6月21日のYSGA例会でプレイされたドレイクの野望のリプレイをお届けします。シーラ陣営をHA様が、ドレイク陣営をたちばなが担当しました。
セットアップ全体

セットアップ・マップ
≪1ターン≫
史実通り、ドレイク軍がミの国に宣戦布告を行なう。ドレイク軍の行動チットが連続で出たため、ゼラーナ隊が動く前にミの国に侵攻を行なう。
レッドバーの砦は予定通り圧殺するが、続くキロン城戦ではゼラーナ隊抜きにも関わらずピネガン王が奮戦し、バーンが撃墜され「H」となってしまう。それでもドレイク率いるブルベガー5隻の火力は凄まじく、キロン城を陥落することに成功する。
キロン城戦に参加できなかったゼラーナは、次ターンにボゾンを受領するためにナブロの要塞に移動した。
≪2ターン≫
2ターン開始
続いてドレイク軍はアの国に宣戦布告を行い、築城のためにキロン城跡にブルベガー1隻を残し、全軍を率いてエルフ城攻略に向かう。
一方ゼラーナ隊もナブロの要塞でボゾンSを受領し、エルフ城へと急行する。運が良ければゼラーナが到着する前にエルフ城戦に入れたのだが、さすがにそうウマくはいかずゼラーナに先着されてしまう。
重傷のバーンが復帰していない・ブルベガー2隻を分離している・キロン城戦でドラムロの多くが破損している・など不利な条件が重なったため、一撃で城塞4枚を除去することができずに次ターン持ち越しとなる。
ゼラーナ隊は、このターンエルフ城を守れたことで目的を達成したとして、無用な損害を避けるためエルフ城から離脱した。
≪3ターン≫
3ターン開始

3ターン行動開始のドレイク軍
ラースワウに派遣したブルベガーに、新たな地上人アレン・ジェリル・フェイとバストール・ビランビー×4を詰め込んでエルフ城へと増派する。しかし、ゼラーナが抜けた手負いのエルフ城などドレイク軍の敵ではなく、増援を待つまでもなく一撃で陥落させた。
一方ゼラーナは修理と戦力増強のためナブロの要塞へと向かう。
≪4ターン≫
4ターン開始
ナブロに入城したゼラーナは、船体を修理してオーラバトラーを受領する。なんと驚くべきことにこの時点でラウの国はすでにボチューンを完成させており、ショウたちもAへと成長していたのである。
ドレイク軍がドレイク城で戦力の立て直しを図っている隙に、ゼラーナ隊は大胆にもラースワウを強襲する。キャラがAに成長しておりボチューンを搭載しているゼラーナはやはり厄介で、ラースワウの城塞1枚が除去された。
≪5ターン≫
5ターン開始
このターンよりクの国とナの国が軍備を開始する。
ラースワウでは、救援に来たドレイク軍主力とゼラーナ隊で戦闘が発生し、ゼラーナが裏になる損害を受けたため、ゼラーナはラースワウから離脱してリアンの海岸の秘密工場へと逃げ込む。ゼラーナにトドメを刺すため、ドレイク軍も東進した。
≪6ターン≫
6ターン開始
いよいよウィルウィプスとスプリガンが完成したので、ドレイク軍はラウ攻略のために全軍をミの国へと移動させる。
ゼラーナ隊は、鬼のいぬ間にドレイク城を攻撃し、城塞1枚を除去する。
≪7ターン≫
7ターン開始
ドレイク軍はラウの国に宣戦布告し、ラウの国もナブロの要塞でゴラオンを完成させて、迎撃態勢を整える。しかしラウの国は、ゼラーナ増強のため、つまりはボチューン生産のために集中開発を3回も行ったために資金が逼迫しており、ゴラオンを造るのが精いっぱいで搭載するオーラバトラーについてはかなり寂しい状況となっていた。
ドレイクは、引き続きドレイク城を攻撃するゼラーナを討つべく、ショット隊を編成して南下させた。主力については、ナブロの要塞でラウの国と決戦を行う手も考えたが、ガラ空きのタータラ城を落とすほうが良いと判断した。このターンではタータラ城に届かないので、ブルベガー1隻を分派してタータラ城前に壁を作り、ゴラオンの帰還を阻止する。
ショット隊の南下に伴って、ゼラーナはラースワウ方面へと逃走するが、ギブン領の手前で捕捉に成功する。
≪8ターン≫
8ターン開始
ナの国が宣戦布告して参戦、ラウの国の危機を見て、グランガラン完成を待たずに出撃する。しかしグラン無しといってもグリムリー4隻・ボゾン20機の陣容はさすが大国ナである。シーラはドレイクの背後を突くべく、ナブロの要塞へと軍を移動させた。
ギブン領の横では、ゼラーナ隊とショット隊の戦闘が続く。ショット隊はキャラ5人とライネック・レプラカーンを用意しており万全の態勢で臨んでいたため、ショウを撃墜して「H」にする。続く行動で、ゼラーナは直ちに離脱してシーラと合流するべくナブロの要塞へと向かう。
ゴラオンは、ウィルウィプスを迂回してタータラ城に入るのは無理と判断して、タータラ城手前で決戦を仕掛ける。この戦闘でアレンが死亡するが、フォイゾンを討ち取ることに成功する。
続いてドレイク軍はタータラ城に移動して攻略戦を行う。しかし、直前の戦闘で消耗しており、またショット隊に精鋭を裂いているため決定力に欠け、城砦全部を除去することはできなかった。
続いてゴラオンもタータラへ移動して、再度決戦を挑む。しかしラウの国も、ゼラーナ隊抜きの上にもともとオーラバトラーが少なく、さらにフォイゾンがいない状態のため、ドレイク軍に損害を与えたものの、タータラ城を除去されてしまう。
戦力的にはドレイク軍の方がラウの国より上回っているため、継続戦闘すれば勝つことはできそうだったが、後ろからシーラに挟撃されてはたまらないので、泣く泣くタータラ城を後にしてカラカラ山脈まで後退する。
タータラ戦後・ドレイク軍

