関西大学女子駅伝の話。
今年も立命館大と佛教大の激しい争い。
1区では竹中理沙選手(立命館大)が区間記録まであと3秒と迫る12分23秒でトップ。
3年連続1区の石橋麻衣選手(佛教大)が5秒差の2位。
そしてここから5秒あいて、オープン参加のため順位は付かない立命館大Bの夏原育美選手が通過。
次に3位の岡小百合選手(大体大)が通過。2位の佛教大とはこの時点ですでに15秒差が付いており、はやくも優勝争いは2校に絞られた感じに。
さらに小西莉穂選手(関西大)が12分46秒で通過。
その後、オープン参加の佛教大Bと佛教大Cがそれぞれ通過し、12分台で通過した選手は実に7人と史上最多になりました。
関西大学女子駅伝 1区 パフォーマンス歴代20傑
12:20 田中華絵(立命館大) 2009年1位
12:23 竹中理沙(立命館大) 2010年1位
12:25 石橋麻衣(佛教大A) 2009年2位
12:28 石橋麻衣(佛教大) 2010年2位
12:36 竹中理沙(立命館大) 2008年1位
12:37 木崎良子(佛教大) 2004年1位
12:38 夏原育美(立命館大B) 2010年オープン
12:41 田中華絵(立命館大B) 2008年オープン
12:43 岡小百合(大体大) 2010年3位
12:45 伊藤恵(京産大) 2008年2位
----------------------------------------------------------10
12:46 森唯我(佛教大) 2006年1位
12:46 小西莉穂(関西大) 2010年4位
12:47 山下沙織(大体大) 2006年2位
12:48 石橋麻衣(佛教大) 2008年3位
12:48 前田彩里(佛教大B) 2010年オープン
12:49 西原加純(佛教大) 2007年1位
12:49 田村瞳(佛教大C) 2010年オープン
12:52 小川智香(佛教大B) 2009年オープン
12:53 人見麻友(立命館大B) 2006年オープン
12:53 伊藤恵(京産大) 2009年3位
----------------------------------------------------------20
こうしてみると立命館大と佛教大の層の厚さが際立っていますね。
2区では立命館大は伊藤紋選手が区間賞まであと1秒と好走し、トップをキープ。
佛教大は竹地志帆選手が区間賞の走りを見せますが、順位を上げることはできませんでした。
ちなみにこの時点で平井恵選手が区間2位タイの好走を見せた佛教大Bが3番目に浮上、立命館大Bが4番目となり、関西大は3位に浮上したものの、実質の順位は後退。
大体大は4位。大阪学院大が5位と続きます。
3区ではインカレの10000mを制した田中華絵選手(立命館大)が区間記録を更新する素晴らしい走りで、なんと西原加純選手を引き離します。
佛教大は西原加純選手が区間2位となり、しかも23秒も引き離されてしまう誤算。
大体大が徳田夕佳選手の活躍により、上位2チームからは離されたものの、関西大をかわし、さらに佛教大Cと立命館大Bをかわして、実質4番目に。
大阪学院大が4位浮上。シード校の京産大が5位浮上。
4区ではトップを行く立命館大は沼田未知選手が区間賞の快走でさらに佛教大との差を広げます。
佛教大の森知奈美選手は区間歴代5位の好タイムなのですが、それでも差を広げられてしまいました。
この区間では佛教大Bが3番目をキープ。立命館大Bが4番目に浮上、佛教大Cが5番目に浮上と要するに立命館と佛教の2校で上位5チームという不思議な状態に。
大阪学院大が3位浮上。
大体大は4位に。
京産大が5位キープ。
5区では
インカレの1500mで2位の藪下明音選手(立命館大)が区間記録を13秒も更新するすさまじい走りで、ついに佛教大との差を1分04秒にまで拡大します。
佛教大の海野美那選手も区間歴代4位に当たる好タイムだったのですが、藪下選手がすごすぎましたね。
元ワコールの風間友希選手(大阪学院大)が区間3位に入る好タイムで大阪学院大が3位浮上。
ちなみにこの結果5区のパフォーマンス10傑がこんな感じに。
関西大学女子駅伝 5区 パフォーマンス歴代10傑
10:10 藪下明音(立命館大) 2010年1位
10:23 山本菜美子(立命館大) 2008年1位
10:32 矢口衣久未(立命館大) 2006年1位
10:35 海野美那(佛教大) 2010年2位
10:36 本多奈都子(立命館大) 2009年1位
10:40 松永明子(立命館大) 2007年1位
10:41 古田亜耶(立命館大) 2005年1位
10:43 森絵美(佛教大) 2008年2位
10:49 風間友希(大阪学院大) 2010年3位
10:52 矢瀧茜子(佛教大) 2005年2位
----------------------------------------------------------10
オープンの記録が入っていないのは珍しいですね。
6区ではアジア大会代表の吉本ひかり選手(佛教大)が執念の追い上げを見せますが、立命館大のアンカー岩川真知子選手もこの区間での立命館大最高タイムをたたき出して、逃げ切り。
この結果、立命館大が大会新となる1時間36分58秒で優勝。
佛教大は1時間37分43秒で2位でした。このタイムだって昨年の優勝記録には及ばないものの、当時の大会新だった2年前の優勝タイムより速いんです。
この大会では毎年のように大会記録が更新されていますね。どこまで速くなるんでしょう?
3番目には1時間40分20秒で佛教大Bが。4番目には1時間40分51秒で立命館大Bが。
大阪学院大はアンカーの三木陽子選手が区間3位と好走し、順位は3位のまま変わりませんでしたが、佛教大Cをかわし、実質5番目に浮上。
さらに佛教大C、シード校の京産大は4位まで上がってきました。
大体大が5位。
奈良産業大が6位、関西大が7位となりここまでが出場権獲得。
時間が遅いので今日はここまで。

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