2009/10/31

反対運動 祝島の声、若者ら発信 /広島  マスコミ報道

山口・上関原発建設計画:反対運動 祝島の声、若者ら発信 /広島
 ◇写真展示や記録映画上映−−80店舗

 上関原発建設予定地(山口県上関町)の対岸約4キロに祝島という自然豊かな島があり、島民や支援者らが27年にわたって反対運動を続けている。この島には被爆者もおり、島民らは自然破壊や原発事故、放射性廃棄物の処理などに強い懸念を抱いている。こうした動きに呼応して広島市などでも今月中旬、飲食店や映画館など約80店舗が連携し、キャンペーンを始めた。海とともに生きる島民の暮らしを記録した写真展示や映画上映などを通し、「島民の思いを知って」と呼びかけている。【矢追健介】

 「NO NUKES RELAY(ノー・ニュークス・リレー)」。今月12日に始まった。

 「広島にとって、他人ごとじゃない」。呼びかけ人の1人、音楽喫茶ヲルガン座(中区)経営のミュージシャン、ゴトウイズミさんはドキュメンタリー映像に触発され、9月中旬、初めて現地を訪れた。「地元の人が嫌がることをしなくてもいいのに」と思った。加えて、建設予定地から約80キロしか離れていない被爆地広島での関心があまりにも低いことに気付いた。「まず現状を知ってもらうことが大切」。友人や知人に呼びかけ、広島発のキャンペーンを始めた。

 中区のライブハウス「OTIS!」では21日、20〜30代を中心に十数人が集まり、祝島出身の会社員、山戸明子さん(27)=中区=の話に耳を傾けた。「テレビに映る反対派の島の人は怖い運動家じゃない。私の家族や知り合いのおばちゃんたちです」。山戸さんはこう語り、「優しいおじいちゃんたちが何を守るために一生懸命になっているのか。想像してくれたらうれしい」と呼びかけた。

 参加した団体職員の小倉亜紗美さん(28)=東広島市=は「島の人を犠牲にしてまで原発が必要なんだろうかという疑問を持った」と話す。

 支援に名を連ねる西区の映画館「横川シネマ」支配人、溝口徹さん(38)は祝島に友人がいる。「島が壊されていくのを知らないふりはできない」と島民を取り上げたドキュメンタリー映画を上映した。

 キャンペーンに関する問い合わせはヲルガン座(082・295・1553)。

■ことば
 ◇上関原発

 出力137・3万キロワットの軽水炉2基を建設する計画。山口県は08年10月、1年以内の着工を条件に埋め立て免許を交付。地元漁師や支援者が漁船などで工事船を阻止していたが、中電は今月7日、反対派の抗議行動のすきを突き、海面埋め立てのためのブイを設置した。反対派からは「だまし討ち」との批判が上がっている。

毎日新聞 2009年10月31日 地方版

http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091031ddlk34040730000c.html
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