昔「人形は顔が命」と言うひな人形のテレビCMがありましたが、人形ならずとも鉄道車両も顔が命、模型の世界でも先頭車両の顔の部分が上手く再現出来ていないと台無しになってしまいます。
Bトレでも以前東武の車両でありましたよね(形式忘れた!)、また、金型刷新で再登場する予定の117系もしかり・・・
今回のTX車両は、思いっきり特徴のある顔をしているのですが、見事に表現されていて
なかなか素晴らしい出来であると思います。
しかし、沿線住民としては何か物足りない・・・ハタと気が付きました。
下の画像を見て下さい。
何か物足りないと思ったら・・・
そう、矢印の部分です。
非常脱出用ドア周辺のピラーの表現が細すぎて、スカスカに見えるんですよ。
実車の写真と見比べて下さい。
これは1000系ですが・・・
ドア周りが相当太くブラックアウトされています。
さらに室内から見てみると良くわかります。
これは何とかせにゃなりませんね。
構造上致し方ないと諦めていたオデコの部分(やはりスカスカ)と併せて何とかする事にしました。
で、よせばいいのにまたしても余計なことに気づいてしまうワケです。
下の画像を見て下さい。
2000系増備車。
運転台とドアの部分のブラックアウトが1000系(2000系初期車も同様)に比べて明らかに下方向へ広くなっています。
さらにこちらも室内から見てみましょう。
実これ、夕方の上り列車は西日がモロに正面から運転台に射すため「眩しくてたまらん!」と言う乗務員さん達の意見を取り入れて増備車から取り入れられたものなんです。
このスモーク部分が外から見ると黒く見えるワケですね。
ちなみにこのスモークは引き続き初期車にも取り入れられて行くと言うことで、実際後貼りされた編成も存在します。
で、前面パーツの裏側からマスキングし、フラットブラックを吹いたのが下の画像です。
太さや高さははっきり言って適当です。
写真を見ながらそれっぽい位置にテープを貼りました。
敢えてアップでお見せできないのは、それなりの出来だから(涙)。
はみ出すは曲がるは・・・あはは、温かい目で見守ってやって下さい(笑)
でも、これでグッとお顔が引き締まりましたよ。
ついでと言っては何ですが、スカートにも手を入れてみました。
(何かイヤラシイ表現ですねぇ・・・笑)
運転台部分の高さが足りない気がするのでかさ上げしています。
1o厚のプラ板を3o×9oに切り出して、裏側から貼り付けました。
これも高さは適当です。
で、フラットブラックで塗装、連結器の胴受け周りに黒を入れて(矢印部分)完成です。
この製品のスカートパーツは穴がきつく、一度組んでしまうと取り外すのが困難なのでまだ組み立てていません(車番を貼らねばならないですしね)。
さてさて、取り敢えずお顔はこれで完成、次は屋根ですかね〜
手間がかかるぜ(涙)TX!!
つづく

1