音楽、旅、人生観等、好きな事を好きなだけ書き連ねてまいります。 当ブログはリンクフリーです。ご自由にどうぞ。

2010/1/26

DAVID TOOP and MAX EASTLEY “NEW AND REDISCOVERED MUSICAL INSTRUMENTS”  現代音楽

DAVID TOOP and MAX EASTLEY “NEW AND REDISCOVERED MUSICAL INSTRUMENTS”というアルバムはブライアン・イーノが環境音楽に着手する前、70年代に作られた彼のレーベル”OBSCURE”の第4弾として発表された。

クリックすると元のサイズで表示します

この”OBSCURE”レーベル、内容はプログレや環境音楽というよりは、ほとんどどれも、バリバリの現代音楽といった内容である。
しかしそれらの中には、ブレイクする前のマイケル・ナイマンやペンギンカフェ・オーケストラの作品もあり、彼らの存在を世に広めただけでもその功績は大きい。
さて、本作はアナログ・レコードのA面は MAX EASTLEY、B面はDAVID TOOPによる、彼ら自身により創作されたオリジナル楽器によって演奏される、全6曲の自作曲が収められている。



これらの曲の中には初めて聴いた当時、私にとって未体験の音もかなりあり、未知の音を創り出す方法はシンセサイザーやエレクトロニクスだけではないことを、私に再認識させてくれたすばらしいアルバムである。
この作品に限らず、若いころにすばらしい芸術作品に出会えた、ということは興味の無い人間にとっては猫に小判、まさにどうでもいいことなのだが、私にとっては精神的財産、人生の収穫である。
できれば、次は私自身が作品を創作し、発表する立場になりたいものだ。
0
タグ: 現代音楽 楽器

2010/1/20

タンジェリン・ドリーム ”STRATOSFEAR”  タンジェリン・ドリーム

「私はこのアルバムでより人間的な音を追及しようと試みた。
自然の音が欲しかった。
さまざまな生の音を得るために、私は町の小さな楽器屋でハーモニカすら買ったよ。」(エドガー・フローゼ)
「”STRATOSFEAR”は特に気に入っているんだ。
今までのSFっぽい雰囲気と違って開放的な感じがするからね。」(クリス・フランケ)
このアルバムは当時、日本でもかなりヒットしたようだ。
今まで以上にメロディアスでアルバム・ジャケットもすごく美しかった。

クリックすると元のサイズで表示します

あえて短所をあげるとしたら、アルバムの収録時間が短い(約35分)ことだった。
こうした音の変化は実は、”RECOCHET”ですでに現れているように思う。
”RUBYCON”まではオルガンやシンセの持続音の中でシーケンスが鳴り続ける、もやがかかったようなサウンドだったのに対し、”RECOCHET”からは重低音の持続音が無くなったかわりに、一度に複数のシーケンスがきらびやかにからみつくように鳴り響くようになった。
またフローゼやフランケのみならず、メンバー全員がメロトロンやアナログ・シーケンサー内蔵のモーグ・シンセサイザーを演奏するようになった。
そのため、無駄の無いふっ切れたようでしかも、今までとは違った厚みのあるサウンドに仕上がったと思う。

クリックすると元のサイズで表示します

こうした演奏スタイルに”STRATOSFEAR”ではピアノ、ハーモニカ、ギター、ハープシコード等の生楽器が加わり、このころのタンジェリン・ドリームは新たな音楽の方向性を模索し始めたといえる。
また、別の角度からとらえるならば、フローゼがソロ作品”MACULA TRANSFER”で試みた成果をグループの音楽に反映させる結果にもなったとも言える。
したがって、できることなら、それぞれの作品を聴き比べるのも面白いと思う。
・・・
下の写真は76年当時発売の本作レコードに、限定で付録としてついていた横尾忠則作のタンジェリンのポスター。
私のささやかな宝物の1つである。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2010/1/11

エドガー・フローゼ”MACULA TRANSFER”  タンジェリン・ドリーム

エドガー・フローゼのソロアルバム第3作”MACULA TRANSFER”(黒点の移動の意味。1976年発表)。

クリックすると元のサイズで表示します

実はエドガーのソロアルバムの中で、この作品が最も気に入っている。

「この作品はアビイ・ロード・スタジオから買った古いAMPEXの4トラック・レコーダーで録音した。
当時、私はタンジェリンの音楽に対して違和感を感じていたので、この作品は”ただ楽しむため”に作った。
しかし、契約の問題でわずか2週間で編集し発表しなければならなかった。」(エドガー・フローゼ)
どういう契約だったのかわからないが、この作品だけ当時契約していた英国ヴァージン・レーベルではなく、独ブレイン・レーベルからのリリースだった。
そのためなかなか手に入りにくく、私は昔、名古屋市内の中古レコード店で4500円も出して本作を(もちろん中古盤)購入したのである。
そんな幻の名盤だが、皮肉にもタンジェリン系のアルバムの中では絶対、見逃せない(聴き逃せない)作品の1つである。

