今から思えば−いや、いきなり嘘。実際にはずーっと気にしていたんだが−すごく悪いことをしたものだ。
平成20年に最初の本を書いていたとき、最後の追い込みにかかる頃、
もうだいぶ心が折れて、気力体力ともに尽きてきてウンザリしていて、メールで原稿の一部を送ったり(折も折、PCが故障して、なにか常じゃない方法でやりとりしたんだった…)、編集者さんのこまかい質問に答えたりするのがテキトーになってきていた。
都合の悪い問い合わせには答えなかったこともあった。すいません。
それでも編集者さんはキッチリとわたしの原稿をまとめて本にしてくれた。
何より問題だったのはそもそも私の書いた元原稿の量が少なかったことだ。発売日が前倒しされて〆切が近くなったのに、上で述べたようにわたしは
すでに参ってきていて、大量の文章をあらたに書き加えるのは心身ともにキツかった。
だから編集者さんはかなり工夫して加筆してくれた。
物凄い難儀をかけてしまったが、
彼のおかげで本はカタチになった。
担当者のJさん、ありがとう。
さて、原稿をアゲたわたしは歯医者通いを始めた。
執筆中ストレスで歯を喰いしばっていたら差し歯がグラグラになるやら、新たな齲蝕ができるやら、ボロボロになったからだ。
そこの先生も受付の年配の女性も、
ものに全く動じない人で、淡々とかつ異常にテキパキと、わたしの歯の面倒をみてくれた。
K先生と受付のなんとかさん、ありがとう。
結論。
その領分については安心して
黒札でまかしとけばすべてよいようにしてくれるプロフェッショナル。
それが
わたしのサンタだった。
わたしは、むしろ大人の今になって、
サンタクロースを信じるようになった。
【今週の一言】
今日だけは○○党を呪うのは控えてみました。どうでしょうか。

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