福岡国際マラソンの話。
ペースメイカーの上野裕一郎選手がうまくペースを作り、最初は設定通りに入りますが、周りが付いてこなかったため、少し落とすという感じの展開。
その結果、大きな集団のまま20km以上進んで行きました。
15:09−30:13−45:16−1:00:26と日本選手にとってはまずまずのペースで推移し、このままいけばまあ7分台は行けそうな感じ。
後半上がるだろうと瀬古さんが言っていましたが、それを考慮すればまあ悪くないペースでした。
そのうちに集団からこぼれる選手も出始め、徐々に集団が減っていきます。
28kmすぎくらいで集団がペースをあげたため、川内優輝選手(埼玉県庁)が遅れ始め…というかここの場面がちょうどCMだったので、実際にはどこ出遅れたのかよくわからなかったのですが。
30kmをすぎてペースメイカーが外れたところで、堀端宏行選手(旭化成)が前に出ます。
この5kmが15:00にあがりました。
堀端選手はトップで31.6kmの折り返し地点を通過。
この時点ではゲブレシラシエ選手(エチオピア)も集団の前方にいたのですが、折り返しを過ぎたあたりで、突如棄権。
この時にトップ集団にいたのは、堀端選手、ゾスト選手(ポーランド)、マサシ選手(スズキ浜松AC)、藤原新選手(ミキハウス)、そして一般参加のギタウ選手(JFE)、やはり一般参加の黒木文太選手(安川電機)
そのうちにギタウ選手が抜け出し、後続を突き放します。
ギタウ選手の30km〜35kmは14:54
このあたりで粘っていた黒木選手が少し遅れます。
このあとはマサシ選手が前に出て藤原選手がつき、ゾスト選手、堀端選手という感じに。
ここで堀端選手はびわ湖のように落ちていくのではないかと心配したのですが、今回は違いました。
堀端選手は再び前に出て、今度は残りの選手を引き離しにかかります。
38kmあたりでマサシ選手が棄権。
ギタウ選手は40kmを通過。この5kmが14:41とかなり上げてきましたね。
堀端選手も20kmを通過。この5kmだけで54秒も離されてしまったのは少し残念ですが、1時間01分21秒で通過。
かろうじて7分台に望みをつなぎます。
ギタウ選手はそのまま2時間06分58秒と自己記録を大きく更新して圧勝。
堀端選手は、残念ながら2時間08分を切ることはできませんでしたが、2時間08分24秒と自己記録を大きく更新。
3位にはゾスト選手が2時間08分42秒で入りました。
その後しばらくして藤原新選手が2時間09分31秒でゴール。
5位には黒木文太選手が2時間10分08秒で入りました。
途中で遅れた川内選手は2時間10分29秒で6位と持ち前の粘りを見せました。
ところで今回のテレビ中継、ギタウ選手のインタビューなし。
まあ日本選手優先なのはありがちですが…と思いきや堀端選手のインタビューも途中でカット。
何かあわてて番組を終わらせたような感じで、もうちょっと余裕をもって番組を作ってほしかったなと思いました。
しかし、解説の人たちが口をそろえてコンディションがよかったという割には、記録はそれほどでなかったので、個人的にはあまり書くことがない感じになってしまったのが残念ですね。
時間が遅いので今日はここまで。

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