日本ジュニア選手権・ユース選手権の話。
国体の話と同じような事情により3日目の話から書くというイレギュラーな感じで。
〜ユース選手権の話〜
祝・中島大輔選手(佐野日大) 男子走高跳優勝!!
男子走高跳ではインターハイ4位の中島大輔選手(佐野日大)が2m07で優勝。
中島選手は1m98から跳び始めますが、これを2回失敗となかなか調子が出ない展開。
続く2m01も2回失敗とこの時点では暫定7位。
しかし、2m04を2回目でクリアし、暫定3位に浮上。
続く2m07はただ一人クリアとなり、見事逆転優勝。これは大会歴代3位タイの好記録。
この後、大会記録更新を目指して2m12に挑みますが、残念ながらこちらはクリアならず。
しかし、栃木の選手がこの大会を制するのは男女通じて史上初の快挙です。
2位には2m04を1回目でクリアした小川僚太選手(東京学館船橋)が入り、2m04を2回目でクリアした石川周平選手(花巻北)が3位。
男子200mでは国体で100mのジュニア記録をマークした桐生祥秀選手(洛南)が20秒70(-0.4)の日本ユース新記録で圧勝。桐生選手は100mに続いて2冠達成。
またこれで20秒台は4度目となり、高校2年生としては史上最多。
2位にはインターハイ4位の日吉克実選手(韮山)が21秒19で入りました。日吉選手は予選では21秒18(+1.2)をマークしていますね。
3位にはインターハイ5位の小池祐貴選手(立命館慶祥)が21秒51で続きました。
400mを制した山木伝説選手(九里学園)が21秒79で5位に入っていますね。
男子ハンマー投ではインターハイ4位の藤岡眞也選手(能代商)が1回目に60m91を投げてそのまま逃げ切り。藤岡選手はその後、記録は伸ばせなかったものの、ファールとなった3回目以外はすべての投擲で2位の記録を上回る圧勝でした。
男子4×100Rは仙台育英が40秒94で優勝。
桐生選手を擁する洛南が41秒03で2位。
男子400mHでは中野竜平選手(浜松市立)が53秒29で優勝。
山本諒選手(広島工大高)が53秒28で2位に入りました。
女子200mでは中村水月選手(小松商)が24秒45(+0.3)で優勝。
国体の少年Bを制した青山聖佳選手(松江商)が24秒64で2位。
400mを制した大木彩夏選手(新島学園)が24秒97で8位に入っていますね。
女子400mHではインターハイ3位の清水友紀選手(千葉東)が60秒12で優勝。
インターハイ6位の内山成実選手(長野吉田)が60秒29で2位、3位にはインターハイ8位の宇田川奈桜(川崎市立橘)が61秒51で入り、インターハイの入賞者が順当に3位までに入りました。
女子円盤投では吉留明夏里選手(関西大倉)が41m81で優勝。
5位までが40mを突破しました。
女子砲丸投ではインターハイ4位の伊知地千奈選手(宮崎学園)が13m15で優勝。
西川チカコ選手(城南)が13m04で2位に入りました。
栃木勢では津金恵美選手(青藍泰斗)が12m00で9位に入りました。
女子4×100mRでは土井杏南選手を擁する埼玉栄が46秒50で優勝。
2位には相洋が46秒91で入りました。
國學院栃木は予選2組に登場。
沼沢美季選手、国体少年Bに出場した中野怜奈選手、内田葵選手、粕川愛美選手というオーダー。
48秒14でこの組4位となり、残念ながら決勝進出はなりませんでした。
この結果、この大会におけるパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに
日本ユース選手権 女子4×100mR パフォーマンス歴代10傑
46.36 埼玉栄(初見笑里、阿部彩花、吉田実結、土井杏南) 2012年予選
46.50 埼玉栄(初見笑里、阿部彩花、吉田実結、土井杏南) 2012年1位
46.60 相洋(中村有里、杉崎ゆうな、菊池瑠依奈、久家由貴奈) 2012年予選
46.77 浜松市立(鈴木海景、杉崎はる香、名倉彩夏、建部カオリ) 2011年1位
46.91 相洋(横山紫穂、馬場紅梅、杉山遥香、那木晃子) 2010年1位
46.91 相洋(中村有里、杉崎ゆうな、菊池瑠依奈、久家由貴奈) 2012年2位
46.92 浜松市立(鈴木海景、杉崎はる香、名倉彩夏、建部カオリ) 2011年予選
46.97 恵庭北(石井茉衣、西本亜海、澤口有香、玉田菜摘) 2012年予選
46.98 夙川(日高真紀、田中杏梨、村上彩花、中島ひとみ) 2011年予選
47.03 東京(野口裕香里、片桐典子、峰悠花、中澤まいこ) 2009年1位
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何やら今年の記録がかなりすごいことになっていますね。
〜ジュニア選手権の話〜
男子200mではインターハイを制した橋本晃志選手(川薩清修館)が21秒04(+0.2)で優勝。
橋元選手は100mとの2冠達成。
男子400mHでは永野佑一選手(早稲田大)が50秒87で優勝。
インターハイ2位の間處将太選手(滝川二)が51秒44で2位に入りました。
インターハイを制した松本岳大選手(加古川東)は今回は不出場。
男子走幅跳ではインターハイを制した毛呂泰紘選手(柏日体)が6回目に7m59(+0.5)を跳んで逆転優勝。
国体を制した飯田旭選手(福岡一)が7m52(-0.1)で2位に入りました。
男子ハンマー投では墨訓熙選手(中京大)が68m94の大会新記録で勝ちました。
高校生ではインターハイ3位の植松直紀選手(久居)が63m63で3位に。これは高校歴代9位(たぶん)の好記録。
インターハイを制した松原拓矢選手(関西大倉)は62m67で5位でした。
女子走幅跳では森岡美紅選手(岡山操山)が5m97(+0.2)で優勝。
2位には浅井真子選手(光ヶ丘女)が5m90(+1.1)で入りました。
栃木県関連選手では須田有加選手(青山学院大)が5m79(+0.7)で6位に入っていますね。
女子400mHではインターハイを制した瀧澤彩選手(長野)が59秒30で優勝。
インターハイの七種競技を制した伊藤明子選手(田園調布学園)が60秒59で3位に入っていますね。
伊藤選手は予選では59秒36をマークしています。
女子砲丸投では山本舞選手(大体大)が14m12で優勝。
上位を大学生が占めていますね。
高校生では居川汐里選手(生光学園)が12m48で8位に入ったのが最高でした。
時間が遅いので今日はここまで。

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