インターハイが終わりました。
時系列的にはバラバラですが、せっかくなので最終日の話を先に。
最終日の午後ということでプログラムはすでに完売。
また最終日ということで協議の進行もゆっくり。
普通はトラックに目が行ってしまってフィールド競技はきちんと見られなかったりすることが多いのですが、今回はまともに見てなかったのは女子の砲丸投くらいで、あとはわりと観戦しやすかったですね。
男子3000mSC
序盤は廣佳樹選手(県西宮)が引っ張る形。2周目からは先日の世界ジュニアで高校歴代2位のタイムをマークした塩尻和也選手(伊勢崎清明)がトップにたち、廣選手が付いていく形に。
1000mの通過は2分55秒。
そのうちにこの2選手と後続との差が開きはじめます。
さらにしばらくして塩尻選手が廣選手を引き離しはじめ、独走態勢に。
2000mの通過は5分53秒。
その後、廣選手が後続の集団に吸収されます。
7分38くらいで塩尻選手が残り1周に。そこから10秒ほど遅れて2位争いのグループが滋野聖也選手(横浜)を先頭に通過。
最後の周に入ってから、後続集団がすごい追い上げを見せ、塩尻選手との差をどんどん詰めていきます。
とはいえ、それまでに大差をつけていた塩尻選手が逃げ切って8分53秒42で優勝。
最後に素晴らしい追い上げを見せた續木悠也選手(秋田工)が8分55秒53で2位。
滋野選手が8分57秒45で3位と続き、3位までが8分台となりました。
男子三段跳
ホームストレートが向かい風だったので、逆向きでやったこの競技は追い風に恵まれました。
2回目が終わった段階で、昨年インターハイ3位の辻田達也選手(川崎市立橘)が15m37(+1.2)で1位。2位に走高跳を制した平松祐司選手(西城陽)が15m23(+2.2追い風参考)で続きます。
大澄敦也選手(浜名)が15m16(+1.5)で3位。昨年日本ユース選手権3位の松田敬佑選手(鹿児島)がセカンド記録の差で4位。
この時点で野崎千皓(洛南)は10位。
3回目に記録を伸ばさなければ4回目以降に進めないという中で、15m04(+1.1)をマーク。ここで6位に浮上します。
4回目、5回目は特に順位変動もなく、6回目。
野崎選手は15m40(+0.5)の大ジャンプ。白旗を見た瞬間にガッツポーズをするほどのでき。
ここでトップに立ちます。
その後、松田選手が記録を伸ばしますが、15m26(+1.6)で3位に浮上。
最後は辻田選手が記録を伸ばせず、野崎選手が逆転優勝となりました。
男子円盤投
1投目から3人が50mを突破するという素晴らしいレベルの戦い。
2投目で今大会砲丸投を制した石山歩選手(花園)が53m08の高校新記録をマーク。
続いて安藤夢選手(東京)が従来の大会記録を上回る52m46をマークするなどすごいことに。
石山選手は4回目にも記録を伸ばし、54m05をマーク。
最後の6投目はファールでしたが、従来の大会記録のラインは超えており、これからまた記録を伸ばしそうな感じでした。
この結果、男子円盤投のインターハイにおけるパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
男子円盤投 インターハイ パフォーマンス歴代10傑 ※現在の規格のもの
54m05 石山歩(花園・京都) 2014年1位
52m46 安藤夢(東京・東京) 2014年2位
52m33 ディーン元気(市尼崎・兵庫) 2009年1位
51m41 松井俊樹(瀬谷西・神奈川) 2014年3位
50m15 鈴木佑弥(柴田・宮城) 2013年1位
50m10 高倉星也(上越総合技術・新潟) 2014年4位
49m94 仲松美勇士クリシュナ(中部商・沖縄) 2009年2位
49m79 松井俊樹(瀬谷西・神奈川) 2014年予選
49m62 幸長慎一(生光学園・徳島) 2014年5位
49m55 川尻涼介(滋賀学園・滋賀) 2013年2位
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今年の記録がかなりいろいろとあります。
時間が遅いので書きかけですが今日はここまで。

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