完全に時間が前後してしまっていますが、国体の2日目の話を。
〜6日の話〜
テレビ放送があった種目から。
成年男子100mでは日本選手権を制した江里口匡史選手(大阪ガス)が10秒29(+0.6)で優勝。連覇達成です。
そして10秒33で2位に入ったのが栃木の本塩遼選手(城西大)。200mを得意とする本塩選手らしい後半の追い上げで見事に2位に。
本塩選手は準決勝では4年ぶりに自己記録を更新する10秒31(+1.4)をマークしました。
また栃木県関連選手では斎藤仁志選手(サンメッセ)が岐阜代表として出場。
10秒44で6位とこちらも入賞を果たしました。
男子400mHでは杉町マハウ選手(日本ウェルネス)が49秒13の好タイムで優勝。
日本インカレを制した野澤啓佑選手(早稲田大)が後半追い上げて49秒60で2位に入りました。野澤選手は予選では49秒49をマークしていますね。
五輪代表の中村明彦選手(中京大)は51秒32で7位でした。
成年男子ハンマー投では野口裕史選手(群馬綜合ガード)が70m20で優勝。
野口選手は1回目に63m86でトップに立つと、2回目には67m09に伸ばし、3回目には70m20と70mの大台に乗せてきました。
2位には田中透選手(チームミズノ)が64m56で入りました。
栃木代表の遠藤彰選手(国際武道大AC)が62m65で4位に入っていますね。
成年女子100mでは福島千里選手(北海道ハイテクAC)が11秒55(+0.6)で圧勝。
なんとなく平凡なタイムに思えてしまいますが、これは国体で出たタイムとしては史上5番目の好タイム。
解説の山崎さんがまだ改善の途中であるというような話をしていたので、記録は来年に期待しましょう。
2位には和田麻希選手(ミズノ)が11秒77で入りました。和田選手は準決勝では11秒75(+0.6)をマークしています。
100mHの五輪代表の木村文子選手(エディオン)が11秒95で8位に入っていますね。
成年女子400mHでは青木沙弥佳選手(東邦銀行)が56秒98で優勝。
終盤ですばらしい追い上げをみせた三木汐莉選手(東大阪大)が57秒98で2位に入りました。
少年男子B200mでは永田駿斗選手(諫早)が21秒70(+0.4)で優勝。
実況のアナウンサーが準決勝でよかったと言っていた今野恭佑選手(相洋)は前半は良かったのですが、終盤に失速。23秒56で8位でした。ゴール後に少し足の付け根あたりを押さえるような仕草が映っていたのですが、はたして大丈夫だったのでしょうか?大事に至らなければいいのですが。
個人的に今野選手について神奈川県の新人戦でのタイムに触れないのが不満でした。
(永田選手の21秒20については紹介していたので)
少年男子共通800mではインターハイ2位の村上昂輝選手(須磨学園)が積極的に引っ張ります。
ゴール直前でインターハイを制した三武潤選手(城西大城西)が村上選手をかわし、1分50秒29で優勝。
村上選手は2位でした。
栃木代表の櫻井治歴選手(宇都宮北)は予選を1分55秒05で突破。
準決勝では1分55秒64で1組5位となり残念ながら決勝進出はなりませんでした。あと1人かわせば決勝進出だっただけに惜しかったですね。
少年女子B200mでは青山聖佳選手(松江商)が24秒12(+1.1)の好タイムで圧勝。後半の伸びは素晴らしかったですね。
全日中を制した大竹佑奈選手(高台中)が24秒57で2位に入りました。
栃木代表の中野怜奈選手(國學院栃木)は予選4組に出場。26秒77で6位となり、準決勝進出はなりませんでした。
以下テレビ放送がなかった種目。
少年男子A走幅跳ではインターハイ2位の飯田旭選手(福岡一)が7m61(-0.5)で優勝。
飯田選手は2回目に7m39(-0.9)を跳んでトップに立つと、3回目に7m56(-0.9)、4回目に7m61(-0.5)と記録を伸ばして優勝。
2位には山川夏輝選手(洛南)が7m39(+0.0)で入りました。
インターハイを制した毛呂泰紘選手(柏日体)は7m39(-0.4)で3位。山川選手がセカンド記録が7m31だったのに対し、毛呂選手のセカンド記録は7m27で、これが順位の決め手となりました。
栃木代表の村田遼介選手(作新学院)は7m01(+0.0)で13位となり、残念ながら4回目以降には進めませんでした。
少年女子B1500mでは小林由佳選手(常磐)が4分23秒05で優勝。群馬での出場なので祝はつけません(笑)
高橋彩良選手(興譲館)が4分24秒36で2位に入りました。
少年女子共通800mでは広田有紀選手(新潟)が自己新となる2分05秒91で優勝。
2位には中田美保選手(県西宮)が2分06秒99で入りました。
インターハイを制した平野綾子選手(横須賀)が2分07秒01で3位。
5位までが2分07秒台というすさまじいレベルでしたね。
この結果、国体におけるパフォーマンス歴代20傑がこんな感じに。
少年女子Aまたは少年共通女子800m パフォーマンス歴代20傑 ※大会記録が少年Aで出された記録であるため、これらは区別せず。
2:04.82 新井文子(群馬女短大附) 1985年1位
2:05.22 真下まなみ(深谷商) 2009年1位
2:05.69 竹沢凉子(鶴崎工) 1996年1位
2:05.91 広田有紀(新潟) 2012年1位
2:05.92 佐々木麗奈(龍谷富山) 1997年1位
2:06.42 広田有紀(新潟) 2012年予選
2:06.47 横瀬彩也香(東大阪大敬愛) 2008年1位
2:06.99 中田美保(県西宮) 2012年2位
2:07.01 平野綾子(横須賀) 2012年3位
2:07.06 真下まなみ(深谷商) 2008年2位
----------------------------------------------------------10
2:07.14 竹沢凉子(鶴崎工) 1997年準決勝
2:07.28 福嶋美和子(筑紫女学園) 2011年1位
2:07.31 平川貴美子(信愛女) 1996年2位
2:07.38 福里秋帆(川和) 2011年2位
2:07.46 鈴木翔子(白梅学園) 2010年1位
2:07.46 中田美保(県西宮) 2012年予選
2:07.52 榊優美子(青森山田) 2012年4位
2:07.56 小野莉奈(上山明新館) 2012年5位
2:07.65 竹沢凉子(鶴崎工) 1997年予選
2:07.70 竹沢凉子(鶴崎工) 1997年2位
----------------------------------------------------------20
今年の記録がずいぶん入っていますね。
時間が激しく遅いので今日はここまで。

4