知ったかぶり陸上ファン　仮住まい

昨晩、アップしそこなった唐津10マイルの話を。


男子10マイルでは星創太選手(富士通)が47分00秒で初優勝。5年ぶりの46分台はなりませんでしたが、ここ4年では最高のタイムです。
2位には上野裕一郎選手(エスビー食品)が47分02秒で入りました。
3位には西恭平選手(九電工)が47分05秒で入り、4位はK.ジュグナ選手(第一工大)が47分11秒と続きました。

有名どころでは今井正人選手(トヨタ自動車九州)が47分44秒で10位。
2009年に優勝経験のある三津谷祐選手(トヨタ自動車九州)は47分51秒で12位でした。

そして毎年恒例の団体戦風集計。(上位3選手のタイムの合計)
2:23:03 九電工(3位、8位、18位)
2:24:02 トヨタ自動車九州(10位、12位、16位)
2:24:31 西鉄(7位、9位、27位)
2:27:15 黒崎播磨(14位、24位、34位)
2:28:19 カネボウ(15位、19位、47位)
2:28:25 ＳＵＭＣＯ(25位、26位、29位)
2:28:37 中国電力(11位、40位、42位)
2:31:41 三菱重工長崎(13位、33位、65位)
2:33:24 第一工大(4位、58位、65位)
2:35:52 久留米大学(41位、43位、70位)
----------------------------------------------------------10
今年は常連の旭化成や安川電機がほとんど出場していなかったため、団体戦風には人数が足りませんでした。
昨年、2人しか出場しなかった西鉄が復活。
カネボウは久々に3人以上の出場。


女子10kmでは昨年の日本選手権10000mを制した杉原加代選手(デンソー)が33分04秒で優勝。
高山琴海選手(シスメックス)が33分12秒で2位。これは大健闘と言っていいですね。トラックシーズンが楽しみです。
野上恵子選手(十八銀行)が33分13秒で3位。
高校生では阪田愛子選手(豊北)が34分12秒で13位に入ったのが最高でした。
今年から高校女子5kmができたせいかもしれませんね。

女子でも作ってみた団体戦風
1:41:10 シスメックス(2位、8位、11位)
1:41:33 十八銀行(3位、9位、15位)
1:42:29 ノーリツ(7位、12位、18位)
1:43:20 デンソー(1位、10位、27位)
1:48:20 大分東明(17位、28位、32位)
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団体戦風ではシスメックスが1位。
今年はこの種目に出た高校生が少なかったせいか、高校生の団体戦風で1時間50分を切ったのはは大分東明のみ。


高校女子5kmでは柿本未来選手(九国大付)が16分56秒で優勝。
同タイムの2位には平井見季選手(白石)が入り、白石は3位にも内田梨絵選手、9位に前田愛梨選手など大活躍。
団体戦風集計では1位でした。


高校男子10kmでは近藤修平選手(大分東明)が29分37秒で優勝。
都道府県対抗男子駅伝4区区間賞の室井勇吾選手(文理大附)が同タイムの2位。
阿南堅也選手(大分東明)が29分44秒で3位。
昨年2位の大塚祥平選手(大分東明)が29分45秒で4位と続き、何と6位までが大分勢でした。
また8位までが29分台とレベルの高いレースでしたね。


団体戦風集計ではこんな感じ。
1:29:06 大分東明(1位、3位、4位)
1:30:01 文理大附(2位、8位、15位)
1:30:03 鳥栖工(7位、10位、11位)
1:32:35 西京(18位、23位、32位)
1:32:54 白石(12位、33位、39位)
1:33:07 青嶺(9位、40位、45位)
1:33:12 米子松蔭(17位、26位、56位)
1:33:53 大分西(6位、55位、75位)
1:33:58 九国大付(27位、37位、46位)
1:34:07 大牟田(19位、36位、69位)
----------------------------------------------------------10
大分東明は総合5位の中原拓胤選手が団体戦風集計でカウントされないというすさまじいレベルでしたね。
主力選手がほとんど千葉クロカンに行ってしまった大牟田はそれでも10位以内に入りましたね。


とりあえずこんなところでしょうか？

気温が急に上がって少々走りにくい状況だったらしいのですが、ペースメイカーの佐藤智之選手(旭化成)が非常にうまく刻み、序盤は20人を超える集団。
20km手前あたりから徐々に人数が減り始めますが、それでも10人を超える集団で展開。


