大阪国際女子マラソンの話
序盤はかなりおそく、小崎まり選手がペースメイカーに並ぶ形で走っていました。1kmから2kmは急にあがったり、2kmから3kmはまた10秒以上下がったりとペースが安定しませんでしたが、市街地に出てきてからはいいペース。
早い段階でペースメイカー3選手以外は、渋井陽子選手(三井住友海上)、福士加代子選手(ワコール)、小崎まり選手(ノーリツ)、渡邊裕子選手(エディオン)、ガメラシュミルコ選手(ウクライナ)の5選手に絞られました。
5kmは17分09秒と少し遅め。
このあとの給水所で福士選手がボトルを落としてしまい、渋井選手が少し下がって福士選手に自分のボトルを渡す場面も。
10kmで33分59秒とほぼ設定どおりのペースに。
しばらくして渡邊選手とガメラシュミルコ選手が少し遅れた形に。
15kmの通過が50分51秒。
とこのあたりもいいペースで通過。
20kmが1時間07分46秒
このあたりで優勝争いが3人に絞られたかのようないい方をアナウンサーがしていたのですが、まだガメラシュミルコ選手も渡邊選手も見える位置にいたので、ちょっと気が早いだろうと思いましたね。
中間点 1時間11分35秒
このあたりから徐々にガメラシュミルコ選手と渡邊選手が先頭集団に近付いてきたのがわかるようになります。
その後、ガメラシュミルコ選手が先頭集団に追いつき、しばらくして渡邊選手も先頭集団に追いつきます。
そして折り返し。
渋井選手がかなりつらそうになってきます。
ちなみにこのあたりでペースメイカーの一人、野尻あずさ選手も集団の後ろに下がってしまいます。
その後渋井選手はなんとか集団に戻ります。
25km過ぎたあたりで、渋井選手、渡邊選手が徐々に集団から遅れ始めます。
さらに福士選手はペースメイカーにくっついていたものの、ガメラシュミルコ選手と小崎まり選手が少し離れ、さらに渋井選手と渡邊選手が離れてついているという形に。
30kmでペースメイカーがいなくなると福士選手が一人になります。
このまま福士選手が独走かと思われたのですが、35kmを過ぎたあたりから徐々にガメラシュミルコ選手の姿が大きくなってきます。
35km通過時点では30秒あった差が、40km通過時点では19秒に。
40kmを過ぎてからはさらにガメラシュミルコ選手がどんどん迫ってきます。
残り1kmを切ったところでガメラシュミルコ選手が福士選手に追いつき、そのままかわしていきます。
ガメラシュミルコ選手はそのまま走り切り、2時間23分58秒の自己新で優勝。
インタビューでも笑顔でした。
しかし、最後のところが訳されなかったのでなんといっていたのかわかりませんでしたね。
福士加代子選手は2時間24分21秒で2位。こちらも自己新でした。
3位には渡邊裕子選手が2時間25分56秒の自己新。渡邊選手は最後の2.195kmを7分36秒とガメラシュミルコ選手に次ぐタイムで走りました。
4位は小崎まり選手。2時間26分41秒と好タイム。ママさんランナーのタイムとしては日本歴代2位ではないでしょうか?
渋井陽子選手は終盤に失速してしまい、2時間32分16秒で8位でした。
個人的にはこれで終わってほしくないですね。今回がだめなら2015年の北京の世界選手権を狙ってほしいのですが。
レースとは直接関係ないんですが、ペースメイカーのエチオピアの2選手(ハブタム選手、セイフ選手)が非常に楽しそうに走っていたのが印象的でしたね。
時間が激しく遅いので今日はここまで。

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