Grecoのストラトキャスター。
残念ながら今はもう無いが俺が中学2年生の時に初めて買った
エレクトリックギターである。
ストラトのトレモロアームはバー自体がネジになっていてブリッジの穴にクルクルと
ねじ込む仕組みになっている。
最後まで締めるとこんなところ↓(これじゃ弾けない)

で止まってしまったりしてしまうもんだから
締まる一回転くらい手前でセットしていた。
だから、俺のアームバーはいつもプラプラしていた。
こんなプラプラ状態から咄嗟にアームバーを握るのは非常に難しいわけで・・・。
しかし、ギター雑誌等で見るジェフ・ベックやリッチー・ブラックモアのアームバーはなぜだか
こんなところ↓で止まっていた。
歌番組に出てたムスタングを弾くチャーのアームバーもプラプラはしていなかった。
ある日、友達のムスタングを弾かせてもらった時にはショックを受けた。
ムスタングのアームバーの取り付け方は六角レンチで締めるようになっており
プラプラしない仕組みになっている。
しかも、軽やかなアーミング・・・
『何でストラトもこの仕組みにしてくれなかったんだろう?』なんて思っていた。
とりあえず、あんな風に出来る方法を考えてみたけれど当時はネジ部分にセロハンテープを
巻いて締めることくらいしか思いつかなかった。
その後はレスポール派に変わってしまったのでこんな事に悩まされることはなくなったけど・・・。
ところが先日、アームバーをセットしてみると昔悩んでいたことがすんなりと解決した。
28年間もの謎が解消された。
なんてことはない、ネジ穴にスプリングが入っていたのだ。
そういえば、店頭で売られているフェンダーのストラトのブリッジの穴にはシールが貼ってある。
てっきり新品の証?ホコリが入らないように?くらいにしか思ってなかったが
実ははスプリングが落ちないように塞いでいたというわけなのか?
解る人には解る、解らない人にはさっぱり解らない話である。

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