30kmで佐藤選手が抜けると、永岩義人選手(カネボウ)が先頭に立ちます。
この時点で集団にいたのは永岩選手以外では、初マラソンの小林光二選手(SUBARU)、井上直紀選手(小森ｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ)、石田和也選手(西鉄)、池永和樹選手(コニカミノルタ)、野口功太選手(トヨタ自動車)、豊田崇選手(Honda)の7人。

32kmで池永和樹選手がスパート。
池永選手、小林選手、野口選手、石田選手の4人の集団になります。


さらに35kmすぎで小林選手がスパートし、トップに立つと、野口選手が遅れます。
このまま初マラソン初優勝を、と期待したのですが、小林選手は逃げ切れず、またペースが落ちたところで、再び野口選手が集団に追いつき、今度は野口選手が先頭に。

そして38km過ぎ、満を持して石田和也選手がスパート。
池永選手が反応しますが、差がついてしまいます。
結局、このまま石田選手が逃げ切り、2時間11分57秒で優勝。
池永選手は12秒差の2位。

さて後続では野口選手と小林選手が抜きつ抜かれつの激しい争い。
これが40kmあたりまで続いていたところまでは見たのですが、ゴールが近くなると、石田選手のほうに中心が移り(当たり前ですね)、後続の争いはわからないことに。

2位の池永選手のゴールの後、2時間12分28秒で野口選手がゴール。小林選手は2時間12分52秒で4位。
3位で野口選手が来たとき、すぐに小林選手も来ると思ったのですが意外と差がついていましたね。やはり初マラソンでは最後の部分で粘り切れなかったというところもあったのでしょうか。ただ実業団1年目で初マラソンということを考えるとまずまずの結果だったと言えるのではないでしょうか。
次回は飛躍となるようなレースをしてほしいですね。

テレビでも言っていましたが、今年はレベルが高かったですね。

延岡西日本マラソンパフォーマンス歴代10傑＋α
2:11:05　鷲尾優一(三菱重工長崎)　2006年1位
2:11:41　喜多健一(九電工)　2006年2位
2:11:57　石田和也(西鉄)　2012年1位
2:12:07　小林誠治(三菱重工長崎)　1999年1位
2:12:08　中森一也(大塚製薬)　2006年3位
2:12:09　池永和樹(コニカミノルタ)　2012年2位
2:12:18　下重正樹(コニカミノルタ)　2010年1位
2:12:19　小倉幸康(鐘紡)　1999年2位
2:12:24　国武良真(九電工)　2004年1位
2:12:28　野口功太(トヨタ自動車)　2012年3位
----------------------------------------------------------10
2:12:44　竹内健二(トヨタ自動車九州)　2011年1位
2:12:52　小林光二(SUBARU)　2012年4位
小林選手を入れるため12位まで拡大。4位のタイムとしては史上最高タイムですね。


ラストランということで注目されていた喜多健一選手(九電工)は20km手前で遅れ始めたのですが、その後はベテランらしい粘りを見せ、最終的には9位まで上げてきましたね。


時間が遅いので今日はここまで

11日に行われた姫路城ロードレースの話。

男子10マイルでは徳本一善選手(日清食品)と森本卓司選手(中国電力)の激しい争い。
結局、徳本選手が47分34秒で優勝。
森本選手が2秒差の2位。
3位には渡邉真一選手(山陽特殊製鋼)が47分57秒で入りました。
47分台がわずか3人とさびしい結果。翌日が千葉クロカンという日程の影響もあるのかもしれません。


2部男子10マイルでは稲住拓選手(須磨学園)が49分57秒で優勝。
2位の力石直也選手(如水館)に21秒差をつける圧勝でした。
こちらは実業団以上に千葉クロカンの影響を受けた形になっていますね。あまり有力選手が出ていない感じです。


女子5kmでは会津容子選手(四国電力)が16分17秒で優勝。
これは大会歴代4位タイの好タイム。
2位にも四国電力の多賀原裕夏選手が16分28秒で入るなど実業団の意地を見せましたね。
3位は岩井朝香選手(立命館宇治)。16分36秒とまずまずのタイム。
4位の片田桃華選手(立命館宇治)も16分37秒と好走。
会津恭子選手(四国電力)は16分57秒で7位でした。


