日本インカレが始まりました。
男子やり投では日本選手権2位の佐藤寛大選手(仙台大)が日本歴代9位となる76m57をマークして優勝。連覇達成です。
佐藤選手はこれで今季3度目の自己記録更新。76m突破は3度目と絶好調ですね。
日本選手権3位で世界ジュニアで2位に入ったディーン元気選手(早稲田大)が73m38で2位。
また3位に榊原遼作選手(東海大)が71m18の自己新(たぶん)。
4位の神崎真悟選手(早稲田大)が70m87の自己新で、なんと6年ぶりに4位までが70mを突破しました。
男子三段跳は昨年2位の長谷川大悟選手(東海大)が16m28(+2.5追い風参考)で優勝。
昨年優勝の岡部優真選手(福岡大)は15m99(+1.5)で2位でした。
男子10000mではベンジャミン選手(日大)が28分26秒72で優勝。
村澤明伸選手(東海大)が28分45秒16で2位。村澤選手は昨年に続いての2位ですね。
男子400mでは日本選手権3位の廣瀬英行選手(慶応大)が46秒30で制し、連覇達成。
関東インカレの覇者で日本選手権5位の高瀬慧選手(順大)が46秒59で2位、日本選手権6位の浦野晃弘選手(早稲田大)が46秒76で3位に入りました。
男子1500mでは関東インカレの覇者で昨年2位の田中佳祐選手(東海大)が3分48秒91で優勝。
日本選手権10位の藤本剛士選手(東海大)は3分51秒67で7位でした。
女子400mでは日本選手権を制した田中千智選手(福岡大)が54秒10で優勝。2年ぶりに王座を奪還しました。
日本選手権7位の池田有希選手(青学大)が54秒53で2位に入りました。
日本選手権6位の新宮美歩選手(東大阪大)は55秒06で5位でした。
北村千聖選手が予選を通過していれば過去4年のインターハイ優勝者がそろった(2006年田中千智選手、2007年馬渕奏選手、2008年北村選手、2009年新宮美歩選手)んですが、残念ながらそうはなりませんでした。
女子10000mでは田中華絵選手(立命館大)が33分17秒52で優勝。これで立命館勢の3連覇なのですが、3回とも違う選手というのがすごいですね。
ちなみに立命館勢は4位に沼田未知選手、5位に岩川真知子選手と3人とも入賞を果たしています。
2位には矢野麻里亜選手(松山大)が33分22秒08で入っていますが、ひょっとして四国の学生が2位というのはこの種目では最高位ではないでしょうか?
女子1500mでは上田敏斗美選手(鹿屋体育大)が4分18秒07で優勝。九州の大学に通う選手としては最高タイムですね。
2位には日本選手権4位の藪下明音選手(立命館大)が4分18秒84の自己新で入りました。
昨年優勝の石橋麻衣選手(佛教大)が4分20秒86で3位、日本選手権3位の野村友香里選手(中央大)は4分22秒05で5位でした。
注目したいのが予選のタイム。
上田選手と藪下選手は予選のタイムがそれぞれ4分19秒47と4分19秒10。今までインカレの予選で4分20秒を切った選手はいませんでしたから、こ
れが最高タイムとなります。
というわけで日本インカレにおけるパフォーマンス歴代を
女子1500m 日本インカレパフォーマンス歴代15傑
4:13.14 岡本久美子(筑波大) 1997年1位
4:15.25 佐藤由美(京産大) 1995年1位
4:15.50 佐藤由美(京産大) 1997年2位
4:18.02 石橋麻衣(佛教大) 2009年1位
4:18.07 上田敏斗美(鹿屋体育大) 2010年1位
4:18.12 森唯我(佛教大) 2009年2位
4:18.17 張三尼(名商大) 1996年1位
4:18.84 藪下明音(立命館大) 2010年2位
4:19.09 野村友香里(中央大) 2009年3位
4:19.10 藪下明音(立命館大) 2010年予選
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4:19.26 K.アン(日大) 2008年1位
4:19.47 上田敏斗美(鹿屋体育大) 2010年予選
4:19.72 岡本由美子(筑波大) 1997年3位
4:19.73 桑城奈苗(筑波大) 2004年1位
4:19.86 岡本久美子(筑波大) 1996年2位
4分20を切ったのがちょうど15だったのでここで区切ってみました。
女子やり投では九州選手権3連覇中の塚本友里恵選手(鹿屋体育大)が最後の6回目に52m36を投げて勝ちました。
2位には日本選手権9位の渡邊茜選手(九州共立大)が52m24で入りました。
50m突破は6位までと昨年より一人減りましたが、それでも高いレベルでしたね。
※9月12日午前0時50分頃少し追加しました。

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