2010/1/6 19:43
1999年サントリーチャンピオンシップ チケットコレクション

オリジナルチケットでは無いけれど想い出に残るチケット。
1999年セカンドステージ優勝しサントリーチャンピオンシップに進出した清水エスパルス。相手は同じ静岡県のライバル・ジュビロ磐田。


このチャンピオンシップを前に清水の右サイドバックだった安藤選手がジュビロ磐田に電撃移籍。静岡ダービーということだけではなく、いろいろな意味で試合前から盛り上がっていました。
第1戦は磐田・安藤選手の右からのクロスに中山選手のダイビングヘッドで先制。4分後に清水のエース澤登選手がこぼれ球を右足で決めて同点。そのまま延長戦に突入し、中山選手がPKを決めて磐田が勝利。
そして迎えた第2戦。
清水がチャンピオンになるたには「90分以内で勝つ」か「延長戦で勝ちさらにPK戦で勝つ」のみ。とにかく勝つしかない清水は試合開始直後こそ攻め入るも、第1戦からリードがあり有利な磐田が巧みに試合をコントロールし、清水は徐々に焦りがみられるようになる。そしてその隙を突かれ、34分に磐田・服部選手のミドルシュートが決まり0−1。そのキックオフ直後、セカンドステージ絶好調ながらチャンピオンシップでは磐田に完全に抑え込まれイライラが募っていたアレックス選手(現三都主アレサンドロ選手)がラフプレーで一発退場。
「終わった、もう駄目だ…」
スタンドの清水サポーターの多くはそう思ったかもしれない。
しかしそのフリーキックは生まれた。
清水エスパルスの背番号10番、澤登正朗選手の右足から放たれたフリーキックは磐田のゴールネットを華麗に揺らし同点に。悪い流れ、嫌な雰囲気を吹き飛ばすエースのスーパーフリーキックで息を吹き返した清水、流れを引き戻しなんとか追加点を奪おうとする磐田。意地と意地、プライドとプライドがぶつかり合う戦いは再び延長戦に突入。そして延長前半9分、清水・ファビーニョ選手のVゴールで第2戦を勝利。PK戦に突入です。
結果は2PK4で磐田が勝利し1999年Jリーグチャンピオンに。
悔しかった、本当に悔しかった。
チャンピオンまであと一歩だったあの夜からもう10年かぁ、早いなぁ。
