
1954-56 Fender Stratocaster "BLACKIE"
エリックク・ラプトンが長年使っていた愛称“ブラッキー”。
オークションでは約一億円で落札されたのも有名な話。

Style's Fender Japan Stratocaster,ST57-53
こちらは俺の“ブラッキー”。
オークションで2万円台で落札したもの。
同じフェンダー社のストラトキャスターには違いないが、俺のものはフェンダージャパン製の売れ筋廃価モデルST57-53。
一方、元クラプトンのストラトキャスターは1954〜56年の(何本かのギターから組上げた)いわゆるヴィンテージもの。
一体何が違うのか?
何から何まで違う全くの別もの。
木の材質、塗装、クラフトマンの技術、ピックアップ・・・言い出すときりがない。
ヴィンテージのギターはラッカー塗装で仕上がった時の品格がポリウレタン塗装とは違うし当然、音にも影響がある。ラッカー塗装はポリウレタンよりも薄く塗装されるため生で弾いた時の音が良い、ということは電気を通した場合も勿論良い。何よりデリケートな塗装のため剥げたりクラックが入ったりする。
ポリウレタンは分厚い塗装のため少々のことでは剥げたりしない。
とにかく格好良いのである。
長年使用された傷だらけのギターは格好良いのである。。
俺の“ブラッキー”は何年経ってもこんな風格にはならない。
1982年頃?のホッツィートッツィー“タヌキ”。

1982? Balsa50 hotsy totsy #026
いわゆるオールドと呼ばれるもの。
こいつは2003年に作られたものと比べて塗装が薄い。
どちらが良いかは個人の主観による。
魚を釣ることだけを考えると塗装の分厚い方が割れにくく良いが、バルサという材質を生かすという意味では塗装は薄い方がよりその特性を生かすことになる。
はたしてどちらが良いのかは魚に聞いてみないとわからない。
が、俺は昔の風格あるホッツィートッツィーが好き。
でも、もったいなくて使えない。

2003 Balsa50 hotsy totsy #026
ハゲは格好良いのである。
ただ、良い音を奏でるも、デカイ魚を釣るも
本人の腕次第ということは言うまでもあるまい。

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