着想は3年前
いつでもすぐ長編成の列車が運転できる、ブログ仲間のターマックさんが設置している試運転線「空中線路」に憧れ、「私も作りたい」と思って基本的なプランを練り上げ、ベースボードが組み上がったのが2013年1月でした。
転勤と家の増築が重なって手が回らなくなり、材料が揃って実際にレールを敷き始め、通電試験、走行試験を経てベースボードにレールを固定したのは1年半後の2014年7月末でした。
そして更に1年経って、ようやく仕上げの工程です。
レールを固定してからは、何度か通電して走らせたり、新しく組み立てたBトレの撮影などに使用してきましたが、如何せんベースボード剥き出しのベニヤ平原では雰囲気が出ません。
とは言え、あくまでレイアウトではなく試運転線、そして立てかけ収納が前提なので最低限の装飾に留めたいと思います。
用意したのはこれ。
KATOのアンダーコート、アース(茶色)とグリーン。
実はこのアンダーコートはBトレを始めてすぐの頃に、一番最初のレイアウト作製にあたって今は無き柏の某模型店で購入したもの。
購入から10年以上経っており、溶剤と顔料(色の素)が完全に分離していました(汗)。
シェイクするだけで腱鞘炎になりそうでしたよ。
何とか溶剤と顔料が混ざり使えそうだったので、薄めず原液のまま使用する事にしました。
乾燥を防ぐため少量づつ塗料皿に取り、平筆で塗っていきます。
最初はやっぱアースでしょう。
「塗る」と言うよりは、敢えて筆は走らせず、油絵を描くときのように塗料をベニヤ上に乗せていく感じで。
作業場は自宅の居間の丸テーブル(笑)。
レール敷設までは平面性が欲しかったので、職場の空きスペースにテーブルを並べて作業していましたが、さすがにいつまでも置いておくわけにはいがず、自宅へ持ち帰っての作業になりました。(軽トラを出動させたぜ・笑)
レールを固定する際にベニヤ上にはみ出したボンドは、乾燥してもテカっているので、その上にも確実に乗せるように心懸けました。
取り敢えず、第1回目の塗装が完了。
この時点では、ベニヤの表面が殆ど透けて見えますね。
まる一日乾燥させて、さらにもう一度上塗ります。
写真では完全に乾燥していませんが、一度塗りの時と較べて、だいぶ良い感じになって来ました。
完全に乾燥したので、居間から自分の部屋へ移し本棚に立てかけました。
いつまでも居間を占領していると、さすがに理解のある(呆れて諦めている?)当局も目が三角になってきますからね(笑)。
ここならば誰にも文句は言わせません、って言うか、また居間を使わせてもらうためにも撤収は速やかに(笑)。
それにしても、ちょっとデカ過ぎたかなぁ〜・・・
取り敢えずこんな感じです。
これはこれで雰囲気出てるけど、やはり緑が欲しいですねぇ。
完成まではまだまだ遠い道のり・・・・
アンダーコートは、230ml入りボトルの9割で原液二度塗りが可能でした。
だいぶ良い感じで仕上がりましたが、未だ少しベニヤ下地が見えています。
ターマックさんの「空中線路」はベースがベニヤでなくスタイロフォームですが、下地塗りにリキテックスのカラージェッソを使い、その上からアンダーコートで着色しています。
また、はみ出したボンドもだいぶテカリは押さえられたものの、未だ存在を主張しています。
アンダーコートを購入した際に一緒にプラスタークロスを買ってあったはずなので、道床とベニヤの境に帯状に貼り付ける、なんてのも一つの手かも知れません。
ま、ぼちぼち仕上げて行きますか。

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