東海高校新人の話
23日から24日にかけて行われた東海高校新人の話。
男子100mでは日本ユース選手権8位の渡辺将志選手(名古屋)が10秒60(+1.5)の大会新で優勝。
2位には国体少年Bで2位に入った諏訪達郎選手(四日市工)が10秒68で入りました。
諏訪選手は予選で10秒77(+0.3)、準決勝10秒70(+1.8)と好タイムを並べましたね。
8位の選手ですら10秒81ですから、非常にレベルの高い戦いだったと言えるでしょう。
この結果、この大会におけるパフォーマンス歴代5傑がこんな感じに。
男子100m 東海高校新人 パフォーマンス歴代5傑
10.60(+1.5) 渡辺将志(名古屋) 2010年1位
10.66(+1.1) 三輪将之(中京大中京) 2007年1位
10.68(+1.5) 諏訪達郎(四日市工) 2010年2位
10.70(+1.8) 諏訪達郎(四日市工) 2010年準決勝
10.73(+0.3) 三輪将之(中京大中京) 2007年予選
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諏訪選手が1年生で2つ入れてきたというのがかなりすごいです。
男子200mでは日本ユース選手権400mの覇者で200m6位の横山直広選手(浜松西)が21秒49(+0.8)の大会新で優勝。
日本ユース選手権4位の愛敬彰太郎選手(桑名)が21秒66で2位。
前日の100mで3位の寺田健人選手(栄徳)が21秒68で3位と続き、なんと6位までが21秒台。
しかも予選、準決勝、決勝と21秒台を3本そろえたのが
横山直広選手 21.71(+0.6) 21.66(+0.8) 21.49(+0.8)
愛敬彰太郎選手 21.66(+0.3) 21.72(-0.5) 21.66(+0.8)
寺田健人選手 21.93(+0.8) 21.65(+0.8) 21.68(+0.8)
東魁輝選手 21.97(+0.6) 21.97(+0.8) 21.99(+0.8)
と4人も。
新人戦でこういうのはすごいですね。
男子400mでは日本ユース選手権4位の山田涼馬選手(一宮)が48秒20で優勝。
決勝に進んだのは全員2年生でした。
男子走高跳では日本ユース選手権4位で、インターハイと国体で10位タイの平龍彦選手(浜松市立)が2m08の大会新で優勝。
日本ユース選手権2位の小池輝選手(浜松市立)が2m05の大会タイで2位となり浜松市立が1位2位を占めました。
インターハイと日本ユース選手権を制した糟谷隆明選手(中京大中京)が2m05で3位とこの大会としては史上最高レベルの戦いでした。そもそも優勝記録が2mを超えるの事態が3年ぶりですから、今年は本当にすごかったですね。
そういえば昨年も小池選手が2位、糟谷選手が3位でした。
昨年優勝の川端哲矢選手(岡崎城西)は1m99で5位でした。
男子棒高跳では昨年の全日中4位で今年の日本ユース選手権4位の野田涼平選手(多治見)が4m80で優勝。
昨年の全日中の覇者・上松倫理選手(浜松北)が4m70で2位に入りました。
男子走幅跳は国体少年Bで2位の村上亮太選手(藤枝明誠)が7m16(+1.2)で優勝。
国体少年Bで3位の二宮聡史選手(岡崎北)は6m87(+2.1追い風参考)で7位でした。
糟谷隆明選手が6m72(+2.3追い風参考)で10位に入っていますね。
男子三段跳では走高跳で2位に入った小池輝選手(浜松市立)が14m59(+0.1)で優勝。
優勝記録が14m50を超えたのは3年ぶり。おそらく大会歴代2位ではないかと思います。
男子ハンマー投ではインターハイ9位の墨訓熙選手(起工)が61m62の大会新で圧勝。
墨選手は自己新ですね。
女子100mではインターハイ2位の橋爪咲奈選手(宇治山田商)が12秒05(+2.3追い風参考)で貫録勝ち。
しかし、決勝に進んだうち5人が1年生というのがすごいですね。
女子400mでは名倉彩夏選手(浜松市立)が55秒34の大会新で圧勝。これは高校1年歴代5位にあたる素晴らしいタイム。
それにしても2位に2秒30差というのはすさまじいですね。
名倉選手は予選でも56秒87の好タイムでした。
女子100mHではインターハイ2位の辻彩美選手(桑名)が13秒97(+1.4)の大会新で圧勝。連覇達成です。
辻選手は予選で2.4mの追い風参考ながら14秒07をマーク。
準決勝では14秒14(-0.5)をマークし、決勝では大会記録更新。
来年も楽しみですね。
女子200mでは高田亜由美選手(清水東)が24秒68(+2.0)の好タイムで優勝。
100mを制した橋爪咲奈選手(宇治山田商)は24秒88で2位となり、連覇を逃しました。
4位には400mを制した名倉彩夏選手(浜松市立)が25秒12で入っていますね。
また100mHを制した辻彩美選手(桑名)も6位に入っています。
女子800mでは竹内麻里子選手(中京大中京)が2分18秒20で優勝。連覇達成です。
タイムはともかく復活してきたというのがうれしいニュースですね。
女子走高跳では日本ユース選手権7位の尾崎美沙選手(近大高専)が1m70の大会タイ記録で優勝。
日本ユース選手権を制した北島茉璃選手(瑞陵)が1m67とこの大会としてはレベルの高い争いでした。
女子砲丸投ではインターハイ6位の鈴木綾乃選手(磐田東)が12m96で圧勝。鈴木選手は連覇達成。
ちなみに鈴木選手は翌日の円盤投も制したので2冠も達成しました。
女子やり投では西岡名月選手(宇治山田商)が45m58で優勝。
2位には奥村つかさ選手(南伊勢)が44m71で入りました。
昨年の優勝者で、今年のインターハイ6位の高塚裕子選手(名城大附)は42m43で4位でした。
この結果、この大会における女子やり投パフォーマンス歴代5傑がこんな感じに。
女子やり投 東海高校新人 パフォーマンス歴代5傑
45m83 高塚裕子(名城大附) 2009年1位
45m58 西岡名月(宇治山田商) 2010年1位
44m88 国仲美沙紀(至学館) 2007年1位
44m71 奥村つかさ(南伊勢) 2010年2位
44m66 八島宏美(桑名) 1998年1位
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まあ今年出さなくてもよかったような気もしないでもないですが。
力尽きたので今日はここまで。

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