子供の頃のあたしにゲーセンのコインゲームを教えてくれた叔父が逝った。
高校生の頃は体が弱く病院通いが続いていて、そんなせいか絵がとても上手くて、着物の図柄デザインをする職に就いて、1500ccのバイクに乗って気ままな生活してた叔父だった。
名古屋に勤めてた頃は、帰省のバスの終点が叔父の家に近かったので、良く寄ってはローカル線の終電時間まで一緒に酒を呑んだ仲だった。
あたしが機械式の腕時計を愛用するようになったのも叔父のプレゼントが最初だった。
母方の叔父なので、そんなに会う機会が多かった訳じゃないけど。
数年前にガンを患ったのは聞いていたけど、こんなに早く逝ってしまうとは。
週末には葬儀で帰省するよ。

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