中学男子5kmでは都道府県対抗男子駅伝で2区を務めた池田親選手(山手)が15分18秒で圧勝。

中学女子5kmでは和田さくら選手(稲美)が17分24秒で勝ちました。

時間が遅いので今日はここまで

いまさらですが、5日に行われた丸亀ハーフマラソンの話。
今年の丸亀ハーフマラソンは非常にレベルが高かったですね。


男子はキソリオ選手(ケニア)が序盤に飛び出し、そのまま独走で優勝。15km過ぎて少しタイムが落ちだ感じだったので、残念ながら1時間は切れませんでしたが、それでも1時間00分02秒という大会歴代2位の素晴らしいタイム。
2位はダニエル選手(富士通)で1時間01分01秒とこちらも好タイムでしたが、キソリオ選手にはちょっと離されてしまいましたね。
その1秒差でジャコブ選手(愛知製鋼)、さらにベンジャミン選手(日大)が1時間01分06秒で4位とケニア勢が4位までを占めました。

日本選手では高林祐介選手(トヨタ自動車)が1時間01分31秒で5位に入ったのが最高。
後半追い上げた藤原新選手が1時間01分34秒で6位。
窪田忍選手(駒澤大)が1時間01分38秒で7位。大学生としては素晴らしいタイムですね。
このあとの続々と選手がゴール。
なんと24位までが1時間02分を切りました。
この大会で1時間02分を切った日本人選手は昨年まで7人だったのですが、今年はなんと20人が1時間02分を切りました。
この結果、丸亀ハーフのパフォーマンス歴代100傑が大幅変動　※2012年2月12日23時24分ごろ一部追加。
丸亀ハーフマラソン　パフォーマンス歴代100傑
59:48 M.モグス(山梨学院大)　2007年1位
1:00:02 M.キソリオ(ケニア)　2012年1位
1:00:21 Z.ガソ(コニカ)　2003年1位
1:00:37 M.モグス(山梨学院大)　2009年1位
1:00:55 S.ドゥング(愛知製鋼)　2011年1位
1:00:55 宇賀地強(コニカミノルタ)　2011年2位
1:01:01 G.ダニエル(富士通)　2012年2位
1:01:02 W.ジャコブ(愛知製鋼)　2012年3位
1:01:06 G.ベンジャミン(日大)　2012年4位
1:01:08 G.ダニエル(日大)　2010年1位
----------------------------------------------------------10
1:01:29 M.モグス(アイデム)　2011年3位
1:01:31 高林祐介(トヨタ自動車)　2012年5位
1:01:34 G.ダニエル(日大)　2009年2位
1:01:34 藤原新(東京陸協)　2012年6位
1:01:35 A.ジョロゲ(小森ｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ)　2008年1位
1:01:36 L.カギカ(ＪＦＥ)　2005年1位
1:01:38 窪田忍(駒澤大)　2012年7位
1:01:39 O.モカンバ(山梨学大)　2005年2位
1:01:39 J.ムワニキ(コニカミノルタ)　2008年2位
1:01:42 山口祥太(富士通)　2012年8位
----------------------------------------------------------20
1:01:43 Ｌ・カギカ(ＮＫＫ)　2002年1位
1:01:43 M:モグス(山梨学院大)　2010年2位
1:01:44 清水大輔(カネボウ)　2012年9位
1:01:44 M.モグス(ケニア)　2012年10位
1:01:44 小西祐也(トヨタ自動車九州)　2012年11位
1:01:45 濱崎達規(小森ｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ)　2012年12位
1:01:45 新田良太郎(コニカミノルタ)　2012年13位
1:01:45 設楽啓太(東洋大)　2012年14位
1:01:46 五十嵐祐太(JR東日本)　2012年15位
1:01:46 松藤大輔(カネボウ)　2012年16位
----------------------------------------------------------30
1:01:48 西川哲生(ＹＫＫ)　2002年2位
1:01:49 C.ジュイ(流通経大)　2005年3位
1:01:49 J.ムワニキ(コニカミノルタ)　2010年3位
1:01:49 平野護(安川電機)　2012年17位
1:01:52 加藤俊英(本田技研)　2002年3位
1:01:52 R.キスリ(モロッコ)　2011年4位
1:01:53 小川雄一朗(カネボウ)　2010年4位
1:01:54 高林祐介(駒澤大)　2010年5位
1:01:54 山本亮(佐川急便)　2012年18位
1:01:55 野口英盛(順 大)　2002年4位
----------------------------------------------------------40
