日本ジュニア選手権、ユース選手権が始まりました。
〜日本ジュニア選手権の話〜
男子400mでは昨年2位の籾木勝吾選手(中京大)が46秒76で優勝。
2位には竹下祐希選手(早稲田大)が47秒18で入るなど、大学生が貫録を見せました。
高校生では今年の世界ユースで5位に入った福永拓哉選手(洛南)が47秒43で3位に入りました。
男子110mHではインターハイでは八種競技を制した田中新也選手(洛南)が14秒11(+0.7)で優勝。
インターハイの110mHを制した増野元太選手(函館大有斗)が14秒12で2位と接戦でしたね。
男子やり投では加藤拓也選手(中央大)が70m19で優勝。
2位にはやはり6投目で順位をあげてきた中嶋善寛選手(筑波大)が68m84で入りました。
インターハイを制した田中翔選手(九産大九産)が68m76で3位。優勝こそ逃しましたが、高校生の中ではトップ。
4位には恵良友也選手(九国大附)が66m10で入りました。
1位から4位は6投目で記録を出していますね。
女子400mでは昨年のインターハイを制した長谷川美里選手(日体大)が54秒53で優勝。
2位にはインカレ4位の上山美紗喜選手(東大阪大)が同タイムで入るという大接戦。
よく見ると昨年のインターハイ1位2位がそのまま1位2位ですね。
3位には西田文香選手(北摂三田)が54秒88の自己新で入りました。高校生の中では西田選手がトップ。
また4位にはまだユースの資格をもつ福里秋帆選手(川和)が55秒42で入りました。
女子円盤投では中田恵莉子選手(中京大)が46m62で勝ちました。
高校生では国体を制した知念莉子選手(那覇西)が44m54で3位に入っていますね。
女子やり投では佐藤友佳選手(東大阪大)が52m71で優勝。佐藤選手は連覇達成。
昨年の日本ユースを制した島袋優美選手(那覇西)が50m09で2位。島袋選手は久々の50m突破。
〜日本ユース選手権の話〜
女子やり投ではインターハイと国体を制した瀧川寛子選手(東大阪大敬愛)が51m67の大会新で優勝。
なんと瀧川選手は今年10回目の50m突破。高校生の50m突破回数としては1年間では史上最多。通算でも歴代2位。しかも瀧川選手はまだ2年生。来年順調にいけばすごいことになりそうです。
女子やり投の高校生の50m突破回数※2011年10月21日まで
11回 佐藤友佳(東大阪大敬愛) 2009年3回、2010年8回
10回 瀧川寛子(東大阪大敬愛) 2011年10回
6回 吉田恵美可(添上) 2003年6回
6回 松本百子(口加) 2004年1回、2005年5回
6回 吉見明日香(薫英女学院) 2009年6回
4回 海老原有希(真岡女) 2003年4回
4回 柴田浩后(専大松戸) 2004年4回
4回 村上美月(今治明徳) 2008年1回、2009年3回
4回 山内愛(小田原城北工) 2010年1回、2011年3回
3回 植木秀美(新栄) 2000年3回
3回 小菅亜由美(高崎女) 2000年1回、2001年2回
3回 川述優(大分雄城台) 2009年3回
3回 渡辺茜(東大阪大敬愛) 2009年3回
3回 島袋優美(那覇西) 2010年2回、2011年1回
今回50m突破はなりませんでしたが、山内愛選手も出場していました。
また2位には中島美穂選手(市尼崎)が49m93で入り、3位には本岡那菜(薫英女学院)が48m37で入るなど、レベルの高い争いでしたね。
世界ユース代表の山内愛選手(小田原城北)は46m74で4位でした。
この結果、日本ユース選手権におけるパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
女子やり投 日本ユース選手権パフォーマンス歴代10傑
51m67 瀧川寛子(東大阪大敬愛) 2011年1位
51m18 佐藤友佳(東大阪大敬愛) 2009年1位
50m67 島袋優美(那覇西) 2010年1位
49m93 中島美穂(市尼崎) 2011年2位
48m91 山内愛(小田原城北工) 2010年2位
48m37 本岡那菜(薫英女学院) 2011年3位
48m20 今村凪沙(花園) 2010年3位
48m11 辻本亜希(橿原) 2007年1位
47m37 田上恵(新宮) 2008年1位
47m15 奥村つかさ(南伊勢) 2009年2位
