恩田 陸さんの「光の帝国」を読んだ。
10の短編からなる連作で、
「常野」から来たといわれる人々の物語で、
彼らには不思議な能力があって、
そういう人が普通の生活に混ざってひっそりと暮らしているよ。
みたいな小説(説明になってる?)。
この小説、ありえないことなのにリアルなのだ。
ぶっ飛んでるんだけど、宇宙とかエイリアンとか、はるか彼方の何かとか、
出てこない(僕は「SF」に対して偏見がある笑)。
あくまでも日常の中でぶっ飛んでいるのだ。
それが僕のようなアンチSF笑でも読める理由なのかも。
映像をきっちりと浮かばせておいてくれて、ぶっ飛ぶ。
とてもPOPだ。
お勧めだ。恩田さんは全部読みたい。
「ありえないこと」
本当はあると思う。
この中にも出てくるように、遠くの出来事を感じる力や、
これから起こることがわかる力や、うーん運命みたいなものって。。
僕にもある。
馬券を購入するとき「うわー!やっぱりそっちが来たのか!」
とひざまづく自分がほぼ毎回見える。。

ブックカバーのニャーゴ達。
68.0

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