1:01:55 F.キマニ(ＪＡＬＡＧＳ)　2004年1位
1:01:55 森田知行(カネボウ)　2012年19位
1:01:56 攪上宏光(駒澤大)　2012年20位
1:01:57 高瀬無量(山梨学院大)　2010年6位
1:01:57 山中貴弘(Honda)　2012年21位
1:01:58 岩井勇輝(旭化成)　2012年22位
1:01:58 吉川修司(九電工)　2012年23位
1:01:58 筱嵜昌道(日立電線)　2012年24位
1:02:00 松宮祐行(コニカミノルタ)　2004年2位
1:02:01 家谷和男(山陽特殊製鋼)　2004年3位
----------------------------------------------------------50
1:02:02 奥田真一郎(ＮＥＣ)　2003年2位
1:02:02 M.ワウエル(富士通)　2008年3位
1:02:02 森田知行(カネボウ)　2010年7位
1:02:08 家谷和男(山陽特殊製鋼)　2005年4位
1:02:08 平賀翔太(早稲田大)　2010年8位
1:02:09 藤井周一(日 大)　2003年3位
1:02:09 飯沼健太(佐川急便)　2012年25位
1:02:09 岩本雄樹(マツダ)　2012年26位
1:02:11 山口洋司(ＮＥＣ)　2003年4位
1:02:11 徳永考志(三菱重工長崎)　2003年5位
1:02:11 井幡磨(大塚製薬)　2004年4位
1:02:11 松宮隆行(コニカミノルタ)　2007年2位
1:02:13 瀬戸口賢一郎(旭化成)　2004年5位
1:02:13 松宮隆行(コニカミノルタ)　2006年1位
1:02:14 中井祥太(東海大)　2003年6位
1:02:14 松下龍治(富士通)　2008年4位
1:02:14 S.ムツリ(コニカミノルタ)　2006年2位
1:02:15 豊後友章(旭化成)　2010年9位
1:02:16 O.モカンバ(山梨学大)　2003年7位
1:02:16 O.モカンバ(山梨学大)　2004年6位
----------------------------------------------------------70
1:02:17 坪田智夫(コニカミノルタ)　2008年5位
1:02:18 入船敏(カネボウ)　2010年10位
1:02:18 川内優輝(埼玉県庁)　2012年27位
1:02:19 大六野秀畝(明治大)　2012年28位
1:02:21 秋山羊一郎(ＮＥＣ)　2003年8位
1:02:21 O.コスマス(山梨学院大)　2010年11位
1:02:21 R.キスリ(モロッコ)　2012年29位
1:02:21 伊藤正樹(国士舘大)　2012年30位
1:02:22 木滑良(三菱重工長崎)　2012年31位
1:02:24 和田正人(ＮＥＣ)　2003年9位
----------------------------------------------------------80
1:02:24 佐藤敦之(中国電力)　2009年3位
1:02:26 竹澤健介(早稲田大)　2006年3位
1:02:26 家谷和男(山陽特殊製鋼)　2006年4位
1:02:26 大森輝和(四国電力)　2007年3位
1:02:26 北村聡(日清食品)　2009年4位
1:02:26 飛松誠(安川電機)　2009年5位
1:02:27 野口憲司(四国電力)　2007年4位
1:02:27 中東亨介(山陽特殊製鋼)　2006年5位
1:02:27 豊後友章(旭化成)　2009年6位
1:02:28 野口英盛(順　大)　2001年1位
1:02:28 清水智也(佐川急便)　2006年6位
1:02:28 山本修平(早稲田大)　2012年32位
1:02:28 菊池昌寿(富士通)　2012年33位
1:02:29 高橋健一(富士通)　2001年2位
1:02:29 小西健(ＮＥＣ)　2003年10位
1:02:29 白石賢一(旭化成)　2007年5位
1:02:29 藤原新(JR東日本)　2007年6位
1:02:29 中本健太郎(安川電機)　2009年7位
1:02:30 前川雄(東海大)　2007年7位
1:02:30 豊後友章(駒澤大)　2008年6位
1:02:30 山本芳弘(トヨタ紡織)　2008年7位
1:02:30 中谷圭介(JR東日本)　2008年8位
1:02:30 星創太(駒澤大)　2009年8位
==========================================================103
33も入れ替わるのがすごいですね。
特に30位以内では半分以上が入れ替わっていることになります。


女子ではT.ゲラナ選手(エチオピア)が1時間08分48秒で圧勝。
永尾薫選手(ﾕﾆﾊﾞｰｻﾙｴﾝﾀｰﾃｲﾝﾒﾝﾄ)が1時間10分32秒で2位。
野村沙世選手(名城大)が1時間10分34秒で3位と続きました。

