イタリアのRietiで29日に行われた大会の話。
室伏選手が今季世界最高となる80m99を予選でマークし、決勝でも80m96の好記録だったというニュースはいろいろと書かれているので、それ以外の話を。
男子800mでは世界記録保持者となったルディシャ選手(ケニア)が自身の持つ世界記録をさらに更新する1分41秒01をマークして優勝。
ルディシャ選手の今季の主な成績
1:43.15 Melbourne 3.04
1:43.00 Doha 5.14
1:44.03 Ostrava 5.27
1:42.04 Oslo 6.04
1.46.1 Nairobi 6.26 1h4
1.45.51 Nairobi 6.26 1s1
1:44.26 Nairobi 6.26
1:43.25 Lausanne 7.08
1:41.51 Heusden-Zolder 7.10
1.50.51 Nairobi 7.28 1h2
1.46.58 Nairobi 7.29 1s2
1:42.84 Nairobi 7.30
1:41.09 Berlin 8.22
1:43.50 Brussels 8.27
1:41.01 Rieti 8.29
もしかしたら抜けているものがあるかもしれません。ここに書きだしたものはすべてルディシャ選手が優勝しています。
こうしてみると、1週間で3勝を挙げています。しかも2回は世界新。100mや200mのようなスプリントなら短期間に3勝というのはありますが、800mという種目であることを考えるとかなりすごいですね。
※野口様からの情報により予選、準決勝の記録を追加しました。
男子200mではスピアーモン選手(米国)が19秒85(+0.6)の大会新で優勝。これでスピアーモン選手は19秒台の回数が20回となり、ボルト選手と並ぶ歴代3位に浮上。
また400mや400mHでおなじみのテイラー選手(米国)が20秒23で2位に。200mは珍しいと思ったらやはり自己新でした。
男子110mHではオリヴァー選手(米国)が13秒01(+0.8)で優勝。残念ながら12秒台はなりませんでしたが、2位を0秒25も引き離す圧勝でした。
女子100mでは北京五輪の銀メダリストのシンプソン選手(ジャマイカ)が11秒11(+0.6)で優勝。ISTAFに続いての優勝。
今季なかなか勝てていなかったのですが、ここにきて連勝。
女子1500mでは昨年の世界選手権を制したジャマル選手(バーレーン)が3分58秒93で勝ちました。

2