タータラ戦後・ラウ軍

タータラ戦時・ナ軍
≪9ターン≫
9ターン開始
ドレイク城を発進したスプリガンは、シーラに揺さぶりを掛けるためウロポロス城を目指して東進するが、ナブロの要塞から急行したシーラ軍とゼラーナ隊、それにウロポロス城から発進したグランガランに捕捉され、ガラリアを失ってしまう。
その頃、ウィルウィプスはキロン城で、ゴラオンはタータラ城で、戦力の再建を図っていた。
≪10ターン≫
10ターン開始
損害を受けたショット隊は一旦海上へと離脱するが逃げ切れず、ジェリルとキブツが死亡し、スプリガンも撃破された。
そのころクの国では、ゲアガリングを完成させて参戦の準備をしていた。
≪11ターン≫
11ターン開始
満を持してクの国が参戦。
ミの国境まで進出していたウィルウィプスに対して、北からゴラオンが、東からグランガランが迫る。
ABS3隻が会敵距離に入ったところで、ナの国のABS行動チットが出る。ゴラオンとの共同攻撃を望むシーラは、この行動チットを待機状態とする。しかし、次に出た行動チットはナの国のAS。
さらに待機状態とした場合、仮に次の行動チットがラウだとしても、ナのチットはASなのでグラン抜きとなる。また、先にドレイク軍の行動チットが出た場合は、ウィルを取り逃がしてしまうことになる。熟考の末、シーラは前の待機状態を解除して、ナのABSでの行動を選択し、単独で決戦を仕掛ける。
11ターン決戦開始時・ドレイク軍

