インカレが終わりましたね。
それでは最終日の話を。
男子円盤投では日本選手権3位の堤雄司選手(国士舘大)が55m52の大会新で優勝。
堤選手は見事四連覇達成。ファールなし、しかもすべての投擲で2位以下の記録を上回りました。
日本選手権4位の犬伏拓巳選手(日大)が51m66で2位に入りました。
やり投を制したディーン元気選手(早稲田大)が46m38で10位に入っていますね。
男子棒高跳ではユニバーシアード代表だった笹瀬弘樹選手(早稲田大)が5m40で優勝。
笹瀬選手はこれで3連覇達成、また4年連続で5m40をクリアしました。
男子走高跳では日本選手権2位の衛藤昂選手(鈴鹿高専)が2m22で優勝。今季衛藤選手は好調ですね。
2位には昨年優勝の高山豊選手(順大)が2m19で入りました。
日本選手権を制した戸邉直人選手(筑波大)は2m13とクリアした後、2m16をパスして2m19に挑みましたが、これをクリアできなかったため、2m13が記録となり、5位。
男子110mHでは佐藤大志選手(青学大)が13秒80(0.0)で優勝。
日本選手権を制した矢澤航選手(法政大)が13秒88で2位。
昨年優勝の大室秀樹選手(筑波大)は14秒12で5位でした。
男子400mHでは日本選手権を制した岸本鷹幸選手(法政大)が49秒82で優勝。
岸本選手は安定していますね。
日本選手権3位の安部孝駿選手(中京大)が49秒90で2位と続きました。
昨年優勝の記野友晴選手(福岡大)は51秒45で7位でした。
男子200mでは飯塚翔太選手(中央大)が20秒67で優勝。今年の序盤は出遅れた感のあった飯塚選手ですが、きっちりあげてきましたね。
男子800mでは日本選手権6位の中村康宏選手(筑波大)が1分49秒00で優勝。
川元奨選手(日大)が1分49秒22で2位。
ところで昨日書き忘れていた女子三段跳びの話。
女子三段跳は大接戦。
1回目に日本選手権を制した竹田小百合選手(北教大)が13m06(+0.9)をマークしてトップに立ちます。
また吉田麻佑選手(福岡大)が3回目に自己新となる13m03(+0.8)をマークして2位につけます。
3回目終了時点では竹田選手が1位、吉田選手が2位、三浦茉莉選手(筑波大)が12m76(+1.5)で3位、前田和香選手(筑波大)が12m73(-0.4)で4位となります。
4回目、前田選手は12m90(0.0)をマークし、3位に浮上。
上位の選手が記録を伸ばせない中で、前田選手は5回目に13m07(+0.5)をマーク。
これでトップに立ち、わずか1cm差の大接戦を制しました。
前田選手は2年ぶりの優勝ですね。
今までこの大会で13m突破者が複数出たことはなかったのですが、今回はなんと3人が13mを突破。
この結果インカレでのパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
女子三段跳 日本インカレ パフォーマンス歴代10傑
13m57(+0.2) 花岡麻帆(順大) 1998年1位
13m36(-1.0) 吉田文代(中央大) 2003年1位
13m31(+1.6) 井原福代(中央大) 2000年1位
13m18(+0.8) 吉田文代(中央大) 2002年1位
13m07(+0.5) 前田和香(筑波大) 2011年1位
13m06(+0.9) 阿部祥子(福岡大) 1996年1位
13m06(+0.9) 竹田小百合(北教大) 2011年2位
13m04(+1.4) 井原福代(中央大) 1999年1位 ※井原選手の優勝記録は13m06(+2.6)
13m03(+0.8) 吉田麻佑(福岡大) 2011年3位
12m91(+1.8) 前田和香(筑波大) 2009年1位 ※前田選手の優勝記録は13m01(+2.2)
----------------------------------------------------------10
改めてみると今年のレベルはすごいですね。
時間が遅いので続きはまた明日。

7