それにしても、エドガーのコメントは意外だ。
グループのリーダー的存在なのに、どうして当時のグループの音楽に違和感など感じたのだろう。
それは、当時のメンバー達のインタビューからわかると思う。
「私達はいつも、いかにすれば一体となって演奏できるか話し合っている。
だがその一方で私達は全く異なった個人であるし、音楽に対しても全く異なる思考がある。
だから、私達のステージではリーダーは存在しない。」(エドガー・フローゼ)
「私達はそれぞれ同じ楽器を使っても異なった演奏をする。
クリスはモーグを使って極めて電子的な音を出しているし、エドガーはメロトロンを使うことが多いが、一番クラシカルな音を出している。」(ピーター・バウマン)
「ライブではメンバーの一人がある音を出し始めると、残りの2人が彼を助けてそれをうまく進めていく。
しかし、それはソロを助けるというものではないし、その一人は他の2人より目立とうというものでもない。」(エドガー・フローゼ)

グループの音楽はあくまでメンバー3人で創ったもの。
グループの音楽によって音楽家としての成功を得たが、それは100%エドガー個人の音楽的趣味を反映させたものではない、ということなのだろうか。
エレクトロニクスの音の洪水にどっぷりつかってきたが、そろそろ生の音が恋しくなってきた時期だったのかもしれない。

そのため本作”MACULA TRANSFER”は前2作とうって変わってシンセサイザーよりメロトロンやギターの使用が多くなっている。
しかし音楽は前2作以上にエキセントリックでサイケデリックな内容だ。
今でも私は、この作品を自分でアナログレコードからCD−Rに焼き直して愛聴しているが、この名作に出会えてよかったという気持ちに今でも変わりがない。
クリックすると元のサイズで表示します
0

2010/1/11

タンジェリン・ドリーム"rubycon"&"recochet"  タンジェリン・ドリーム

クリックすると元のサイズで表示します

"rubycon"も"recochet"も彼らの代表作であるから、余分な説明は必要ないだろう。
当時の音楽評論家や熱心な一部のファンの間では、すでにこのころ、彼らが音楽的頂点に達したという意見も多い。
タンジェリン・ドリームに特に関心の無い人はどのアルバムを聴いても似たような感じだというが、私は製作順に聴けばそれぞれの作品に確実な「距離」を感じる。
特にピーター・バウマンのいた時期は。
たとえ、リズムを人力ではなく機械(シーケンサー)で打ち出していても音楽としての説得力と音楽家としての成長と充実感が聴き手に充分、伝わってくるものだ。
・・・
当時の彼らのエピソードをいくつか紹介する。
クリス・フランケが使っていたモーグ・シンセサイザーはレコード会社との契約金の前金で、しかも中古で買ったものである(それでも大変な金額だが)。
その後、ムーディー・ブルースのメンバーからもう一台、中古で買った。
「当時、ステージにモーグが2台置かれて僕はエレクトロニクスの祭壇に囲まれて、バンドはシーケンスや厚みのあるサウンドでブギーしまくっていた。
あの時の僕は最高に幸福だったな。」(クリス・フランケ)

クリックすると元のサイズで表示します

「機材に関してはどんどん充実していったが、”PHAEDRA”で稼いだ金はほとんど機材に化けてしまった。
メロトロンのテープもBBCにオーケストラをレコーディングしてもらったり、かなり特注品を購入した。」(エドガー・フローゼ)

クリックすると元のサイズで表示します
0

2010/1/7

森川正太  気になる俳優

子供のころ、といっても中学から大学にかけてよく青春ドラマを見ていた。
そのころ、一番気になっていた俳優は中村雅俊や田中健でもなく、森川正太だった。

クリックすると元のサイズで表示します

最近、TVに出ないなあと思って検索して見ると、なんと東京の広島冷麺の店のHPに彼のページが。
直筆の絵の販売コーナーもあるぞ。
まるで相田みつおや片岡鶴太郎みたいだな、こりゃ。
司会者派遣のコーナーもある。
そういえば昔から俳優業のかたわら、結婚式の司会をやってたのは知っていたが。
ちなみに、最近の披露宴では友人席に新婦の元カレが出席することが珍しくないそうだ。
式中のスピーチで元カレが新婦との過去の深い恋愛話を暴露して新郎が途中で退席してしまう、なんてこともあったそうである。

それはさておき、要は俳優だけでは食っていけないのでこうした副業にも精を出しているようだ。
この人なら、いろんなバラエティ番組に常連コメンテーターとしてやっていけそうな気もするのだが、どうして出ないのだろう。
また、あの特徴あるお顔をテレビで拝見したいものだ。
9

2010/1/5

エドガー・フローゼ"Epsiron in malaysian pale"  タンジェリン・ドリーム

クリックすると元のサイズで表示します

エドガー・フローゼの2ndソロアルバム「Epsiron in malaysian pale」
ファンの間ではこの作品が彼のソロアルバムの中で一番評価が高いのではないだろうか。

「このアルバムは75年のオセアニア・ツァーの後、録音された。そのため、クアラルンプールやマレーシア等の印象が強く反映されており、熱帯雨林のように湿った触感がある。ロンドンで山ほどのメロトロンのテープ・フレームとVCS3シンセサイザーと格闘して録音された作品だ。」(エドガー・フローゼ)

深くかかったリバーブの中で奏でられる無限旋律、メロトロンによる幽幻的なハーモニー、若干控えめだが流動的なアナログ・シーケンス。
聴き手を夢見心地にさせるようで、実は意識が覚醒していくような音楽だ。

クリックすると元のサイズで表示します
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