ページ画面は趣味全開、内容は相変わらず…それが蛇口クォリティw

2006/6/1  13:35

蛙の子はカエル  

我が父は義理を重んじる人間である。


彼は若い頃、東京に出て数年会社員を経験した後に、洋服メーカーになるという固い意志の下、修行に明け暮れたという。
数年後、とある洋服問屋の仕上所「丸芳仕上所」として独立する。7歳上の兄がまだ生まれたばかりの頃である。

彼の洋服メーカーになるという夢はとうとう叶わなかったが、30数年間その洋服問屋以外には決して出入りはしなかった。社長が2代目に替わった今でもそうなのだ。

彼は今でも母と1枚数十円程度でトレーナーやシャツなどのアイロンがけ、袋詰をしている。それでも私が働いてきた10年間両親は、一度も給料では私に負けたことが無い。ただただ恐れ入るのみ。

オイルショックや中国製品の台頭、バブル崩壊などの危機的状況にあっても、今尚「丸芳仕上所」の屋号は燦然と輝いている。


翻って、私はどうだろう。

私は彼のような人生は到底送れないし、そうする気も無い。私は私なりに生きていく…と、そう彼に言ったこともある。

だが、1つだけ…
たった1つだけ…

彼の、
我が父の「義理」という部分だけは受け継いでいると自負する。


私も、義理を重んじる人間である。






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