〜三重県の話〜
台風の影響により、27日、28日、30日という日程で行われた三重県の話。
男子200mですごいことになりましたね。
松尾慎太郎選手(桑名工)が4.4mの追い風参考ではありますが、なんと20秒60をマーク。
2位の諏訪達郎選手(四日市工)も20秒61Wのすさまじいタイム。
さらに愛敬彰太郎選手(桑名)が20秒76W、稲垣夏生選手(桑名工)が20秒98Wとインカレもびっくりのハイレベルの争いに。
これがどれだけすごいことかというと、そもそも高校生が3人以上同時に20秒台を出したレースというのは追い風参考を含めて今まで一度もありません。
それが4人も同時に20秒台、しかも県予選で、ということが本当に信じられません。
せっかくなのでこんなものを作ってみました。
高校男子200m 追い風参考歴代15傑 ※2011年5月30日まで
20.60(+4.4) 松尾慎太郎(桑名工) 2011.5.30
20.61(+4.4) 諏訪達郎(四日市工) 2011.5.30
20.71(+3.2) 森田行雄(前橋育英) 2001.5.19
20.76(+4.4) 愛敬彰太郎(桑名) 2011.5.30
20.85(+2.7) 菅野優太(東京学館) 1998.10.02
20.86(+3.2) 中川博文(光陵) 1997.6.01
20.90(+4.8) 奥野裕嗣(宇治山田) 2000.7.08
20.95(+2.1) 大前祐介(本郷) 2000.8.20
20.97(+2.8) 山縣亮太(修道) 2010.8.22
20.98 井上悟(清風) 1989.6.24
20.98(+4.4) 稲垣夏生(桑名工) 2011.5.30
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21.01(+2.9) 田野淳(新栄) 1999.10.01
21.03(+2.1) 金丸祐三(大阪) 2005.8.05
21.03(+2.5) 小林雄一(保善) 2007.4.29
21.05(+4.4) 西村駿哉(伊勢) 2011.5.30
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せっかくなので西村選手も入れてみようと思い、15位まで。
ただし若干あやしい部分はあります。
もうここまですごいとコメントのしようがありません。
さてそれ以外の種目の話。
男子400mでは愛敬彰太郎選手(桑名)が47秒83で優勝。雨の中で47秒台はすごいですね。2位に1秒15の差をつける圧勝でした。
男子1500mでは西山雄介選手(伊賀白鳳)が3分55秒75で優勝。
西山選手は5000mも14分58秒15で制して2冠達成。
男子100mでは昨年の国体少年Bで2位の諏訪達郎選手(四日市工)が10秒62(+0.5)で優勝。
松尾慎太郎選手(桑名工)が10秒74で2位。
昨年の全日中の200mで6位に入った田中翔真選手(四日市工)が10秒80で3位、400mを制した愛敬彰太郎選手(桑名)が10秒82で4位と続きました。
男子走高跳では堀川竜正選手(伊勢工)が2m01で優勝。2m01まですべて1回でクリアというのがすごいですね。
男子ハンマー投では昨年の東海高校新人2位の丹生将稔選手(伊勢工)が61m22の大会新で圧勝しました。
男子円盤投では昨年の東海高校新人を制した久保田大輝選手(近大高専)が42m70で勝ち、連覇達成。
男子やり投では中西啄真選手(伊勢工)が61m76で優勝。
女子100mHでは昨年のインターハイ2位の辻彩美選手(桑名)が14秒38(+1.0)で優勝。辻選手は連覇達成ですね。
女子100mでは昨年の日本ユース選手権3位の伊藤瑞希選手(四日市商)が12秒05(0.0)で優勝。伊藤選手は連覇達成。
100mHを制した辻彩美選手が12秒68で5位に入っていますね。
女子200mでは昨年の日本ユース選手権3位で、100mを制した伊藤瑞希選手(四日市商)と昨年インターハイ2位で、400mを制した橋爪咲奈選手(宇治山田商)が激突。
