インターハイの地区大会の話のシリーズです。
〜南九州大会の話〜
昨晩アップする予定でしたが、書き終わらなかったので今頃アップ。
さて16日から19日にかけて行われた南九州大会ですが、雨によって記録が出にくかったようですね。
〜16日の話〜
男子1500mでは熊本県大会を制した久保田和真選手(九州学院)が3分56秒48で優勝。
吉田匡佑選手(九州学院)が3分57秒90で2位に入り、九州学院が1位2位。
3位には鹿児島県大会を制した高田康暉選手(鹿児島実)が3分57秒98で入りました。
久保田選手と高田選手は昨年に続いてのインターハイ出場権獲得。
男子走高跳では鹿児島県大会を制した山中亮磨選手(鹿児島商)が2m02で優勝。
山中選手は連覇達成。また3年連続のインターハイ出場権獲得。
男子5000mWでは鹿児島県大会を制した山下省吾選手(鹿児島城西)が22分31秒66で優勝。
1位から4位までが鹿児島県大会と全く同じという結果でした。
男子砲丸投では宮崎県大会を制した申田真也選手(宮崎工)が14m84で勝ちました。
女子400mでは熊本県大会を制した藤岡絵里奈選手(熊本商)が55秒79で優勝。
2位には宮崎県大会を制した柳田恵選手(延岡商)が56秒13で入りました。
藤岡選手、柳田選手ともに自己新ですね。
6位と7位との差が1秒以上開いており、きりのいい通過となりました。
女子やり投ではインターハイの優勝候補の島袋優美選手(那覇西)と鹿児島県大会を制した牧瀬梨乃選手(屋久島)が激戦。
1投目で牧瀬選手が43m56でトップに立つと、島袋選手はファール。
2投目に島袋選手は41m79で2位まで上げてきますが、牧瀬選手には届かず。
3投目で島袋選手は43m59を投げ、わずか3cm差でトップに立ちます。
しかし、5回目に牧瀬選手は44m12を投げ、再びトップに。
その直後、島袋選手は44m30を投げて再逆転。
結果、島袋選手が44m30で優勝、牧瀬選手は44m12で2位となりました。
終わってみると島袋選手は見事3連覇達成ですね。
〜17日の話〜
男子100mでは200mで今季ランクトップの橋元晃志選手(川薩清修館)が10秒75(-1.0)で優勝。
橋元選手は予選で2.2mの追い風参考ながら10秒41をマークしていますね。
沖縄県大会を制した新村真人選手(八重山)は準決勝で敗退となり、3年連続のインターハイ出場はなりませんでした。
男子5000mでは1500mを制した久保田和真選手(九州学院)が14分11秒26で優勝。
昨年優勝のワロル選手(鎮西)が14分17秒77で2位。
鹿児島県大会を制した高田康暉選手(鹿児島実)が14分19秒92で3位とレベルの高い争いでした。
九州学院は吉田匡佑選手が14分29秒27で5位、宮上翔太選手が14分30秒20で6位と3人ともインターハイ出場権獲得。
また、この結果、南九州大会でのパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
男子5000m 南九州大会 パフォーマンス歴代10傑
14:00.77 T.ワロル(鎮西) 2010年1位
14:11.26 久保田和真(九州学院) 2011年1位
14:16.35 M.カルクワ(鎮西) 2008年1位
14:16.60 前田悠貴(小林) 2008年2位
14:17.77 T.ワロル(鎮西) 2011年2位
14:19.92 高田康暉(鹿児島実) 2011年3位
14:21.97 市田孝(鹿児島実) 2009年1位
14:23.30 M.カルクワ(鎮西) 2009年2位
14:24.08 野脇勇志(小林) 2008年3位
14:24.48 元田幸祐(鹿児島実) 2000年1位
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久保田選手のタイムは相当すごいですね。
男子棒高跳では沖縄県大会を制した桃原傑選手(沖縄水産)が4m60で優勝。
桃原選手は連覇達成。また3年連続のインターハイ出場権獲得。
桃原選手は多くの選手が脱落したあとの4m30から跳び始め、これを一発でクリアし、この時点で2位以上が確定。そのあともしばらくパスで、4m60に挑戦。さすがに1発クリアはできませんでしたが、これをクリアして優勝。
