国際千葉駅伝が行われました。
1区
1区ではケニアのロンゴシワ選手が序盤から積極的にとばし、日本代表の上野裕一郎選手(エスビー食品)、学生選抜の大迫傑選手(早稲田大)、米国のチェセレト選手などがそれに続く形。
途中から上野選手が遅れ始め、追い上げてきたロシアのニコワエフ選手などに追いつかれると、突如テレビで解説者でも実況でもない人が上野選手がブレーキだなどと騒ぎたてます。
結局、上野選手は終盤に追い込み、トップのケニアからは4秒差の4位で中継。
これでブレーキといういい方は上野選手に失礼ですし、あの時点でそんな勝手なことを言われるとみている側としても非常に不愉快でした。
さてその1秒差で学生選抜の大迫選手が通過。
これでトップがケニア、2秒差でロシアと米国、さらに2秒遅れて日本、その1秒差で学生選抜という混戦でのスタート。
2区
2区では今季途中から徐々に実力を表し始めた西原加純選手(ヤマダ電機)が区間賞の快走を見せ、日本がトップに立ちます。
また竹中理沙選手(立命館大)が区間2位の走りで3人かわし、トップから20秒差の2位で通過。
ロシアが3位。トップからは32秒差。
ケニアが4位。トップからは37秒差。
3区
3区ではケニアの若手のムウィキャ選手が区間新となる素晴らしい走り。
竹澤選手を抜き去り、トップに立ちます。
日本は8秒差の2位。
また前半でロシアに追いつかれた学生選抜は、しばらく並走していましたが、終盤、テレビに映っていないところでルイバコフ選手が窪田忍選手(駒大)を突き放し、3位に。トップからは29秒差。
学生選抜はロシアから8秒差の4位に。
4区
4区では過去3年連続2区区間賞の小林祐梨子選手(豊田自動織機)が区間賞の走りを見せ、日本が再びトップに立ちます。
ケニアは29秒差の2位。
そして世界選手権の10000m代表だった吉本ひかり選手(佛教大)が区間2位と好走し、ロシアをかわし、ケニアまで3秒差に迫ります。
ロシアが4位。
5区
ここでケニアのモクア選手が区間記録を1分以上更新するすさまじい走り。
オーバーペースかと思われたのですが、そのまま押し切ってしまいましたね。
鎧坂選手をかわして、何と35秒差をつけます。
日本の鎧坂選手も従来の区間記録を上回る走りを見せ、アンカーへ。
その後方では学生選抜とロシアが再び激しい争い。
終盤でロシアが一度は学生選抜をかわしますが、学生選抜の出岐選手(青山学院大)もラストでもう一度ロシアに追いつき、わずかにロシアを上回って中継。
ロシアも同タイムの4位で中継。
この区間は非常にレベルが高かったのでこんなものを。
国際千葉駅伝 5区パフォーマンス歴代10傑 ※2007年以降のもの。
27:43 E.モクア(ケニア) 2011年1位
28:47 鎧坂哲哉(日本) 2011年2位
28:49 竹澤健介(日本) 2007年1位
28:51 宇賀地強(日本) 2010年1位
28:54 H.メスフィン(エチオピア) 2008年1位
28:55 R.マック(米国) 2011年3位
28:57 佐藤敦之(日本) 2009年1位
28:59 A.ルイバコフ(ロシア) 2008年2位
29:03 松宮隆行(日本) 2008年3位
29:03 大西智也(学生選抜) 2008年3位
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29:04 A.ルイバコフ(ロシア) 2011年4位
ルイバコフ選手が惜しかったので11位まで。
6区
アンカーでは新谷仁美選手が徐々にケニアのリソレング選手との差を詰めます。
しかしリソレング選手も区間2位の好走で逃げ切り。
2時間04分40秒の大会新記録でケニアが優勝。
日本は19秒差の2位。しかし従来の大会記録を上回りました。
3位には学生選抜が入り、4位ロシアと続きました。
ロシアが2時間07分56秒と4位としては史上最高タイムでしたね。
そこでこんなものを。
国際千葉駅伝 総合タイム歴代10傑
2:04:40 ケニア 2011年1位
2:04:59 日本 2011年2位
2:05:27 エチオピア 2008年1位
2:05:56 日本 2007年1位
2:05:58 日本 2009年1位
2:06:39 日本 2008年2位
2:07:06 ケニア 2007年2位
2:07:26 学生選抜 2011年3位
2:07:47 学生選抜 2009年2位
2:07:52 学生選抜 2010年1位
----------------------------------------------------------10
2:07:56 ロシア 2011年4位
ロシアが惜しかったので11位まで。
それにしてもケニアの10代の選手2人は本当にすごかったですね。将来五輪や世界選手権などで見るかもしれませんね。
あとは新谷選手のインタビューの日本代表は「私も含めて全員美男美女」という発言がなかなか素敵でした。
時間がとんでもなく遅いので今日はここまで。

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