3冠ということになりますね。
東大阪大は3分48秒05で4位。最後のリレーではそれほどのタイムは出ていませんが、このうちの3選手はさきほど書いた3人ですから、この3人で一体何レースに出たんでしょう?それを考えれば3分50秒を切っただけでも十分にすごいといえそうです。
東大阪大の選手ではありませんが、東大阪大敬愛出身の渡邊茜選手(九州共立大)が14m32で砲丸投げを制していますね。
女子走幅跳では日本選手権3位の高武華子選手(福岡大)が6m23(-0.1)の自己新で勝ちました。
2位には日本選手権4位の宇佐波良子選手(九州共立大)が5m97(+1.0)で入り、福岡勢の1位2位でしたね。
女子100mでは200mで日本選手権5位の市川華菜選手(中京大)が11秒79(+0.5)の自己新で圧勝。
三木汐莉選手が12秒13で4位に入っていますね。
女子走高跳では日本選手権3位の三村有希選手(関西大)が1m75で勝ちました。
男子のほうも見てみましょう。
男子100mでは今年の関西インカレおよび日本学生個人選手権を制した小谷優介選手(立命館大)が10秒46(+0.5)で優勝。
昨年優勝の荒尾将吾選手(福岡大)は10秒56で3位に入っていますね。
男子400mHでは日本学生個人選手権2位の小西勇太選手(立命館大)が49秒93の大会新で優勝。これは自己新でもあります。
東海インカレを制した中村明彦選手(中京大)が51秒05で2位。
男子棒高跳では日本選手権3位の有明侑哉選手(関西学院大)、日本学生個人選手権を制した山本聖途選手(中京大)がともに5m10で2位と意外な結果。
西嶌晃一選手(福岡大)が5m20の自己新で優勝。西嶌選手は3年連続この大会で自己記録更新ですね。
男子走高跳では昨年インターハイ6位の久島貴大選手(鹿児島大)が2m11で1年生ながら優勝。久島選手は自己新ですね。
時間が遅いので今日はここまで。

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