リクエストをいただいたのでベルリンマラソンの話。
すでにマラソンに特化した各種サイトで話題になっているので何を書くかというのはなかなか困るところではありますが。
さて優勝は昨年の覇者P.マカウ選手(ケニア)。
世界新記録となる2時間03分38秒をたたき出しました。
驚くべきそのラップタイムは
14:37−14:40−14:35−14:38−14:48−14:20−14:38−14:59−6:23
すべての区間で1kmあたり3分を切っているのです。
ちなみに前半が1時間01分44秒、後半が1時間01分54秒となります。
ハーフマラソンで1時間01分44秒以内の記録を出したことのある日本選手はわずか27人ですから、いかにすごいペースで走ったかがわかりますね。
ただ、Berlin marathonの大会のレベルがそこまで上がっているかというとそうでもないような気はします。
たとえば、今回はゲブルセラシエ選手の棄権もありまして、2位との差は4分17秒あります。
完全に調べて切れてはいないのですが、おそらくこれは1位2位のタイム差としては大会史上2番目の大差。
この結果、2時間10分を切った選手はわずか3人。
実はBerlinは高速レースといわれるものの、2時間10分を切った選手というのは97年の9人がピークで、二桁になったことはありません。
これは記録を狙いに行けば潰れる選手もそれなりに出てくるということで、優勝は難しくても、うまくすればメダル圏内は狙えるというちょっと希望的な観測もできないことはないということになります。
女子はF.キプラガト選手(ケニア)が2時間19分44秒で優勝。
ラップは16:37−16:39−16:34−16:42−16:43−16:33−16:22−16:26−07:08
こちらもほぼ同じペースでおしていっていますね。
前半が1時間10分11秒で後半が1時間09分33秒と後半のほうが速くなっていますね。
2位はミキテンコ選手(ドイツ)。タイムは2時間22分18秒。
ラップは17:01−16:59−16:58−16:52−17:04−16:37−16:45−16:49−07:13
前半が1時間11分34秒、後半が1時間10分44秒とこちらも後半のほうが速くなっています。
3位はラドクリフ選手(英国)。2時間23分46秒。
ラップは16:38−16:38−16:43−16:50−17:01−17:17−17:20−17:43−07:36
ちなみに前半が1時間10分30秒、後半が1時間13分16秒。
序盤はキプラガト選手とほぼ同じペースですが、徐々に離されていっていますね。
時間が非常に遅いので今日はここまで。

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