中国高校駅伝の話
男子
1区は混戦。
永和悠貴選手(出雲工)が30分19秒でトップに立ち、1秒差で3連覇を狙う倉敷の櫃本隼和選手が通過。
そこから9秒あいて3年ぶりの優勝を狙う西京の松村陣之助選手が通過。
4位で徳山の樫部直人選手が通過。トップからは13秒差。
ここから12位までがわずか6秒差という接戦。
この中に、倉敷南、如水館、高川学園、米子松陰、関西、世羅、皆実、柳井商工が含まれます。
この結果、トップから20秒差以内で12位までが入るという大接戦のスタートとなりました。
2区
倉敷の森敏貴選手は区間3位と好走し、トップを奪います。
出雲工が5秒差の2位。渡辺涼太選手は区間4位。
3位は西京。谷本拓己選手は区間2位と好走し、順位こそ変わらなかったものの、同タイムで通過。
世羅の田中健選手が6人抜きで4位浮上。
如水館が5位。
木村大樹選手が区間賞の快走を見せ、広島国際学院が6位浮上。木村選手は8人抜き。
1秒差の7位で柳井商工。大野真寛選手は区間8位ながら5人抜き。
3区
J.ガサイヤ選手をここで起用した世羅が倉敷をかわしてトップに立ちます。
倉敷の藤井孝之選手は、世羅にはかわされたものの、区間2位にまとめ、トップから52秒差の2位で中継。
藤井翔太選手が区間3位と好走した西京は世羅にはかわされたものの、出雲工をかわして3位をキープ。トップからは1分08秒差。
柳井商工が4位浮上。広島国際学院が5位浮上。出雲工が6位、1秒差の7位に米子松陰となります。
4区
4区では岡山県大会でもすばらしい走りを見せた馬場翔大選手が区間2位に1分20秒差をつける圧倒的な走りで、世羅をかわしトップを奪い返します。
この区間を23分台でカバーしたのは11年ぶりの快挙。昔の記録がつかめていないのですが、1988年以降では最速タイム。(なお区間記録とされているのは1987年のもの)
世羅に1分08秒差をつけ、独走体制を築きます。
白地慶信選手が区間2位と好走した西京が3位キープ。世羅との差は28秒に。
広島国際学院が4位浮上。柳井商工が5位。
橋本将志選手が区間3位と好走した青嶺が6位浮上。
米子松陰が7位、出雲工が8位となります。
5区
トップを行く倉敷は下久保勇希選手も区間賞の快走。後続との差を広げます。
世羅が2位。
西京が3位。末次慶太選手は区間2位タイと好走。
4位は広島国際学院。古川敬祐選手も区間2位タイと好走。
5位に柳井商工、6位青嶺は変わらず。
出雲工が7位浮上。
6区
倉敷は徳永照選手をここで起用。徳永選手は区間賞の快走。区間2位に33秒差をつけ、後続との差をさらに拡大。
2位は世羅。
3位は西京。斉藤充俊選手は区間2位と好走し、ついに世良との差を10秒差にまで縮めます。
4位に広島国際学院、5位に柳井商工、6位青嶺、7位出雲工は変わらず。
7区
倉敷はアンカーの脇本卓選手も区間賞で締めて、大会記録まであと8秒と迫る2時間06分39秒の好タイムで3連覇達成。終わってみると4区から7区まで区間賞4連発と圧勝でしたね。全員が区間3位以内と安定した走りを見せました。
2位は世羅。最後は西京に追い上げられましたが、凌ぎ切り、2時間08分53秒で2位。県大会で走った選手を一切起用せずにこのタイムはすごいですね。
3位は西京。アンカーの佐々木康成選手は区間3位と好走しましたが、5秒届かず。しかし2時間08分58秒は好タイムです。また全員が区間3位以内で走り、3区以外は全区間で世羅を上回りました。
4位は広島国際学院。1区で少々出遅れたのですが、2区以降の追い上げで4位。昨年の17位から大きく順位をあげてきました。
5位は柳井商工。アンカーで力尽きた感じではありましたが、それでも昨年の9位を上回る5位と健闘しましたね。
6位は青嶺。出雲工の追い上げを凌いで1秒差で6位。こちらも昨年の15位から大きく順位をあげました。
7位は出雲工。昨年よりも順位は下げたものの、今年も入賞。やはり安定していますね。
8位は広島皆実。アンカーの井野口慎之輔選手は区間2位と好走しました。
女子
1区
1区ではインターハイ3000m4位の岡未友紀選手(興譲館)が区間賞の快走。興譲館はこれで2004年以降8年連続の1区トップ。
しかも2位に34秒差をつけ、早くも独走状態。
2位には山口県大会では1区区間賞の福谷好恵選手(西京)が入り、3位には藤田友里恵選手(萩商工)が入りました。
2区
興譲館は1年生ながら国体少年共通800m8位の矢本桜子選手をここに起用。矢本選手も区間賞の快走で、2位との差を56秒に拡大。
西京の藤重美穂選手も区間2位と好走しますが、矢本選手には22秒差をつけられてしまいました。しかし3位以下との差は35秒に広げました。
その3位は平田、4位に鳥取中央育英、5位聖光と続きます。
3区
興譲館の3区は1年生ながらインターハイ1500m10位の足立知世選手。足立選手も区間賞。しかも3km区間にもかかわらず、区間2位に32秒差をつける圧倒的な走りを見せ、2位との差を1分28秒に拡大。
西京の峯岡萌子選手が区間2位と好走し、興譲館には離されたものの、3位との差は拡大。
平田が3位キープ。
聖光が4位浮上。鳥取中央育英が5位。
4区
興譲館は県大会では5区を務めた藤井純菜選手を4区に。藤井選手も区間賞。
西京は河津優衣選手を起用。河津選手も区間2位と好走。
聖光が3位浮上、平田が4位、5位に鳥取中央育英と続きます。
5区
興譲館は奥野舞子選手を起用。奥野選手も区間賞で締め、1時間08分22秒の好タイムで9連覇達成。2位にはなんと2分40秒差。これはすごいですね。
終わってみると全区間区間賞。これで興譲館は5年連続区間賞総なめ。
しかもエースの菅華都紀選手を温存し、岡選手以外は1年生でこの結果ですから…本当にすごいとしか言いようがありませんね。
2位は西京。興譲館には離されたものの、1区から4区までは区間2位とそれ以外のチームに差をつけ、2位をキープ。県大会より若干タイムを落としてしまったものの、県大会よりも風が強かったようなので、まずまずの結果と言えそうです。
3位は鳥取中央育英。最終的には3位まで上げてきましたね。アンカーの前川祐紀選手は区間2位と好走しました。
4位は聖光、5位は平田となりました。
時間が遅いので今日はここまで。

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