3日に行われた東日本実業団女子駅伝の話。
男子のレースと混ざっていた放送で、どうもレース展開を感じさせないような放送になっていた気がします。
編集するのだから別々に放送してくれれば…と思ってしまいました。
さて、女子は13チーム出場できるのに、予選に出たのが12チーム。
必然的にすべてのチームが出場できるという、予選としてはあまり意味のない形になってしまいましたが、大会としては面白いレースでしたね。
1区はスローペース。
終盤に集団を抜け出した土井友里永選手(スターツ)がスターツ史上初の区間賞。
その6秒差の2位で第一生命の田中智美選手が通過。
さらにパナソニックの中村仁美選手、ホクレンの松井香織選手、ユニバーサルエンターテインメントの那須川瑞穂選手、三井住友海上の水竹理愛選手、資生堂の藤永佳子選手と続きます。2位から7位までがわずか6秒という接戦でスタート。
2区
スターツはキマンズイ選手が区間新の快走。後続との差を広げます。
ユニバーサルエンターテインメントのワンジュグ選手を積水化学のルーキー・松崎璃子選手がかわしていき、さらにそれをホクレンの泉知世選手がかわしていくというすごい展開。
この結果、ホクレンが2位浮上。トップからは21秒差。
その4秒差で積水化学。
さらに4秒差で第一生命と続きます。
三井住友海上が5位、ユニバーサルエンターテインメントが6位、資生堂が7位。第一生命から資生堂まではまだ5秒差と相変わらず接戦。
3区
12.2kmの最長区間で、各チームのエースが登場。
ここで第一生命の勝又美咲選手が区間新の快走。トップを奪います。
1秒差で積水化学の清水裕子選手が続きます。清水選手のタイムも従来の区間記録を上回る好タイム。
スターツが3位。徳田夕佳選手はこのメンバーの中で4位と好走。これは健闘と言っていいでしょう。
ユニバーサルエンターテインメントが4位。永尾薫選手は区間6位。
吉川美香選手を起用したパナソニックが5位。
三井住友海上が6位。
そしてここで11位だったヤマダ電機の西原加純選手が猛追。7位まで上げてきます。
4区
4区では積水化学が反撃。
山元美駒選手が区間新の快走。
スターツの高木千明選手が区間2位と好走し、2位にあげてきます。
第一生命が3位。野尻あずさ選手は区間6位でした。
ユニバーサルエンターテインメントが4位、パナソニック5位、三井住友海上6位は変わらず。
5区
積水化学は小俣后令選手が区間5位とまとめ、スターツ、第一生命を引き離します。ここで13年ぶりの優勝が見えてきた感じになりました。
ユニバーサルエンターテインメントの堀江知佳選手が区間2位と好走し3位浮上。
しかしそれを上回ったのが区間記録まであと1秒と迫る素晴らしい走りを見せた加藤麻美選手(パナソニック)。4位まで上げてきました。
三井住友海上は渋井陽子選手が区間8位とまだ本来の調子からは遠く、6位から順位をあげられませんでした。
資生堂が7位浮上。村岡温子選手は区間3位と好走。
6区
30秒あれば、というのが積水化学の野口監督の話だったのですが、2位の第一生命との差は33秒。
あとは馬場佐由里選手に託します。
連覇を狙う第一生命は尾崎好美選手がこの区間。
尾崎選手はじわじわと差を詰め、最後はトラック勝負。しかも残り100mを切ったところで逆転というすごい展開でした。
尾崎選手は区間新記録もマークと大活躍でした。
積水化学は2位。しかし近年低迷していただけに、これは大健闘と言っていいでしょう。
ユニバーサルエンターテインメントが3位。谷奈美選手は区間3位と好走。
4位はパナソニック。長位区間をきちんと走ったのが大きかったですね。
5位はスターツ。5区で順位を下げてしまったものの、これは予定通りでしょう。過去最高順位を更新です。全日本ではどうなるのか楽しみですね。
6位はホクレンアンカーの赤羽有紀子選手は区間2位と好走し、3人抜きました。
7位は三井住友海上。ここから全国までどこまで上げてこられるかが気になるところです。
8位は資生堂。なんだかんだで手堅く走る感じですね。こちらも全国でどのような走りを見せるのか注目です。
時間がとてつもなく遅いので今日はここまで。

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