2月4日にボストンで行われたNew Balance Indoor Grand Prixの話。


女子棒高跳では昨年の世界選手権4位のSuhr選手(米国)が4m88の米国室内新記録で圧勝。
ちなみにこれで室内世界歴代2位の座を奪い返しましたね。
先月まだ20歳のBleasdale選手(英国)が4m87を出して室内世界歴代2位だったのですが、今回Suhr選手はそれを上回る素晴らしい記録。
今季は女子棒高跳のレベルが非常に高いですね。


女子3000mではデファー選手(エチオピア)が8分33秒57でこちらも圧勝。
2位のGEBRESLASE選手(エチオピア)が8分46秒01ですから、なんと12秒以上の差をつけたことになります。
3位は北京五輪の1500m10位のHILALI選手(モロッコ)で8分46秒17でした。


女子60mではAhoure選手(コートジボアール)が7秒13で優勝。
Helsinkiの世界選手権を制したローリン・ウィリアムス選手(米国)が7秒34で8位に入っていますね。


女子1000mでは昨年の世界選手権1500m4位のLakhouad選手(モロッコ)が2分38秒14で優勝。
昨年の世界選手権1500m10位のUceny選手(米国)が2分38秒44の自己新で2位に入っていますね。
800mでワールドアスレチックファイナルを制したこともあるPierce選手(米国)が2分38秒91で4位。


女子300mでは大阪の世界選手権で400m5位のトロッター選手(米国)が37秒07で優勝。以前は何度かこのブログでも取り上げたのでおなじみの人も多いかもしれません。久々に名前を書いた気がします。
2005年の世界ユースの100mを制したナイト選手(米国)が37秒12で2位。


女子2マイルではT.ディババ選手(エチオピア)が9分21秒60で圧勝。
2マイルしかないのに2位に30秒差というのはすさまじいですね。


男子1マイルでは昨年の世界選手権1500m10位のO'Lionaird選手(アイルランド)が3分56秒01で優勝。M.テイラー選手(カナダ)が3分56秒40の自己新で2位に入りました。
昨年の世界選手権10000mで7位の(というよりはその後26分台を出して話題になったといったほうがわかりやすいかもしれませんね)Rupp選手(米国)が3分57秒10で3位。
また昨年の世界選手権10000m2位、5000m優勝のファラー選手(英国)が3分57秒92で4位と豪華なメンバーでしたね。


男子60mHでは昨年の世界選手権110mH4位のオリヴァー選手(米国)が7秒60で優勝。
昨年の世界選手権110mH5位のA.メリット選手(米国)が7秒62で2位に入りました。


男子3000mでは一昨年の世界ジュニア選手権1500mを制したNdiku選手(ケニア)が7分38秒29で優勝。
昨年の世界選手権5000m3位のGEBREMESKEL選手(エチオピア)が7分38秒97で2位。
昨年の世界選手権1500m2位のS.キプラガト選手(ケニア)が7分41秒02で3位。
この2選手を破っての優勝というのはすごいですね。
まだ19歳。今年どれだけ伸びてくるのか楽しみですね。


時間が遅いので今日はここまで。

2月4日にオーストラリアで行われたBRIGGS ATHLETICS CLASSICの男子5000mで高校生が何人か出場。

駅伝で大活躍だった久保田和真選手(九州学院)が14分00秒22の好タイムで12位に。
昨年の国体少年A5000mを制した横手健選手(作新学院)が14分11秒89で14位、昨年のインターハイ3000mSCを制した小林巧選手(下諏訪向陽)が14分52秒06で20位、勝亦祐太選手(西脇工)が14分59秒75で21位でした。

海外で高校生が記録を出す機会というのは世界ジュニア以外ではあまりなく、おそらく海外で高校生が記録したもののうち、世界ジュニア選手権以外で出されたタイムとしては今回の久保田選手が最高タイムなのではないかと思います。

きちんと調べきれていませんが、こんなものを。

高校生の海外パフォーマンス歴代5傑　※2012年2月4日まで
13:54.33 西池和人 (須磨学園) 2010 7.24
13:58.87 村澤明伸 (佐久長聖) 2008 7.13
14:00.22 久保田和真 (九州学院) 2012 2.04
14:11.89 横手健 (作新学院) 2012 2.04
14:14.88 武井隆次 (國學院久我山) 1988 7.28
----------------------------------------------------------5
実は5傑でも結構あやしいです。
まあこんなものじゃないかな、くらいに思っていただければ…。