結果、伊藤選手が24秒28(+1.5)の大会新で連覇達成。橋爪選手は24秒87と好タイムで2位。
3位には100mHを制した辻彩美選手が25秒16で入っていますね。
女子七種競技では昨年の全日中四種競技で3位の山根芽衣選手(宇治山田商)が1年生ながら4201点をマークして優勝しました。
〜静岡県の話〜
27日から29日にかけて行われた静岡県の話。
男子走幅跳では昨年のユース五輪の銀メダリストで、インターハイを制した松原奨選手(東海大翔洋)が7m61(+1.7)で圧勝。インターハイ連覇へ向けて、視界良好と言ったところでしょうか。
男子400mでは昨年の日本ユース選手権を制した横山直広選手(浜松西)がおそらく今季高校ランクトップとなる47秒09をマークして優勝。横山選手は自己新ですね。
2位には高須健太郎選手(三島南)が47秒95とこちらも自己新で入りました。
6位が48秒60とレベルの高い争いでしたね。
男子110mHでは昨年の東海高校新人2位の滝田慎一選手(富士市立)が14秒90(+0.2)で優勝。
滝田選手は400mHも制して2冠達成。4×100mRも含めると3冠達成ですね。
男子1500mでは渥美良明選手(島田)が3分55秒34で優勝。渥美選手は自己新ですね。
男子100mでは昨年の日本ユース選手権7位の渡邉悟選手(富士市立)が10秒78(-0.4)で優勝。
昨年の全日中を制した日吉克実選手(韮山)が10秒98で3位に入っていますね。
男子200mでは100mを制した渡邉悟選手(富士市立)が21秒64(-0.3)で優勝。
昨年の全日中を制した日吉克実選手(韮山)が21秒86で2位。
昨年この種目を制し、今大会400mを制した横山直広選手(浜松西)は22秒36で5位でした。
男子4×100mRは富士市立が41秒49で勝ち、1走の滝田選手、3走の渡邉悟選手は3冠達成ですね。
男子4×400mRでは400mを制した横山直広選手を擁する浜松西が3分15秒57で優勝。
日吉克実選手を擁する韮山が3分15秒72で2位、浜松市立が3分16秒31で3位、浜名が3分16秒32で4位とレベルの高い争いでしたね。
男子走高跳では昨年の日本ユース選手権4位の平龍彦選手(浜松市立)が1m99で優勝。
昨年の日本ユース選手権を制した小池輝選手(浜松市立)が1m99で2位でした。
男子三段跳では小池輝選手(浜松市立)が14m69(-0.8)で圧勝。こちらは連覇達成。
男子砲丸投では井村真揮選手(浜松商)が14m55で優勝。
昨年のジュニア五輪6位の森大輝選手(浜松城北工)が14m30で2位。
昨年の全日中3位の赤間祐一選手(浜松城北工)は14m15で4位に入りました。
男子八種競技では鈴木邦仁選手(韮山)が最後の1500mで逆転し、5213点で優勝。
馬渕和哉選手(浜松商)が5191点で2位。
女子砲丸投では昨年のインターハイ6位の鈴木綾乃選手(磐田東)が13m51で圧勝。
鈴木選手は円盤投も38m22で制し、2冠達成。さらに最終日のやり投も44m90で制し、投擲3冠達成。
女子400mでは名倉彩夏選手(浜松市立)が55秒32の大会新で優勝。
昨年の全日中の200mで6位に入った建部カオリ選手(浜松市立)が55秒47と1年生としては好タイムで2位に入りました。
建部選手は200mは25秒05(0.0)で優勝していますね。
この2人を擁する浜松市立は4×100mRでは46秒96の大会新をマークし、優勝。
4×400mRでも優勝するなど圧倒的な強さを見せました。
女子100mHでは萩田梨菜選手(浜松工)が13秒93(-0.1)の大会新で圧勝しました。
女子1500mでは榊原美希選手(浜北西)が4分25秒70の大会新で優勝。
榊原選手は3000mも9分36秒30で制して2冠達成。
女子七種競技では豊田梓選手(東海大翔洋)が4266点で優勝。
昨年の全日中四種競技2位の飯尾有紗選手(浜松商)が4194点で2位に入っていますね。
時間がやばいので今日はここまで。

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