エルパソの一軒家は本当に大きい。日本と違って土地が沢山あるからなのか、それともたまたま大きな家しか見たことがないのか、家のみならず飲食店の一店舗あたりの敷地や大学の規模の大きさにもびっくりだ。
住んでいる家が「大きい」ということは、豊かな事であり精神的にもゆったりとした優雅な気分が味わえるのだが、それなりに降り掛かってくることも「大きい」のは確かで、大きな庭やプールなどのメインテナンスの労力も日本のそれと比べると、かなり大変そうだ。
しばらくの間風の強かった日々もようやく一段落し、今日は庭掃除には最適な天気となった。Perlaはいつものように出勤。昨晩の夕食時に「あなた、そろそろお庭の掃除をしておいてもらえないかしら。」なんてStephenに言っていたので、「ぜひとも、私にも掃除をさせてください。」と志願兵を買って出た。
というのも、風が強かったためにしばらくテクリングをしていなかったので、久々に体を動かしたくてしかたがないのである。ホームステイの学生達にハウスキーピングの義務はなく、びっくり戸惑っていた二人だったが、
「Of couse, It's volunteer!」と加えておいた。
さて、金曜の深夜に衛星放送で「Child Play」が放送されているのを楽しんでしまったせいか、10時過ぎまで眠りこくっていた私も、朝食を平らげてStephenとともに掃除にとりかかった。
まずはプール。強風のせいで庭の木々の花びらや草などが水面に沢山うかんでいたので、一斉に除去。

お相手は水なので、そこそこの負荷がかかり、軽く筋トレをしているような感じだ。そして、表面の花びらたちを一斉検挙した、この気持ちよさはたまりません。内陸のエルパソで漁師気分を味わえるなんてちょっと、オトクだ。(なんていっている私の脳みそがオトクなのか!?)
つぎに、裏庭の芝刈り。

電動の芝刈り機で、ひょこひょこと伸びる雑草を刈りとっていきます。日本では鍬やショベルを使って引っこ抜いていきますが、さすがアメリカ式。庭がでかいので、文明の利器を利用してガンガンと刈りとるのです。
その後、熊手を使って葉っぱや花びらを一斉検挙。ずいぶんとすっきりしました。

平和がふたたび訪れた裏庭では、鳥さんが遊びにきてくれました。
一方、遅れてから参戦してきた息子のStephenもプールのそこに溜まったゴミを除去してくれていました。お父ちゃんのStephenはおもての芝も刈りとり、大きなポリバケツ5箱ほどの掃除となりました。
さて、一段落ついたところで、今度はカンのリサイクルへと向かいます。Doniphan通り沿いのリサイクル屋さんにアルミ缶を持参します。

アルミ缶の重さに応じて返戻金の金額が決まります。各家庭から集められたアルミ缶は大きなトラッシュへと集められます。

逆光で見えづらいと思いますが、このお兄さん爽やかでかっこ良かったです。スラムダンクみたいでした。
アルミ缶の重量が記載された伝票をもって、ショップの中へと行きます。この業者の長と思われるおじちゃんが、にこやかにレジをカチャカチャとたたきます。このレジがかなりの年代物だったので、宇多津の「新世界倉庫」を思い出しました。今日の返戻金12ドルを受け取ります。
夕暮れ時に、Sam's Clubへと買い出し。Stephenのピックアップトラックが満杯になるほどの日用品を購入。こちらでは、お買い物をまとめてする習慣があるので、買い物カートがとっても大きいのです。
20時すぎに夕食。残業でまだ帰ってきていないPerlaが、きれいになった庭をみて喜んでくれるか楽しみなStephenと私なのでした。
(今回のコーラ戦争はコカ・コーラに軍配があがったもよう。次回はペプシのリベンジなるか!?)


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