時間が遅いので今日はここまで。

昨日の前篇が不評だったら打ち切ろうと思っていた後篇。
別に好評だったわけではないですが、まあ不評というほどでもなかったので、続行で。


さて5日の話を中心に。

男子三段跳はハイレベルな争い。
1回目、昨年の国体少年Aでは優勝、インターハイ2位、日本ジュニア選手権3位(高校生ではトップ)の阿比留明久選手(福岡一)が、いきなり昨年の優勝記録を上回る14m83をマーク。昨年の国体3位、インターハイ4位の椢原功輝選手(鳴門)が14m88とこちらも昨年の優勝記録を上回る記録で阿比留選手を抜いてトップに立ちます。
2回目に阿比留選手は14m85と記録を伸ばしますが、椢原はここで15m01をマーク。
1位2位は変わらず。ここで昨年の日本ユース選手権6位の中山昂平選手(上田東)が14m77をマークして3位に浮上。

3回目、ここまで2連続ファールだった飯田旭選手(福岡一)が14m79をマークして3位に浮上。それ以外は上位に変動なし。
後半に入って4回目は記録を伸ばした選手はなく、そのまま。
そして5回目。
飯田旭選手が15m15をマーク。これは自己新でしょうか？一気にトップに立ちます。
最後の6回目、飯田選手はファール。
阿比留選手が14m94と記録を伸ばしてきますが、3位のまま変わらず。
椢原選手も記録を伸ばせず、結局飯田選手が優勝。
しかし、昨年の優勝記録が14m80、一昨年が14m97だったことを考えると今年は3年ぶりの高水準でしたね。
日本ジュニア室内　パフォーマンス歴代15傑
15m59　十亀慎也(新居浜東)　2005年1位
15m42　岡部優真(福岡一)　2009年1位
15m40　塩見将輔(玉野光南)　2007年1位
15m22　藤林献明(大塚)　2003年1位
15m15　飯田旭(福岡一)　2012年1位
15m14　小西雄基(西城陽)　2009年2位
15m13　松田晋治(洛南)　2006年1位
15m09　星川修一(三豊工)　2003年2位
15m02　村上智史(名古屋大谷)　2006年2位
15m01　小川恭輔(大阪)　2005年2位
15m01　椢原功輝(鳴門)　2012年2位
----------------------------------------------------------11
14m97　越川大紀(成田)　2010年1位
14m96　奥博詞(和歌山北)　2003年3位
14m95　村上智史(名古屋大谷)　2005年3位
14m94　阿比留明久(福岡一)　2012年3位
阿比留選手を入れたかったので15位まで拡大。ちなみに阿比留選手は昨年も3位でした。



男子走高跳では昨年の日本ジュニア選手権5位の川端哲矢選手(岡崎城西)が2m05で優勝。
昨年の日本ユース選手権2位の瀬戸口桂選手(鹿児島南)と同8位の佐藤凌選手(東大阪大柏原)が2m00で2位。試技数まで同じため、同着の2位。
昨年優勝の柄戸景介選手(龍谷富山)は1m95で4位でした。


男子棒高跳では昨年の日本ジュニア選手権2位の有明徹也選手(観音寺中央)が5m00で優勝。
昨年の日本ユース選手権を制した堀田早人選手(東大阪大柏原)が4m90で2位に入りました。
同じく東大阪大柏原の日置健也選手が4m80で3位。
昨年のインターハイ2位の高橋祐介選手(前橋育英)が4m80で4位に入っていますね。



男子走幅跳では昨年のインターハイを制した高政知也選手(東海大浦安)が7m49で優勝。大会歴代2位の好記録です。
高政選手は連覇達成。1回目でトップに立つと、4回目でさらに記録を伸ばし、そのまま逃げ切り。
高政選手は前日の日本中華台北交流では7m16で2位だったのですが、こちらではきっちり優勝してきましたね。
2位には昨年のインターハイ2位の松原奨選手(東海大翔洋)が7m29で入りました。
昨年の日本ユース選手権を制した高橋広明選手(沼田)が7m26で3位に入っていますね。
前日の日本中華台北交流を制した小田大樹選手(下関商)は7m09で6位でした。


男子1500mでは昨年のインターハイ3位の山本雄大選手(須磨学園)が3分54秒09の大会新で優勝。
2位には先日の都道府県対抗男子駅伝で1区4位と活躍した武田凛太郎選手(早稲田実)が3分55秒09で入りました。
3位の射場雄太朗選手(明星)が3分58秒50とここまでが従来の大会記録を上回る…といってもこの種目はそんなに歴史はないですが、それでも室内の記録としては好タイムでした。


