16日から18日にかけて行われた近畿高校ユースの大阪府選考会の話。
〜16日の話〜
男子2年ハンマー投では堀健斗選手(東大阪大柏原)が58m40で優勝。2位に10m以上の大差をつけての勝利でした。堀選手は自己新ですね。
男子2年200mでは新道拓朗選手(近大附)が21秒84(+1.4)で優勝。2位に0秒29差をつけていますね。
女子1年400mHでは田中美調選手(東大阪大敬愛)が61秒92の大会新で優勝。田中選手は予選で62秒66の大会新をマークすると決勝でそれを更新しました。
2位には白石萌選手(大塚)が62秒00とこちらも従来の大会記録を上回る好タイムで入りました。
この結果、この大会の女子1年400mHのパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
大阪総体 女子1年400mH パフォーマンス歴代10傑※
赤字は今年の決勝の記録、
青字は今年の予選の記録
61.92 田中美調(東大阪大敬愛) 2010年1位
62.00 白石萌(大塚) 2010年2位
62.66 田中美調(東大阪大敬愛) 2010年予選
63.24 三木汐莉(東大阪大敬愛) 2007年1位
63.60 福井葵(大塚) 2010年3位
63.98 福井葵(大塚) 2010年予選
64.17 不破夏美(東大阪大敬愛) 2008年1位
64.19 白石萌(大塚) 2010年予選
64.53 稲本望花(東大阪大敬愛) 2009年1位
64.56 高橋満里(東大阪大敬愛) 2008年2位
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今年は予選からしてかなりレベルの高い争いだったことがわかりますね。
女子1年走高跳では昨年のジュニア五輪4位の荒谷絵里佳選手(太成学院)が1m69の好記録。
2位には昨年のジュニア五輪2位の高橋花梨選手(大塚)が1m66で入りました。
この二人の戦いがまたすごい。
1m60を超えた段階では試技数で荒谷選手がリード。1m63についても同じ。
しかし1m66を高橋選手が1発でクリア。これに対し荒谷選手は2回目。ここで高橋選手が初めてトップに立ちます。
1m69は両者とも2回失敗。
先に高橋選手が3回目に挑み、クリアならず。しかし荒谷選手が失敗すれば高橋選手の勝利という状況。
荒谷選手はここでクリアしなければ負けるという状況で、見事に1m69をクリア。大接戦の末の優勝を手にしました。
これは近畿高校ユースでも面白い戦いが見られそうですね。
〜17日の話〜
男子1年走高跳では昨年の全日中6位の佐藤凌選手(東大阪大柏原)が2m04の大会新で圧勝。高校1年としてはかなりの記録ですね。
男子2年走高跳では昨年の近畿高校ユースの1年の部を制した森重達貴選手(太成学院)が2m00で勝ちました。
女子2年400mではインターハイ7位の吉田奈生子選手(東大阪大敬愛)が55秒45で優勝。
2位に2秒近い差をつけていますね。吉田選手はおそらく自己新ですね。
女子2年1500mでは米田絵里選手(薫英女学院)が4分29秒19の大会新で圧勝。
2位には北野芽衣選手(薫英女学院)が4分38秒98で入り、昨年の1年の部の1位2位が今年も1位2位となりました。
女子1年やり投では本岡那菜選手(薫英女学院)が43m92の大会新で優勝。本岡選手は自己新ですね。
また2位には滝川寛子選手(東大阪大敬愛)が42m16で入り、1年生だけの大会とは思えないレベルの高い争いでした。
〜18日の話〜
男子2年砲丸投ではインターハイ7位の北野貴士選手(近大附)が15m33で圧勝。ファールになった5投目以外の5回の投擲すべてで2位の記録を1m以上上回るという圧倒的な強さを見せつけました。
女子2年800mではインターハイでは準決勝に進んだ米田絵里選手(薫英女学院)が2分09秒10の大会新で優勝。1500mとの2冠達成。
400mを制した吉田奈生子選手(東大阪大敬愛)が2分09秒39で2位と非常にレベルの高い争いでした。両選手とも自己新ですね。
女子2年100mHでは上田繭選手(大阪)が14秒28(+1.5)で優勝。
名倉千晃選手(東大阪大敬愛)が14秒30で2位とレベルの高い争いでした。名倉選手は自己新でしょうか?
時間が遅いので今日はここまで。

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