データをまとめたファイルがないところでblogを書くという珍しい試みです。
実を言うと今年は本当にチェックできておらず、都道府県の代表が何処かもきちんと把握できていなかったので、高校駅伝関連の記事は書かないつもりだったのですが、男女ともに私の予想を上回る活躍を見せてくれたのでその話を。
〜女子〜
1区はまずまずのペース。
国体少年女子Aを制した岡本春美選手(常磐)が終盤で抜け出し、19分12秒という大会歴代6位のすばらしいタイムで区間賞。
7秒差の2位に初優勝を狙う薫英女学院の嵯峨山佳菜未選手が入りました。嵯峨山選手のこのタイムは日本選手の1年生が出したタイムとしては2003年の新谷仁美選手がマークした19分17秒につぐすばらしいタイム。
一方、やはり1年生に1区を託した豊川は猿見田選手が本来の力を出せず、トップから1分10秒遅れの26位と厳しいスタート。
さて3位ではアンカーに留学生のマーガレット選手が控える青森山田が19分26秒で通過。そういえば矢作選手は国体も3位でしたね。
同タイムの4位でやはり優勝を狙う立命館宇治の関紅葉選手が通過。まずまずのタイムですね。
そこから5秒差の5位で旭川龍谷の田中愛里選手が通過。田中選手のタイムは北海道の選手としては史上最高タイム。
同タイムの6位で世羅の小吉川志乃舞選手が通過。
さらに1秒差の7位で星稜の五島莉乃選手が通過。
白鴎大足利の安藤優香選手は20分01秒で目標の15位以内である15位につけます。
2区
2区ではスタートしてしばらくしてユース五輪3000mの金メダリスト・高松望ムセンビ選手(薫英女学院)が常磐をとらえ、トップに立ちます。
ところがその高松選手をもとらえるすさまじい勢いで追い上げてきたのが立命館宇治の安藤富貴子選手。12分50秒の好タイムをマークし、なんと区間2位に16秒差をつける圧巻の走りでトップを奪います。
1年生の向井優香選手が区間3位と好走した世羅が3位浮上。
青森山田が4位。
高橋真以選手が区間2位と好走した山梨学院大附が5位浮上。
常磐は6位に。
九州大会を制した神村学園が7位まであげてきました。
白鴎大足利は馬橋あづみ選手が3人を抜いて12位浮上。
3区
トップを行く立命館宇治は小西真亜子選手が区間賞の快走で差を広げます。小西選手のタイムも区間歴代8位の好タイムですね。
薫英女学院は29秒差の2位で通過。
常磐はルーキーの樺沢和佳奈選手が区間2位と好走。3位まで上がってきました。
また山梨学院大附も1秒差の4位に浮上。
青森山田が5位、世羅が6位と続きます。
そのグループから30秒ほど開いて神村学園が7位。
白鴎大足利は1年生の宍戸梨夏選手を起用。区間17位となり、13位で通過。
4区
立命館宇治は荻野監督が最後まで迷ったというオーダーで、長谷川汀選手を起用。長谷川選手は区間8位とそれほど悪かったわけではありませんが、追いかける薫英女学院の前田梨乃選手がすごかったです。区間歴代4位タイの9分11秒でカバーし、一気にトップを奪います。
なお前田選手は3kmという短い区間ながら区間2位に17秒差を付ける圧倒的な走りでした。
とはいえ立命館宇治も同タイムの2位で通過し、勝負はアンカーへ。
常磐は一年生の篠崎玲奈選手が区間3位と好走しますが、薫英女学院との差は開いてしまい、優勝は難しくなりました。
その2秒差の4位で山梨学院大附が通過。
この区間では白鴎大足利の室伏杏花里選手が大活躍。区間2位の好走でなんと5人をかわし、入賞圏内におしあげます。
区間順位、区間記録ともに栃木県最高でした。
5区
薫英女学院のアンカーは加賀山恵奈選手。序盤から積極的に攻め、最初の1kmで立命館宇治との差を7秒程度まで広げます。結局この差が最後まで詰められず、薫英女学院が1時間7分26秒の好タイムで見事初優勝を果たしました。
立命館宇治は8秒差の2位。
常磐が3位、山梨学院大附が4位と続きました。
5位に青森山田。
そして豊川は鷲見梓沙選手が5人抜きの快走で6位まであげてきました。鷲見選手は区間賞も獲得。この状況下でこれだけの走りができるとは本当にすごい選手ですね。
7位は西京。なんと16年ぶりの入賞だそうです。
8位は神村学園。4区終了時点では9位と入賞圏外になってしまいましたが、九州大会の優勝者としてきっちり入賞ラインには入ってきましたね。
白鴎大足利は1時間9分59秒で13位。アンカーの藤原瑠奈選手は順位こそ少し落としたものの、総合では順位タイムともに栃木県最高を更新しました。
今回は一区二区四区の三年生がきっちり仕事をし、一年生がそれに応えたという形になっているような気がします。来年も栃木勢の活躍が期待できる結果だったと言えるかも知れません。
時間が遅いので今日はここまで。

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