女子1500mでは米田絵里選手(薫英女学院)が4分31秒21で優勝。
昨年の国体少年共通800mを制した福嶋美和子選手(筑紫女学園)が4分40秒54で4位に入っていますね。
また昨年のインターハイ7位の吉田奈生子選手(東大阪大敬愛)が4分55秒44で5位に入るなど800mで実績のある選手が活躍しましたね。


女子走高跳では昨年の日本ユース選手権4位の萩原くらら選手(倉吉東)が1m68で勝ちました。


女子走幅跳では昨年の日本ジュニア選手権5位の北島理帆選手(北陸)が5m86で優勝。
2位にはインターハイ3位の森本麻里子選手(太成学院)が5m76で入りました。
昨年の日本ユース選手権を制した末永成美選手(鹿児島女)が5m71で3位に入っていますね。
そういえば2位3位は昨年と同じ顔ぶれですね。


女子棒高跳は昨年の日本ジュニア選手権を制した小田嶋怜美選手(木更津総合)が3m70で優勝。
小田嶋選手は前日の日本中華台北交流でも同じく3m70で優勝。
また2位には前日の日本中華台北交流で2位に入った上原あずさ選手(不動岡)が3m60で入りました。上原選手は日本中華台北交流では3m70をマークしています。


時間が激しく遅いので今日はここまで。

4日から5日にかけて行われた日本ジュニア室内の話　

4日の話
特筆すべきなのは、やはり土井杏南選手(埼玉栄)の7秒40でしょう。

女子60mでは予選から好記録。
予選2組で昨年のインターハイ100m3位の青木益未選手(創志学園)が7秒62をマーク。
すると予選4組では昨年のインターハイ100mを制した土井杏南選手(埼玉栄)が7秒40の日本タイ記録をたたき出しました。

決勝では土井選手が7秒47で優勝、青木選手が7秒63で2位となり、非常にレベルの高い争いとなりました。
これは土井選手は決勝のすぐ前に日本中華台北交流60mにも出場していて、その影響で記録が伸びなかったのかもしれませんね。
ちなみにその交流60mでは7秒43をマークして1位。
つまり土井選手はなんと7秒50を切る記録を1日で3回もマークしたことになります。
交流60mでは昨年のインターハイ100m2位の木村茜選手(京都橘)が7秒50で2位に入っていますね。


男子60mでは昨年のインターハイ100mと200m優勝の梨本真輝選手(市立船橋)が6秒77で勝ちました。
梨本選手はその少し前に行われた日本中華台北交流60mでは6秒75で2位に入りました。
ちなみに日本中華台北交流60mを制したのは国体少年Aの100mを制した大瀬戸一馬選手(小倉東)で6秒73の好タイムでした。


男子60mHでは昨年のインターハイ110mH4位の原佑弥選手(自由ヶ丘)と昨年の日本ユース選手権110mHを制した矢田弦選手(松江北)が8秒16で同着優勝。


日本中華台北交流60mHでは昨年の昨年の日本ジュニア選手権を制した田中新也選手(洛南)が7秒83の素晴らしいタイムで優勝。
2位には鄭雲尹選手(中華台北)が7秒86で入りました。
昨年のインターハイ110mHを制した増野元太選手(函館大有斗)が7秒87で3位。
昨年の世界ユースの代表だった間處将太選手(滝川二)が8秒12で5位に入っていますね。


女子60mHでは昨年優勝の高橋緋奈選手(倉敷中央)が8秒58で連覇達成。
昨年の日本ジュニア選手権100mH6位の上田繭選手(大阪)が8秒63で2位に入りました。
昨年のインターハイ100mH4位タイの高木柚香莉選手(中村女)は8秒87で6位でした。


日本中華台北交流60mHでは昨年のインターハイ100mHを制した福部真子選手(皆実)が8秒68で優勝。
2位には昨年の日本ジュニア選手権を制した飯田郁未選手(神戸龍谷)が8秒70で入りました。


時間が遅いので今日はここまで。

ちょっと体調を崩していたのでしばらく休んでいましたが、また再開です。
体調不良といってもたいしたことはありませんので、どうかご心配なく。


本日行われた別大マラソンの話

解説者の人たちが口をそろえて「絶好のコンディション」といい、ペースメイカーも優秀でずっといいペースできていたのですが…
やはり五輪選考レースではなかったせいか記録としては物足りない結果になってしまいました。


