自分達の力で行ってみよう!ということで新人2名で阿弥陀岳北稜と小同心クラックを登ってきました。
メンバー:まっきー、osho
日程:6/5美濃戸〜阿弥陀岳北稜〜行者小屋泊
6/6行者小屋〜小同心クラック〜美濃戸
1日目
8:20 美濃戸発 二人とも前日の飲み会を引きずり気持ち悪いまま出発
10:50 行者小屋発
この頃には気持ち悪いのも抜け意気揚々と出発。阿弥陀岳北稜は今年の冬に連れて行って貰ったしっと、特に調べなかったのが失敗の始まりか!?冬の記憶を基に直ぐに尾根に入るもそこは樹林帯で影になっている為、雪が30cm位残っている。雪に足を取られながら『間違ってるんじゃないの』とoshoに言われるが、冬はここを登ったと反論。暫し言い争いちょっと見てくるとザックを下ろして進んでみるが、かなり進んでも雪は消えないし直ぐ左に中岳沢が見えている。そう言えば冬に登ったときも途中で中岳沢から上がってくるトレースがあったけか?どうやらoshoが正解だと引き返す。一旦沢に戻って開けてるところからまた尾根へと登り返す。雪も無く踏み跡もあった。
12:50 第一岩稜
ロープを準備しているとカラビナを発見!いそいそと回収して登り出す。
1ピッチ目
これも冬のイメージで途中右に行こうとしたが脆い。真ん中を行くとしっかりしていてこちらが正解。冬と夏ではルートも変わるんですね。
2ピッチ目
ナイフリッジで少しビビったが難なくクリア。ロープを片付けて頂上へ向かうと途中で高そうなスリングとカラビナを発見!
13:40 阿弥陀岳頂上
中岳沢は上まで雪があったので滑りながら降りてこれた。
15:00 行者小屋
今日の収穫:カラビナ×2、スリング、明日への自信
2日目
5:20 行者小屋発
赤岳鉱泉までの道で雪が多くてこずる。
6:05 大同心沢
小同心は初めてなので下調べもバッチリ。大同心沢には看板もあったし踏み跡もしっかりしていて迷うことなく行けた。
7:10 大同心
ここから小同心へトラバースして行くのだが先行パーティーがいたので暫し休憩。トラバースは雪が残っていたがアイゼンもピッケルも持って来てないのでロープを出す。先行パーティーも居るしどーせ待つことになるからゆっくり行こうとお互いをビレーしながら慎重に移動、なんてことをしてる間に先行パーティーは遥か彼方に見えなくなった。
8:40 登攀開始
1ピッチ目40mとあったが登り初めて15mぐらいで良いボルトがあったのでピッチを切る。『ちかっ、まだ半分も出てないし』とosho。『初めてだし慎重に行こうと思って』と言い訳をする。2ピッチ目(25m)ビビリも消え順調に登る。3ピッチ目(20m)チムニー登りが印象的。4ピッチ目(25m)ルートが左右に分かれていてどちらを行くか少しもめたが左を行く。
10:00 小同心の頭
10:40 横岳頂上
雪上のトラバースとピッチの刻み過ぎで時間がかかったが、余裕をみて計画を立てていたので予定通り頂上に登頂。頂上では一般登山道から来た人から『凄いですね!あんな所から来たんですか!!』と言われoshoが『はい、でも簡単なんですよー』と嬉しそうに答える。これも予定通りか!?
12:00 地蔵の頭
余裕があれば開山祭にも行こうと思っていたが、体力的にも時間的にも間に合わ無かったのでそのまま帰宅。
今回は天気にも恵まれ、とても気持ち良い山行となりました。今度はoshoがリードするそうなので、また行きたいと思います。

2