2008/6/11

「周防の生命圏」から日本の里海を考える  

【シンポジウム】
―エコロジカルな人間と自然の共生の証を資源に―
◆「周防の生命圏」から日本の里海を考える◆
主催:日本生態学会中国四国地区会/環瀬戸内海会議
●開催日 2008年7月13日 11:00―15:00
●場所  山口県上関町祝島 祝島公民館(入場無料)
*「周防の生命圏」という考え:菊池亜希良(広島大学国際協力研究科)
*生物相が豊かな周防地域の生命圏:飯田知彦(九州大学大学院、クマタカ研究会),高島美登里(長島の自然を守る会)
*人と自然が共生する「地域共生型」の離島農業:氏本長一(祝島未来航海プロジェクト)
*「里海」という言葉への警告:向井 宏(海の生き物を守る会)
*海の未利用資源、そして「里海」の保全と活用方法:新井章吾(海藻研究所)

●全体スケジュール
7/12(土)
・14:00 環瀬戸内海会議総会(任意で参加できます)
・16:00〜18:00 エクスカーション 漁船で祝島一周、利用放棄された棚田に豚を放牧し、家畜の力を借りた自然循環型の「離島農業」も現地で紹介いただきます。
・16:30〜交流会会(祝島島民の会事務所)
7/13(日)・11:00〜15:00:シンポジウム(祝島公民館)
7/14(月):エクスカーション 祝島・長島周辺の海域・海岸の観察.

詳細情報と参加申し込みは
http://home.hiroshima-u.ac.jp/kikuchi/westernseto/08_7.13/08_7.13.html
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2008/6/11

瀬戸内海の原風景にふれて  

瀬戸内海の原風景にふれて

       山根息吹(岡北中学校2年)

 僕は、2月23・24日の1泊2日で、『瀬戸内の里山・里海セミナーエクスカーション』に参加し、山口県の祝島を訪れた。

その周辺の海は瀬戸内海の昔からの原風景が残っている数少ない貴重な海だと学んだ。岡山の参加者からは、「自分の子供の頃の岡山の海が思い出される」と感嘆の声が聞かれた。そんな自然に囲まれた住居の光景は、石を積み上げた塀や手押しポンプの井戸などから、まるで時代をさかのぼったかのような印象を受けた。また、住民同士の接し合う姿はとても温かく、まるで島全体が一つの家族のように感じられた。

その祝島の東に位置する長島との間の海には魚がいっぱいいてクジラの仲間であるスナメリも子育てにやってくるし、世界に4例しか確認されていない希少な貝も生息しているほどきれいな海だ。瀬戸内海は、昔は岡山の海もこのように豊かで、スナメリも泳いでいたという。僕たちはその浜で、地元では食用として利用されていない海藻や野草を採って、みんなで夕食に料理して食べ、大変おいしかった。

そんなすばらしい海に原子力発電所を造る計画が進められている。もしできてしまうと、海の水より7度も高い塩素入りの水が毎秒190トン排出される。これは旭川の運水量に勝るとのことで驚いた。その浜辺も原発のために埋め立てられ、もうそこの生き物は生息ができなくなってしまう。祝島の住民の男性は、「自分たちが恵みをもらったこの自然を残し伝えなければならない」と、がんばっていることを教えてくれた。

交流会では、被爆者である母親をもつ女性の参加者が、「母のように放射能で苦しめられた人がいるそんな危険なものをこの美しい海に作らせたくない」と涙ながらに語ったのを聴き、深く共感した。

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(山陽新聞写真)
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