最初からペースメイカーがいい仕事をしていたので、集団のまま、徐々に選手が減っていくという形でしたね。

選手の紹介のVTRをかなりいろいろと作っていたらしく、いろいろな選手のコメントがあったのが良かったです。全体的に選手メインでいい中継でしたね。


さて、レースはペースメイカーが離れたあとから
ジャルソ選手と荒川丈弘選手(旭化成)が前に出ます。
しかし、これはしかけたというほどでもなく、そのうちに後続集団に吸収。


30kmを過ぎて、今度は森脇佑紀選手(JFEスチール)がしかけますが、これも持たず。


その後ジョロゲ選手(小森ｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ)が仕掛け、そのまま後続を突き放してゴール。
2時間09分38秒と自己記録を更新。


2位には終盤で追い上げたバトオチル選手(モンゴル)が2時間11分05秒で入りました。

ジャルソ選手は2時間11分13秒で3位。

日本選手では松村康平選手(三菱重工長崎)が2時間11分18秒で4位に入ったのが最高。
こちらも終盤で追い上げましたね。
今回が初マラソンということで、新人の登竜門といわれる別大にふさわしい活躍と言えるかもしれません。

三菱重工長崎　マラソン歴代5傑　※2012年2月5日まで
2:10:06　徳永考志　2005年　びわ湖
2:10:38　小林誠治　2009年　別大
2:10:53　堤忠之　2003年　別大
2:11:05　鷲尾優一　2006年　延岡
2:11:18　松村康平　2012年　別大
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あまり追跡できなかったのでここまで。


森脇佑紀選手は2時間11分52秒で5位。
ただし、自己記録は更新。途中自分から仕掛けるなど、見せ場は作りました。


途中、トップに立つシーンもあった荒川丈弘選手は2時間13分39秒で10位でした。
初マラソンですから、終盤での失速はまあ仕方ないでしょう。



吉田香織選手は猫ひろし選手のサポートだったのでしょうか？
途中でやめてしまったようです。
その結果、女子では望月千幸選手(キヤノン)が2時間43分12秒で優勝しました。


コンディションが良かっただけにもう少し記録が出るとよかったのですが、マラソン経験の少ない選手が多かったせいか、好記録続出とはいきませんでしたね。
ただ逆にいえば、この経験を生かして次につなげられそうな走りをした選手は何人もいたので、今後に期待したいです。


ところで解説の宗茂さんが、
「応援の時は下の名前で呼んであげてください」
とおっしゃっていたのですが、そういうものなのでしょうか？
そういえば、某駅伝では声をかける方々は下の名前で呼んでいることが多いですね。

仮にそうだとしても、競技場でやってもいいものなのでしょうか？
もしやってもいいのなら今年の関東インカレで試そうかと思っているのですが…

1月28日にニューヨークで行われた室内大会の話


男子600ヤードではベルリンの世界選手権の400m3位のQuow選手(トリニダードトバゴ)が1分11秒20で優勝。
昨年の世界選手権400mH6位のジャクソン選手(米国)が1分11秒31で2位に入っていますね。
昨年の世界選手権400m7位のヘンリー選手(バージン諸島)が1分11秒75で3位。
特殊種目だけになかなか面白いメンバーでの戦いですね。


男子1マイルでは昨年の世界選手権1500m2位のSilas Kiplagat選手(ケニア)が4分00秒65で優勝。
昨年の世界選手権5000m2位のラガト選手(米国)が4分00秒92で2位に入りました。


男子砲丸投では昨年の世界選手権7位のWhiting選手(米国)が21m16で優勝。
昨年の世界選手権4位のカントウェル選手(米国)が20m72で2位、昨年の世界選手権8位のネルソン選手(米国)が20m68で3位に入りました。


女子50mHではロロ・ジョーンズ選手(米国)が6秒78で優勝。
2位には昨年の世界選手権100mHで4位に入ったPorter選手(英国)が6秒83で入りました。
昨年の世界選手権100mH3位のハーパー選手(米国)は6秒96で5位


男子50mHではトランメル選手(米国)が6秒45で優勝。
昨年の世界選手権4位のオリヴァー選手(米国)が6秒50で2位。


女子50mでは昨年の世界選手権200mを制したキャンベル選手(ジャマイカ)が6秒08で優勝。
2位に0秒12差とこの競技としては圧勝と言っていいかもしれませんね。


男子50mではアサファ・パウエル選手(ジャマイカ)が5秒64で優勝。
昨年の世界選手権100m7位のカーター選手(ジャマイカ)が5秒67で2位。
ガトリン選手(米国)が5秒71で4位に入っていますね。


時間が遅いので今日はここまで。