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46m74 山内愛(小田原城北工) 2011年4位
山内選手が惜しかったので11位まで入れてみました。
※以下追加分
女子走幅跳は激しい争い。
1回目に浅井真子選手(太成学院)が5m73(+0.1)でトップに立ちます。
インターハイ3位の森本麻里子選手(太成学院)が5m65(+0.1)で2位タイ。
畳野美古都選手(星稜)が同じく5m65(-0.1)で2位タイ。
インターハイ6位の末永成美選手(鹿児島女)が5m54(+0.4)で4位につけます。
2回目に末永成美選手が5m80(+0.4)を跳んでトップに。
森本麻里子選手はファール、畳野選手は5m34と記録は伸ばせませんでしたが、セカンド記録で3位ということに。
3回目に森本麻里子選手が5m68(-0.3)を跳び、3位に浮上。
ここまでで末永選手、浅井選手、森本選手、畳野選手という順位になります。
4回目は4選手とも記録を伸ばせず、変化なし。
5回目に剱持早紀選手(山梨学院大附)が5m68(+1.3)を跳び、4位に浮上。また記録は伸ばせませんでしたが、森本選手が5m67(+0.0)、浅井選手が5m68(-0.1)をマーク。
6回目
この時点で4位の剱持選手。5m61(+0.1)で記録を伸ばせず、4位確定。序盤2回ファールと追い込まれましたが、3回目以降はすべて5m50を超えてきました。
5位の畳野選手、5m48(-0.3)で5位確定。記録は最初に跳んだ5m65(-0.1)。
続いてこの時点で3位の森本選手。
5m73(-0.1)をマーク。ここで浅井選手に並びますが、セカンド記録は両者とも5m68、サード記録が森本選手は5m67、浅井選手はこの時点では5m47だったため、森本選手は2位に浮上。
その直後、浅井選手は5m73(+0.2)をマーク。すると浅井選手はセカンド記録も5m73となり、再び2位になり、これで順位確定。
追い込まれてから再び5m73というのはすごいですね。
最終的には
優勝が末永成美選手で5m80(+0.4)、2位には浅井真子選手が5m73(-1.0)で入り、森本麻里子選手が5m73(-0.1)で3位となりました。
女子400mでは国体を制した名倉彩夏選手(浜松市立)が54秒34の自己新で優勝。
名倉選手は予選で54秒92の大会新をマーク。決勝ではさらにそれを更新。
先日の九州高校新人を制した薬師寺真奈選手(諫早)が55秒57と九州高校新人で出したばかりの自己記録をまたも更新して2位に入りました。
3位には杉浦はる香選手(浜松市立)が55秒69とこちらも自己新。
浜松市立は建部カオリ選手も56秒81で7位に入っており、なんと3人入賞していますね。
この結果、日本ユース選手権のパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
女子400m 日本ユース選手権パフォーマンス歴代10傑
54.34 名倉彩夏(浜松市立) 2011年1位
54.92 名倉彩夏(浜松市立) 2011年予選
55.05 新宮美歩(東大阪大敬愛) 2008年1位
55.27 水口小夜(愛知淑徳) 2007年1位
55.42 吉田奈生子(東大阪大敬愛) 2010年1位
55.53 上山美紗喜(東大阪大敬愛) 2009年1位
55.57 薬師寺真奈(諫早) 2011年2位
55.69 杉浦はる香(浜松市立) 2011年3位
55.70 森永早紀(倉敷中央) 2008年2位
55.71 藤沼朱音(希望ヶ丘) 2011年予選
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今年のものが5つもあります。
男子400mでは世界ユース代表の愛敬彰太郎選手(桑名)が47秒45の大会新で優勝。
予選47秒83とただ一人予選、決勝ともに47秒台でそろえてきました。
インターハイ2位の山木伝説選手(九里学園)は出場しなかったようです。
男子走幅跳では高橋広明選手(沼田)が7m18(+0.6)で優勝。
昨年の全日中を制した岡崎達也選手(福島成蹊)が7m04(+0.6)で3位に入っていますね。

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