ペーパークラフトで作る30フィート級コンテナ その1
「 TOYOTA LONGPASS EXPRESS 」
毎日午前10時に職場の前を通過していくコイツを作りたい!
何号か前のRMM誌に、HOケージのコンテナの発売が少なく、仕方がないので皆自作している、と言う話が載っていましたね。
Nゲージサイズのコンテナは、HOに較べて数多くの製品がリリースされているわけですが、こと30フィート級の民有コンテナになると許諾の関係もあってか、人気のある物でも製品化されない事が多い様です。
また、製品化されている物でも、いざBトレのコキに載せようとすると車体からはみ出してしまうのはご存知の通り。
Bトレコキに製品を載せるとはみ出してしまう。
これは朗堂の31フィート級ランティック。
ところが先日とあるイベントで、BトレコキにTOYOTA LONGPASS EXPRESSのコンテナを載せてフル編成で走らせているのを見てびっくり仰天、製作者の方に尋ねて見るとペーパークラフトとの事・・・なるほど、その手があったか! と目から鱗が団体で転げ落ちた(笑)と言うわけです。
無い物は作っちまえば良いんだ!
「出さぬなら、作ってしまえ不如帰」
・・・と、言うわけで作ってみました。
出さぬので、作ってしまった不如帰(笑)
今回は職場のプログラマー、Yさんとの共同製作です。
私が撮ってきた写真をパソコンに取り込み、そのままでは前述の通りBトレコキからはみ出してしまうので縦横比を不自然にならない程度にいじり、かつ長さを詰めています。
また、撮影場所の関係で撮れる写真が片側だけなので、左右の整合性を出すために画像を切り貼り、屋根と妻面については、写真を元にYさんが新たに書き起こしています。
何度か試作を繰り返し、ようやく満足の行く物が出来たので、いよいよ量産に入ります。
ご覧の通りBトレコキにぴったり納まっています。
前後長をかなり詰めていますが、違和感無いでしょ?
紙はいろいろ試しましたが、スーパーファイン用紙の厚手(紙厚0.225mm)が私的には一番使いやすく感じました。
Yさんはもう少し薄い方が扱いやすいと感じたそうです。
これは好みの問題でしょうね。
出張から帰って取り敢えず4両分組み立ててみました。
これから時間をかけてフル編成分(20個)組み立てて行きます。
いくらでも量産可能なのがペーパークラフトの強みですね。
実車(?)と較べて若干色が淡い気がしますが、順光で写真に撮るとこんな色に写ります。
また、使用するプリンタによっても色合いは変わってくる様で、そのあたりは後日改良の余地があるかもしれません。
さて、これでTOYOTA LONGPASS EXPRESSは後は組み立てていくだけになりました。
次は絶対に版権を外に出さない某黒いネコちゃんですかね(笑)
実はペーパークラフトが趣味のYさん、まったく「鉄」ではありませんが、ノリノリで、先日私が撮った画像データをニコニコしながら持って帰りました(笑)
乞うご期待!
※今回のものは私が個人で楽しむために製作したもので、許諾を受けていないものを販売目的で製作、或いは販売する事は御法度です。
「私も作ってみよう」と思われた方は、そのあたり充分ご注意下さい。
※また、屋根上写真を提供して下さった熊壱さんに心から御礼申し上げます。

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