世界選手権がおわりましたね。
それでは最終日の話を。
男子マラソンは前回優勝のキルイ選手(ケニア)が2時間07分38秒で優勝。25km過ぎから徐々に引き離しはじめ、最終的には2分28秒もの差をつけました。(厳密に言うと40km以降でキプルト選手に少し詰められたのですが)
2位にはキプルト選手(ケニア)が2分10秒06で入りました。
日本勢では堀端宏行選手(旭化成)が2時間11分52秒で7位に入りました。一時は5位まで届きそうな感じのなかなかいい走りでしたね。
中本健太郎選手(安川電機)が2時間13分10秒で10位、川内優輝選手が2時間16分11秒で18位に入り、団体では銀メダルを獲得。
尾田賢典選手(トヨタ自動車)は2時間18分05秒で30位、北岡幸浩選手(NTN)は2時間23分11秒で38位でした。
男子5000mでは10000m2位のファラー選手(英国)が13分23秒36で優勝。
最初が遅かったのでタイムだけみると平凡ですが、終盤はすごかったですね。
ラスト1kmが2分27秒76(正確にはこれより速いことになりますが)
最後の1周がなんと52秒61!!
これはすごい。
終盤で追い上げたラガト選手(米国)が13分23秒64で2位。ラガト選手も52秒台でラスト1周を走ったことになりますね。
また5位のクマ選手(エチオピア)が13分25秒50で、クマ選手の4000mの通過が10分55秒60なので、1位から5位までは最後の1000mは2分30秒を切っていることになります。
男子三段跳ではテイラー選手(米国)が世界歴代5位となる17m96(+0.1)で優勝。
イドウ選手(英国)が17m77で2位とレベルの高い争いでした。
イドウ選手はファールなし、しかも一番悪い2回目でさえ17m38(-0.3)と非常に高いレベルで安定した跳躍を見せましたね。
女子800mではロシア選手権を制し今季世界ランク1位のサビノワ選手が1分55秒87の好タイムで優勝。
終盤のスパートは見事でした。
前回優勝のセメンヤ選手(南アフリカ)が1分56秒35で2位に入りました。
女子4×100mRでは米国が41秒56で優勝。
ジャマイカが41秒70で2位。
アンカーでのジーター選手とキャンベル選手の対決は見ごたえがありましたね。
日本チームは予選敗退。しかし43秒83とまずまずのタイムでした。
男子4×100mRはジャマイカが37秒04の世界新記録で優勝。
米国は2走でガトリン選手がジャマイカを追い上げ、面白い展開になるかと思ったのですが、3走のパットン選手が4走のディックス選手に渡す直前に転倒。
この結果ジャマイカは独走。2位のフランスに何と1秒16の大差をつけました。
時間が遅いので今日はここまで。

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