ご存知の通り今回発売された京成3300形、赤電色には行先表示器付きの3300形(2次車)の、ファイアオレンジには行先表示器なしの3200形(或いは3300形1次車)の、それぞれ未更新前面パーツがオマケとして付属しています。
赤電色の方なんか、正規の前面より飾り帯の表現がきれいな(笑)スグレモノですね。
京成赤電グループは、ファイアオレンジに塗り替えられて暫く後、更新工事と同時に冷改されています。
経年の浅かった3300形2次車のみは更新を待たず、ファイアオレンジ&未更新で冷改されました。
つまり、赤電色(復刻塗装を除く)の冷改車、またファイアオレンジで行先表示器ナシの冷改車は実車では存在せず、今回のオマケパーツを活かすには厳密には非冷房車を作らなければならない、と言う事です。
非冷房・未更新でファイアオレンジとなった3200形
今回、未更新前面が付属すると言うアナウンスを聞いたとき、非冷房屋根も付属するのでは?と密かに期待したのは私だけでは無いと思いますが、さすがにそこまで太っ腹ではありませんでしたね(笑)。
無いモノは自分で作るしかありません・・・と言うわけで、冷房車を非冷房にすると言う、時代に逆行した(「エコ」と言う面では或いは時代に即しているのかも・笑)作業をする事になりました。
あ、もうひとつ、側面パーツはユニットサッシがモールドされていますが、これは更新後の姿です。
厳密に非冷房車(更新前)を再現しようとすれば、これも削り落とさねばなりませんが、諸般の事情により今回はそのまま作業を進める事にしました。
クーラーキセの撤去は、一番オーソドックスな方法で行う事にしました。
まずキセの側面にピンバイスで孔を開け、ミシン目を作っていきます。
保持しにくく、力の入れ辛い場所なので、パーツ保持に一工夫、KATOのパンタが入っていたケースに斜めに立て、使いかけの(笑)消しゴムでパーツを保持しています。
次にキセの上面にも同様にミシン目を入れていきます。
ミシン目をカッターで切り、最後に残ったキセの枕木方向の側面をニッパで切り飛ばして、撤去完了、後はヤスリがけです。
ヤスリがけの終わった屋根、4連×2編成分です。
さて、これから穴埋め、修正、塗装と続くわけですが、今回はここまで。
瞬間接着剤やらプラ板やらを購入しなければなりませんが、今月は飲み会が続いたりして生活がピンチです(笑)
お給料頂くまでしばし作業休止して、中断しているペーパークラフトコンテナの組立てでもしながら給料日を待つ事にしましょう・・・

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