職場一般公開までついに一週間、会場の準備は講義の終わる7日以降からしか手が付けられません(準備せにゃならんのはBトレだけじゃないしね・笑)。
せめて車両の整備をと気ばかり焦れど時間は経つし手は動かず状態でしたが、最後の最後にようやくコイツが駆け込みセーフになりました。
メトロ6000系。
登場時誰もが「あっ!!」と驚いた斬新な正面スタイルですが、なかなか良い雰囲気に再現されていますね。
先日突如発売となったメトロ6000系です。
東海地域の車両ではありませんが、何とか間に合わせて走らせたかったので・・・
地元(私の実家の方の)車と言うこともあり、以前のTX車ほどではないものの、それなりに手を入れて見ました。
6000系は更新時期などにより形態が少しづつ違うと言うことなので、今回の製品でどの編成が作れるのか?と非常に悩みましたが、
かずさんのブログ記事を参考に6131Fとすることに決め、作業を進めました。
まずは屋根です。
パンタ無し中間車にはベンチレターがモールドされています。
実車では更新で撤去されたのだそうで、ドア窓が大きく表現されているこの製品では、このままでは整合性が取れません。
ベンチレターを削り落とし、空いた穴にパテを盛って修整をしましたが、何度やってもパテが痩せてきて若干の窪みが出来てしまいました(涙)。
作業開始早々にこの状態で心が折れかけましたが、まぁ、このあたりが私の技量の限界と開き直り(自爆)、そのまま使う事に。
事前に裏側から瞬間接着剤を流し込み窪みを埋めてから削り落とした方が良かったかな・・・ちょっと急ぎすぎたかも知れません。
窪んでしまったベンチレータ撤去跡(中央の車両)。
地色を吹き直した後、ランボード、フューズボックス、クーラーキセ等を塗り分け、キセにスミ入れし、先頭車のアンテナは切り飛ばし、例の阪急用のモノに交換しました。
地色(ヘイズグレー)がちょっと実車のイメージとかけ離れてしまいましたが、もうやり直す時間も気力もありませぬ〜・・・
屋根上の形状に関しては、
ISOJINさんのブログに詳細な写真がアップされており、参考にさせて頂きました。
塗り分けた屋根(これはパンタ付車)。
さて、プロトタイプとした6131Fの場合、クーラーキセの側面両端に小さな孔で構成された通風孔があります。
キセの背が高い事もあり結構目立つこれの表現をどうするか、悩んだ末に辿り着いたのがこれ。
苦し紛れに引っ張り出してきたのはスクリーントーン。
スクリーントーンは本来はマンガやイラストなどに使用するもので、紙に貼り付けるのを前提としているため、塗装した樹脂上でどれだけ踏ん張ってくれるか不安が無いわけでもありません。
実際使った感じではマスキングテープよりかなり粘着力は劣る様です。
貼ってから綿棒の様なものでしっかり圧着させてやる必要があると思います。
今回使用したのは手持ちの中からDELETERのSSE-442と言う品番のもの、これはグデーションパターンですが、一番濃い(ドットが大きい)部分を2o×6oに切り出して使いました。
こんな感じです。
実車とはちょっと違うけど(笑)
これは案外いろんな部分で利用出来るかも知れません。
ドットパターンの他に、線で構成されたものはスリット状の通風口などで使用可能じゃないかと考えています。
スクリーントーンは今回使用したDELETER(デリーター)の他に、LETRA(レトラ)と言うブランドがわりとポピュラーで、パターンも豊富に用意されているので私は両方愛用しています(Bトレに使ったのは今回初めてですが)。
画材などを扱う大きな文具店のほか、ネットでも入手可能です。
次に側面です。
実車ではドアと窓の額縁部分と車体の質感がかなり違うようですので、この部分をTAMIYA・TS-83メタルシルバーで塗り分けてみました。
マスキングが結構大変でしたが、それなりの効果はあったんじゃないかと思っています。
ちょっとテカリ気味の気もしますが・・・
面倒臭かった額縁部分のマスキング。
またドアの戸当たりゴムにスミ入れをしてあります。
今回ドア部分がガラスパーツの方にモールドされていたおかげで、側面一体の場合に較べてスミが他所へ流れずとても楽、かつきれいにスミ入れが出来ました。
ドアへのスミ入れは楽ちんでした。
さて、組み立ててシールを貼って出来上がりです。
基本的に前面の行き先表示など以外、シールは貼らない派なんですが(笑)。
額縁塗装(あまり目立たない?)とドアへのスミ入れで、それなりに雰囲気の出た側面。
しかし、シールの充実ぶりは目を見張りますね。
今回の製品でも優先席のほか、ひと編成(10両)中それぞれ1両づつしかない女性専用車・弱冷房車のシールが用意されていました。
編成を組む人にはありがたい配慮ではないでしょうか。
反面、これは7000系と共用のためスペースが足りなかったのか「我孫子」の行き先表示がありませんでした。
一日のうち限られた時間しか存在しない「取手」を入れて、多くの列車に表示される「我孫子」を外したのはちょっとなぁ・・・と思ってしまいます。
それと、せっかく編成派に親切なシールを入れてくれるのだから、キット構成の方ももう少し考えて頂きたいですね。
今回はメトロ限定品でしたのでそれも致し方ないのかも知れませんが、485系の様に中間車2両セットなど出してくれれば費用面で大いに助かるのですが・・・。
不要となる先頭車もなくなり、資源の節約にも繋がるんじゃないかと思いますよ。

2