2位には宮崎県大会を制した緒方直人選手(宮崎一)が4m50で入りました。県大会の時よりもかなり記録をあげてきましたね。
男子八種競技では沖縄県大会を制した新崎宇宙選手(那覇西)が大会記録にあと7点と迫る5401点で優勝。これは沖縄県高校新記録ですね。
2位には鹿児島県大会を制した船場大地選手(出水)が5315点で入りました。船場選手は昨年に続いての2位ですが、記録は昨年より大幅アップ。これは自己新ですね。
女子100mでは熊本県大会を制した野林祐実選手(九州学院)が12秒04(0.0)で優勝。
竹中ひかる選手(松陽)が12秒09で2位に入りました。
昨年この大会を制した川畑桃子選手(松陽)は12秒48で7位となり、3年連続のインターハイ出場はなりませんでした。
女子1500mでは中原海鈴選手(神村学園)が4分28秒41で優勝。
6位までが4分30秒を切るというわかりやすい通過ラインでした。
女子400mHでは徳田はな選手(鹿児島女)が61秒88で優勝。徳田選手は自己新ですね。
2位には昨年の日本ユース選手権を制した熊谷夏巳選手(宮崎商)が62秒05で入りました。
2位と3位との差が2秒20もあるというすごい結果になっていますね。
女子砲丸投では知念莉子選手(那覇西)が13m66で圧勝。4回目以外はすべて13mを超えてきましたね。
宮崎県大会を制した吉岡奈津希選手(宮崎工)が12m77で2位。
6位までが11m突破というわかりやすい通過ラインでした。
女子4×100mRでは川薩清修館が46秒99で優勝。
宮崎商が47秒22で2位に入りました。
〜18日の話〜
男子走幅跳では本田隆成選手(熊本商)が7m26(+1.6)で優勝。本田選手は連覇達成ですね。
男子ハンマー投では宮崎県大会を制した富山樹選手(宮崎工)が59m00で優勝。
2位には原田徹也選手(宮崎工)が55m32で入り、宮崎工が1位2位。原田選手は自己新ですね。
男子800mでは鹿児島県大会を制した吉永竜聖選手(鹿児島城西)が1分56秒82で優勝。タイムはともかく1年生での地区優勝はすごいですね。
6人中5人を鹿児島勢が占めました。
女子円盤投では砲丸投を制した知念莉子選手(那覇西)が41m29で圧勝。ファールとなった2回目以外はすべて2位以下の記録を上回りました。
知念選手はこの種目では連覇達成。また3年連続のインターハイ出場権獲得となりました。
〜19日の話〜
最終日の注目はなんといっても橋元晃志選手(川薩清修館)のタイム。
前日の準決勝では雨の中で21秒43(-0.5)をマークするなど好調な様子。
ところが風がおもわしくなく、向かい風2.1mという悪条件。
この結果、橋元選手は優勝はしたものの、21秒44にとどまりました。ただ2位には0秒73差という圧勝でしたね。
男子110mHでは宮崎県大会を制した佐藤浩大選手(宮崎北)が15秒05(-1.5)で優勝。
佐藤選手は連覇達成。また3年連続のインターハイ出場権獲得。
男子3000mSCでは渡邊一磨選手(九州学院)が9分14秒04で優勝。
2位には山村隼選手が9分14秒47で入り、3位には南俊輔選手が9分18秒46で入るなど九州学院が3位までを独占
男子三段跳では鹿児島県大会を制した山田隼司選手(鹿児島南)が6回目に14m68(+1.1)を跳んで逆転優勝。
2位には宮崎県大会を制した富永尚樹選手(日南)が14m52(+1.1)で入りました。
女子200mでは100mで4位の小久保遥奈選手(宮崎北)が大会新となる24秒49(-0.3)で優勝。
小久保選手は3年連続のインターハイ出場権獲得。
2位には100mで3位の本村優華選手(川薩清修館)が24秒78で入りました。
女子3000mでは西山のぞみ選手(神村学園)が9分23秒83で優勝。
2位には1500mを制した中原海鈴選手(神村学園)が9分26秒05で入りました。
6位と7位との差が結構ありましたね。
女子七種競技では三森也実選手(宮崎商)が4537点の大会新で優勝。
最後の800mで追い上げた新山桃子選手(鹿児島女)が4301点で2位に入りました。
こんなところでしょうか。

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