音楽、旅、人生観等、好きな事を好きなだけ書き連ねてまいります。 当ブログはリンクフリーです。ご自由にどうぞ。

2012/6/18

La Monte Young"Composition 1960 #7"  ミニマル・ミュージック

ラ・モンテ・ヤング様の初期の作品でございます。
音素材は電子音の持続音のみ。
最初から最後までずっとこんな調子であります。



曲の展開が全くなく初めて聴く方の中には、ダウンロードに失敗したかパソコンの故障ではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは「立派な」曲でございます。
ヤング様は名前のとおり"Young(若い)"頃から今日まで、ずっと持続音のみで音楽を創ることにこだわってきたのでございます。
ヤング様は今まで誰もやったことのない音楽を創造し続けてきて、現代音楽の分野では若くして名声を得てきました。
自分の好きなことだけをやってなおかつ、世に認められる幸福な人生をおくってきました。
生活の基盤はどうやってたんだろうと気になって彼の半生を調べてみると、若いころからスポンサーがついていたことがわかりました。
その人達のおかげで、彼は生活費や創作活動にかかる費用を確保してこれたようです。
世の金持ちの中には、彼のスポンサーのように自分が気に入った芸術家を援助する方が少なくありません。
自分の家や車のためだけに金をかけて他人の前でエエかっこするような人間は、どこかの「文化不毛の地」と言われる県の成り上がりの金持ちぐらいのものです。
ところでヤング様は、自分がスポンサー氏に気に入られるために何か工夫をしていたのでしょうか。
真にスポンサー氏が彼の芸術活動に感銘を受けて、自ら援助を申し出たんでしょうか。
しかしこう言ってはなんですが、「ポーッ」と持続音が鳴っているだけの音楽を創る人間を養うような金持ちが果たして世の中にいるだろうか、と思いたくなるのも事実でございます。
だが別の視点から見るとこんなことも考えられます。
日本でも他の国でも芸能界には、パトロンがついている芸能人が多いものです。
彼らの中にはギャラだけでは食べていけないので、パトロンと愛人契約をしている人達が少なくありません。
このような事はなにも売り出しのアイドルや女優に限らず、芸術の世界でもよくあるのであります。
古くはストラヴィンスキーとココ・シャネルの関係のように。
この場合、勿論、スポンサーはシャネルの方でございます。
ストラヴィンスキー様には当時、妻子もいました。
しかしだからと言って、彼らを非難するのはどうかと思います。
芸術家というのは、なんだかんだと言いながら所詮、社会的には弱い立場の人間であり、生きていくためにはなりふりかまわぬことだってあるのであります。
また、「芸術とは、悪魔と契約を交わして創造してこそ芸術である。」
という言葉もあります。
世の中、綺麗事だけでは生きていけません。
時には汚れた欲望の海に首までどっぷりつかることも人生の一環であると思うのでございます。
そんなある日いつものように、
「ひょっとしたらまた、海外の有名なミュージシャンのような人と友達になれるかもしれん。」
と思ってFacebookで友達を探していたら、なんとラ・モンテ・ヤング様のページが見つかりました。
ホームページは今主流のタイムライン方式でなく、友人の数も少なく地味な感じでした。
そして彼の基本データを読んでいたら、あることに気づきました。
既婚ではあるが、恋愛対象は「男性」と書かれてあったのです。
Facebookに登録している人は私のように純粋に世界の見知らぬ人と交流をしようという人間以外に仕事用、あるいは連絡用に自分のサイトを作っている人も多いようです。
彼のページを読んだ感じでは、ひょっとしたらこれは連絡用(出会い系みたいなもの)ではないか、と思いました。
ただお年のせいか、今年に入ってからはあまり更新がされてないようです。
あるいはまた自分のパトロンになってくれるような友達がアクセスしてくるのを待っているのかもしれません。
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2011/11/5

Terry Riley rare footage, live in the 70s  ミニマル・ミュージック

YOUTUBEを見ていたら、頭がぶっ飛ぶような動画が見つかりました。
と言っても、こういう音楽に興味がある人ってそういないでしょうが、私にとってはこんな貴重な映像を公開してくれたイタリアの方に心から感謝したいのでございます。
私は、テリー・ライリーの音楽で特に好きなのが、70年代の自作自演ものであります。
彼の確かなテクニックによる即興演奏とテープ・ループによるフレーズの波に身をよせているだけで至福の時間をすごせるのです。
座って演奏するライリーの姿を見ているとまるで、アメリカ人というより仏教の修行僧のようです。
尤も、彼は当事40歳前にしては、頭髪の方も「お坊さん」のようではありますが。
彼のオルガンは純正律に調律されているそうです。
そのせいかバッハの音楽と比べるととても東洋的に聴こえます。
それに今時の下手なアンビエント・ミュージックよりも、よっぽどかハマります。
彼の自作自演作品の1つである、”Persian Surgery Dervishes”の2枚組みLPを私は今でも持っていますが、勿論、これは永久に我が家の家宝でございます。



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2011/8/6

Steve Reich-Nagoya Marimbas(ナゴヤ・マリンバ)  ミニマル・ミュージック

久しぶりのミニマル・ミュージックの紹介でございます。
ユニークなタイトルの曲ですが、ナゴヤとは勿論、私の住んでる「大都会の中の田舎」と言われる名古屋のことであります。
この曲は1994年に名古屋市の三井住友海上しらかわホール(当時の名称は、しらかわホール)のオープニングの為に委託されて作曲されたものです。
三井住友海上しらかわホールはクラシック音楽専用の中規模ホールとして名古屋市中区伏見にあります。
名古屋という所は「文化不毛の地」等と何かとバカにされがちですがその反面、「芸どころ」とも言われる不思議な街でもあります。
さて、2台のマリンバで演奏されるこの曲はスティーブ・ライヒの作品の中でもメロディアスなものだと言われております。
聴いてて気がついたのですが、この曲をもし琴で演奏したらすごく雅な感じがするんではないか、と思いました。
この心地良い音の波に身を任せていたら、自然と京都の庭園を思い浮かべていたのです。
勿論、マリンバの響きは実に素晴らしいものです。
スティーブ・ライヒは楽器の使い方が実にうまいと思いました。
そしてこの曲を聴き終わった後、なんだか抹茶と和菓子が欲しくなりました。
ただ単に、私の食い意地がはっていただけかもしれません。
でもユダヤ系アメリカ人のライヒが作った音楽を聴いてこんな気持ちになるとは、おもしろいものだと思った次第でございます。

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