11ターン決戦開始時・ナ軍
この戦闘で黒騎士を失ってしまうがマーベルを討ち取ったので、痛み分けといったところである。
ゴラオンとグランガランの共同攻撃を受けてはシャレにならないので、ウィルウィプスはキロン城へと後退。ゴラオンは予想通りグランと合流した。
この戦闘の脇をすり抜けたゲアガリングは、ナブロの要塞の攻略を狙うが、ゲアガリングの足が届かなかったためゲア抜きで攻撃を仕掛ける。しかし、ABS抜きでの攻撃では、要塞陥落には至らなかった。
一方ショットは、ドレイク城で隊の再建を開始した。
≪12ターン≫
12ターン開始
ウィルウィプスはシーラ連合軍の鋭鋒をかわすため、アの国境まで後退する。
シーラ連合軍はドレイク軍不在のミの国を攻め、キロン城とレッドバーの砦を陥落させた。
一方ゼラーナ隊は、大胆にも単独でドレイク城を強襲し、陥落させてしまう。
ナブロの要塞を落としたビショットは、続いてタータラ城を狙って主力軍をカラカラ山脈へと前進させた。
再建したショット隊は、ガラ空きのナの国を狙って東へと移動を開始した。
≪13ターン≫
13ターン開始
ショット隊はウロポロス城を攻めるが、ナの2軍が駐屯しており、またウロポロスの対空射撃が冴え渡ったため、城砦を1枚も除去できずに撃退されて、西へと後退した。
ビショットはゲアガリングの到着を待ってタータラ城攻めを行う予定であったが、タータラ救援にゴラオンが駆け付けたため、タータラの東2ヘックスへと移動する。エレが仕掛けてくれば迎え撃ち、また場合によっては東進してラウ東部の拠点を襲うという両睨みの作戦である。
グランガランは、クの国が築城したナブロの要塞を攻撃するが、陥落させるには至らなかった。
ゼラーナ隊は、南下してくるドレイク本隊を避けるべくラースワウ方面へ移動するが、ウィルウィプスに捕捉されそうになったため、クスタンガの丘へ進入して、乱気流のためにゼラーナを破損させてしまう。クスタンガの丘を抜けたゼラーナ隊は、ケミ城を攻撃し、城砦1枚を除去した。
≪14ターン≫
14ターン開始
ナの本隊はナブロの要塞を掃討した後で、築城する。そしてレッドバーへと移動してからグリムリー2隻にボゾンを搭載してケミ城へと移動させて、ゼラーナ隊を支援させる。
ゼラーナ隊とナの分隊の攻撃により、ケミ城は陥落寸前であったが、クスタンガの丘を迂回してドレイク本隊が到着。ゼラーナ隊とナの分隊は壊滅した。
ウロポロス城から撤退したショット隊は、シーラが移動した後のナブロの要塞を攻撃して、城砦を除去した。
ビショットはラウ東部の拠点を攻撃・支配して、城砦4枚を築城した。
ゴラオンもビショットを追って東進した。
≪15ターン≫
15ターン開始
ケミ城戦で勝利したドレイク軍は、レッドバーへと移動してグランガランを強襲する。この時グランガランはシーラ不在で、前ターンに分派したためにボゾン10枚(裏4枚)という状態であったため、グランガランは撃沈された。
15ターン決戦開始時・ドレイク軍

15ターン決戦開始時・ナ軍
ゼラーナ隊はナ北部で再建して、ゴラオンと合流してビショットを攻める。ビショットは城砦4枚を造って迎撃する。
15ターン決戦開始時・ク軍

15ターン決戦開始時・ラウ軍
ショウとニーを撃墜して軽傷にしたが、こちらはトッド・ギネスを失ってしまう。「いい夢を見させてもらったぜ」
続いてナの国は、温存していたシーラの部隊も投入してビショットを攻める。ラウ・ナの連合軍相手では所詮勝ち目は無く、敵に損害を与えはしたもののダーとニェットも討ち取られ、ターン終了時にはゲアガリング1ステップと、ガラミティの半壊ビアレス1枚を残すのみとなった。
15ターン終了時

終了時・ドレイク軍

終了時・ク軍

終了時・ラウ軍

終了時・ナ軍

終了時・ゼラーナ隊
ここで時間切れとなったため、お開きとなりました。
おそらく最終ターンではラウ東部は奪回されますが、ラウとナの主力を遠隔地に引き付けることができたので、一応ビショットの戦略としては成功したと思います。点数的にはナブロとミの国を確保できるので、ドレイク陣営がかろうじて辛勝となったと思われます。
しかし、このゲームは最後の勝敗判定云々よりも、途中経過、そして戦闘そのものを楽しむのがメインの目的だと改めて思いました。
長時間にわたりお付き合い頂きましたHA様には、心より感謝申し上げます。

0