2009/9/3

オオミズナギドリ 上関沖で集団営巣か  

原発予定地近く 研究者が姿確認
  中国電力の上関原子力発電所建設予定地に近い上関町沖合の無人島の宇和島で、県のレッドデータブックで準絶滅危惧(きぐ)種に挙げられた海鳥のオオミズナギドリの姿が確認された。北九州市立自然史・歴史博物館の武石全慈学芸員が調査したもので、同氏は「集団営巣地(コロニー)だ」と言っている。同島は原発予定地から約5キロ離れているが、地元の反原発団体などは建設による海の生態系への影響を懸念しており、中電にカンムリウミスズメなど海鳥の生息調査続行を求めている。
  武石氏は5月に上関町沖合で幼鳥を連れたカンムリウミスズメの群れを撮影するなど海鳥の生態研究を続けている鳥類研究者。8月30〜31日に宇和島に上陸して観察したところ、木の上や地上にいるオオミズナギドリと土に掘った巣穴を見つけた。複数の鳴き声を聞いたため、経験上、コロニーと判断したという。武石氏は「万羽の単位ではないが、かなりの数がいる」としている。
  宇和島でのオオミズナギドリの生息は、今春の中国電力による国天然記念物のカンムリウミスズメ繁殖確認調査報告書でも「オオミズナギドリと思われる鳴き声を確認した」と記載されている。
  オオミズナギドリは体長約50センチで羽は黒褐色。6月ごろから11月ごろにかけ、日本海や太平洋の小さな島などで繁殖する。日本野鳥の会によると、瀬戸内海ではこれまで集団営巣地は確認されていないという。県が02年にまとめた「レッドデータブックやまぐち」では準絶滅危惧種となっている。

朝日新聞 2009.9.3 http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000909030004
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