お待たせ致しました、「たかBされB」名物「・・〜に見えなくもない」シリーズ第2弾!(何じゃそれ?笑)
天賞堂クモニ83100の側板とパート5、クモハ73の前面&屋根を無理矢理くっつけて作ったクモニ13(020〜)タイプです。
画像1 実質3時間のやっつけ仕事(笑)
先日アップしましたが、天賞堂クモユニ81&クモニ83100であれこれ遊んでいた時のことです。湘南色のお面を探して、余剰パーツ入れの引出しをガチャガチャとやっていたら、パート5のクモハ73(スカ色)のお面が出てきました。
海坊主の方は湘南色化が決定していますが、スカ色(83100)の方は素直に組み立てようと思っていたんですよ。
だけどこのパーツを見たらムラムラと悪戯心が湧き起こりまして(笑)
ご存知の通り、飯田線の静トヨ区にはクモユニ81を荷物車に改造したクモニ83100番台の他に、2両のクモニ13が在籍しておりました。
手許にある71年版電車配置表(交友社)によれば車番は13025と13026だった様です。
モハ34を改造した002〜と違い、これら(020〜)は木造車の鋼体化改造車で、17メートル車ながら切妻の車体を持ち、一見63型改造のクモハ73を思わせる顔つきをしています。発見されたクモハ73の前面は、この63型改造タイプですので、何とか利用出来そう・・・こりゃいっちょやって見ようか!?と言うことになったワケです。
屋根は同じく余剰パーツとしてストックしておいたパート5のモハ屋根(旧タイプのRの大きい方)を利用しましょう。他車より短いクモユニの側面に合わせて、非パンタ側を切り詰めます。(この際に前面パーツがサイドに回り込んでいる部分の寸法を加味しておきます。)
ガラスパーツは屋根穴に入る突起と、側面パーツの突起が入る穴(上側)の部分(要は、窓から上は真っ平らにしちゃう)、それに前後の側面から飛び出す部分(クモユニでは三角窓になる部分)を切り飛ばします。
更に前面パーツ下側の2本の突起(ブロックに入る部分)と、それを受けるブロックの方も穴回りの出っ張りをカットします。
(文字で説明しても判りづらいですね〜・・・実は勢いに任せて(笑)全て現物合わせで一気に作っちゃったんで、製作段階の写真全然撮って無いんです、申し訳ない。)
塗装は組立前に、側面パーツ幕板(ウインドヘッダより上の部分)にGMのスカ線ブルーを吹き付けただけ。組立は仮組みした車体をマスキングテープで押さえておき、流し込み接着剤で固定しました。本当は要所を瞬間接着剤で補強したいところですが、気化時の白濁がいやなので、代わりにゴム系接着剤を要所にたらしておきました。
で、一晩で完成した姿が「画像1」です。(実作業時間3時間・笑)
実車では前面の窓は3枚とも横桟が無く、逆に側面の窓は全て2段窓になっていますし、ウインドヘッダの高さも違います(80系ベースのクモユニはヘッダの位置が低い)。
言い出せばいろいろと注文は出て来るのですが、そこは得意の雰囲気重視で(自爆)
そうそう、80系とクモハ73の前面パーツの厚みの差だけ、全長が短くなってしまってます(約8o)が、これも実車が17メートル車と言うことで納得・・・しようと思ったら問題が発生!
車体が短くなった分床板が前後に出っ張ってしまい、仕方なく前後を切り詰めると、今度はカプラが出っ張り過ぎだ〜(笑)これは格好悪いですね〜(「画像2」)
画像2 カプラポケットまで出っ張ってます!
台車のカプラポケットを切りとばし、車体マウントのカプラを取り付けようかと思いましたが、そうすると台車前縁とカプラポケットとの間隔が苦しそう・・・これは台車間隔そのものを縮めるしかありませんね。
単純に台車間隔を縮めるだけなら、床板を真ん中でズバッとやって切り詰めれば良いのですが、そうすると床板の固定用爪とガラスパーツの受け側との位置関係が狂ってしまいます。
結局、かなり面倒臭い作業(私的にですが)をしなければならない事になりました。
材料には形状的に加工がし易い旧タイプ(HG化以前のモノ)を使います。
機関車のお手軽改造用に多数ストックしてありますので、もし失敗しても怖く無いモンね〜(笑)
カプラポケットと干渉する前後部分を切り飛ばし、真ん中の台車穴のある部分を切り出し、長さを詰めて再度接着してあります。(ここは瞬間接着剤を使いました。)
「画像3」に加工前(上)と加工後(下)の床板を示します。前後の隙間の分だけ台車間隔が狭まっているのがお判りになりますでしょうか?
画像3 床板加工前(上)と加工後(下)
写真撮影後、前後の空いた部分の補強と補重を兼ねて、DD53のキットに付いてきたウエイトをブリッジさせる形で接着しました。
加工した床板を車体に取り付け、台車を履かせたのが「画像4・5」です。だいぶ見栄えが良くなりましたね。
ちなみに、車体が短くなったため、動力は組めません。
画像4 台車間隔を詰めたら、良い具合になりました。
画像5 何か足りないと思ったら、窓&扉の保護棒のシールを貼り忘れてます(汗)
なお、この車両の工作に際して、実車のイメージをつかむために、田中景一様のサイト
「旧形国電の記録」の写真を参考にさせて頂きました。また、当該画像の転載をお願いしたところ、快く許可を頂きました。ここに篤く御礼申し上げます。
画像6 豊橋機関区に所属していたクモニ13025
( 出典〜田中景一様
「旧形国電の記録」 )


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